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流れに沿ってスムーズに美容室を開業しよう

美容室の内装には、オーナーをはじめとしたスタッフの「色」があらわれる場所です。目指すべきスタイルが視覚的に伝えられることもあり、どんなテイストでまとめるべきか十分に検討する必要があるでしょう。アート系やナチュラル系などのさまざまなデザインが考えられる中で、「和モダン」の魅力を紹介します。イメージする美容室の空間づくりや雰囲気の方向を確認してみましょう。

店舗内装に取り入れよう!和モダンのデザインのポイント

美容室の内装には、いくつかのスタイルが用いられています。その一つ、打ちっ放しのコンクリートの質感や空調ダクトなどを無骨に露出させたスケルトン系と呼ばれる内装デザインは、スピード感や斬新さを求める客層から支持されるでしょう。また、木や石などの天然素材を内装に取り入れ、明るい雰囲気にまとめることでフェミニンな印象も加わったナチュラル系は、柔らかな癒しの空間にまとまります。さらに、和のテイストを加えることで「和モダン」にすれば、さらに落ち着いた雰囲気と安らいだ印象になるでしょう。古民家や隠れ家的な雰囲気とも重なるので、くつろげる特別な時間と場所を演出する際に効果的です。このように、いくつもあるスタイルの中から内装を決めることで、美容室の「色」が明確になります。また、客層が定まることで好まれるサービス内容も把握しやすく、顧客を確保することが期待できるでしょう。コンセプトデザインがしっかりと打ち出せることは、経営していく美容室のスタイルを分かりやすいものにしてくれます。和モダンの持つイメージをデザインに生かすことで、リラックスできる店舗づくりが期待できるでしょう。

店舗内装に取り入れよう!和モダンのデザインのポイント

和モダンってどういうデザイン?

伝統的な和の雰囲気は、とてもゆったりとした時間の流れを印象づけます。それが、多忙な現代人にとって安らぎに変わるのでしょう。しかし、注意しなければいけないポイントもあります。来客が最初にドアを開けたときから極端に和風の落ち着きを放ってしまうと、かえって違和感を与えてしまうからです。それよりも「なんだかこの美容室は、落ち着けるな」と感じてもらえることが重要になります。そこで、明るい印象のある欧米のモダンスタイルを加えることで適度な躍動感も生まれます。和モダンの内装は、上質な時間の流れと程よい落ち着いた空間が特徴です。さらに、非日常の特別な癒しを演出できることも、和モダンのデザインが店舗や住宅などで用いられる理由でしょう。

手軽に和モダンにするためのポイント

まず、美容室の内装デザインを3つのパートに分けてみましょう。1つ目が、エントランスから受付カウンター、そして待ち合いスペースまでです。この部分は外観からのアプローチとしての役目を果たします。2つ目が美容室の中心的な場所となるカットスペースです。美容室を印象づけるポイントでもあるのでしっかりとデザインしなければいけません。3つ目はシャンプー台やバックヤードに続くスタッフルームなどの隔離スペースで、お客様にとってもスタッフにとっても、視線が気にならない大切な場所になります。このように、役割を明確にすることで、全体の調和が整った内装デザインが完成します。

和モダンのスタイルにまとめるコツは、落ち着きのある色調と和のテイストを感じさせるデザイン性や素材感を全体に表現することです。前提として大切なのは、美容室は女性客が多いということでしょう。そこで、黒や濃い茶色を多用しすぎると、全体が重い印象になってしまいます。そうならないためにも、(欧米の)モダンスタイルを程よく取り入れましょう。最初にメインカラーとして、茶系を選びます。この色は、木目調をイメージすることで和モダンらしい雰囲気を演出してくれます。サブカラーとして「きなり色」か「オフホワイト」を選びましょう。さらに、アクセントカラーとして、「朱色」「オレンジ色」「草色」などをポイントに使います。

エントランスから受付カウンター、待ち合いスペースの役割は、お客様に特別な空間と時間の流れを感じさせることです。そのためには、木製ドアを選び、エントランスに招き入れましょう。エントランスの奥には木格子がデザインされたパーティションを設置し、メインスペースまで視線が広がらないような工夫をこらします。この視線が狭められたことで、来店客の心も落ち着き、また内装の雰囲気に慣れることができるでしょう。受付カウンターも茶系を基本にしながら、場合によってはアクセントカラーを採用しても構いません。待ち合いスペースは、全体的に低めの家具を用いたり、壁に格子状のデザインを取り入れるなどして、和のテイストを印象づけます。中庭などが設置できるのであれば、天然の竹や草花、水の流れを作ることもできます。

メインスペースは、床材と天井の明度差がポイントです。和モダンスタイルなので、木材を使用したフローリングが基本でしょう。また、天井をきなり色やオフホワイトなどにすることで、程よく明るい雰囲気にします。和の壁紙を使うことでも、印象が和モダンに変わります。また、和の印象は規則正しい連続したデザインが特徴なので、柱や梁に統一感を持たせるのもポイントでしょう。外に面した窓には、一般的な布製のカーテンではなく、すだれを用いたり、もう少しモダンスタイルにしたければ茶系のタテ型ブラインドを採用してもまとまります。内装の雰囲気は、照明の設置でかなり変化するので、直接照明と間接照明をバランスよく配置しなければいけません。特に天井のライトが明るすぎると、モダンスタイルが強まります。カット台用に直接照明を配置することで店舗内全体の照明は落とし、雰囲気が白けてしまわないように調整しましょう。

シャンプー台が店舗の奥に設置してある場合、作業スペースからの視線や騒音が届かない工夫を施します。さらに、天井を見上げることが多いので、明るすぎない照明器具を選び、竹などの素材感がある傘を選びましょう。また、スタッフルームとの境界にのれんなどを使うと、アクセントになります。

手軽に和モダンにするためのポイント

和モダンのグレードを上げるには?

さらに上質な和モダンにしたいのであれば、照明器具に使われている電球が見えないように心がけましょう。そうすることで、現代らしさを排除でき、より落ち着いた印象になるからです。また、古民家をリノベーションして利用する場合、和室を待ち合い室として使うのであれば、障子そのものを取り外したり、障子紙だけを取り除いたりしても印象が和モダンにまとまります。

より印象的にするには、明度の低い色を効果的に使って全体のトーンを下げましょう。どうしてもメインターゲットを女性客にすると、明るい印象に流れてしまいます。そこで、カット台やスタッフルームの壁などにアクセントカラーを使うと効果的です。天井に草色や濃い茶色を使うと全体のトーンがかなり落とせます。その場合、壁の色は明るくしてバランスを取りましょう。

和モダンのグレードを上げるには?

さらに上質な和モダンにしたいのであれば、照明器具に使われている電球が見えないように心がけましょう。そうすることで、現代らしさを排除でき、より落ち着いた印象になるからです。また、古民家をリノベーションして利用する場合、和室を待ち合い室として使うのであれば、障子そのものを取り外したり、障子紙だけを取り除いたりしても印象が和モダンにまとまります。

より印象的にするには、明度の低い色を効果的に使って全体のトーンを下げましょう。どうしてもメインターゲットを女性客にすると、明るい印象に流れてしまいます。そこで、カット台やスタッフルームの壁などにアクセントカラーを使うと効果的です。天井に草色や濃い茶色を使うと全体のトーンがかなり落とせます。その場合、壁の色は明るくしてバランスを取りましょう。

和モダンのグレードを上げるには?

和モダンな内装の実例

店舗の内装デザインの参考になるのは、和モダンでまとめられた住宅のリビングルームです。色調だけでなく、木格子の使い方もバリエーションがあってデザインのヒントになります。竹の模様が描かれたアクセントウォールを使うと質感が向上し、全体が引き締まります。アットホームな印象になる掘りごたつダイニングですが、和モダンの安らぎにも重なるので、美容室の待ち合いスペースづくりの参考になるでしょう。

和モダンスタイルから、もう少し明るくするとナチュラル和モダンのスタイルになります。女性客を意識するとナチュラル和モダンの色づかいは参考にできます。また、小上がりがあると、特別な場所を作るのも簡単です。そこで、小上がりの和ダイニングを参考にすれば、待ち合いスペースを作るのも難しくありません。

和モダンな内装の実例

落ち着きのある和モダンで店舗を素敵に演出!

人気のある美容室づくりには、メインターゲットとなる客層を早い段階で明確にすることが重要です。そうすることで、内装デザインの方向性がはっきりとして、美容室のイメージをより視覚的に伝えられます。和モダンは和風の親しみやすさと欧米モダンの明るさが融合したデザインなので、美容室の内装にとても似合います。

より上質な印象の和モダンに仕上げるコツは、天然素材の風味を生かすことです。木格子をパーティションに使用したり、和テイストの描かれたアクセントウォールを使ったりするのもそのためです。和モダンのデザインが施された美容室の店内は普段よりもゆったりと時間が流れているようで、癒しの空間に適しています。エントランスを抜けて待ち合いスペースに腰掛けている頃には、来店客もその内装にいつの間にか癒されていることでしょう。ぜひ和モダンを取り入れることを検討してみてください。

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