カフェのインテリアについて店舗オーナーが知っておくべき13のポイント

カフェの開業を計画するとき、殆どの方がこんなスタイルのカフェにしたいと夢をお持ちの人が多いのではないだろうか。

一般的に考えられるのは、座り心地の良いイスにゆったりと配置されたテーブルで、コーヒーをのんびりと楽しみ、観葉植物や小粋なアートが飾られた店内には低音でジャズが流れている……といったものだろう。

とは言っても、カフェ経営もビジネスだ。漠然と想像した夢だけ追っかけても経営が上手くいくとは限らないのは御分かりだと思う。だから、いろいろ検討が必要で、まず真っ先に考えなければならないのが、次の4点と言える。

①立地
②ターゲット
③回転率と客単価
そして最も大切なのが
④どのようなコンセプトでカフェを運営していくのか

である。これらのことを考えることは、カフェを特徴付けるための大切な戦略なのだ。これらをまず充分に考えてからスタートしよう。さて、この4点が決まったら、次はいよいよ本題のカフェのインテリアのデザインだ。

ここでは「カフェのインテリアについて店舗オーナーが知っておくべき13のポイント」についてお話しすることにする。まずはその13ポイントの項目をご紹介。

①デザインテーマ・コンセプト
②おしゃれ感
③清潔感
④スケルトン
⑤素材感
⑥カラーデザイン・カラーコーディネイト
⑦カウンター
⑧テラス席
⑨食器と食器棚
⑩分煙
⑪トイレ
⑫小物・装飾品の活用
⑬IT環境
 

ポイントその1.デザインテーマ・コンセプト

最近はカフェ人気により店舗が増えたために、カフェの経営スタイルも多様化しており、コンセプトカフェと呼ばれるスタイルのカフェが増えて注目されてきている。

経営者の好みやトレンドを取り入れたコンセプトカフェは、流行に敏感な人達から好評なようで、高級志向のカフェスタイルも大人気。

一流ブランドの家具を使ったシックな内装のカフェや、最近の社会のトレンドを敏感に取り込んだ、ヘルシー・エコをコンセプトにしたカフェや、美とアンチエイジングメニューを提供するカフェもあったりする。

これらはカフェそのもののコンセプトだが、ショップのインテリアデザインもお店のコンセプトにそったデザインテーマ・デザインコンセプトを明確に打ち出して、できるだけ具体的なカフェスタイルをイメージし、それらを統一した形で実現させよう。

たとえ高級家具や豪華なシャンデリアや無垢の内装材などの高級素材は何もないとしても、統一されたデザインテーマ・コンセプトに沿ったインテリアデザインは、必ず貴方のカフェを魅力的に輝かせることができる。
 
 

ポイントその2.おしゃれ感

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<25.media.tumblr.com>より

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<osaka cafe contempo>より

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<アセラブログ>より

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<www.suetaka.com>より

立地の如何にかかわらず、昨今は女性の時代となっている。何処へ行っても男性の姿は影を潜め、様々な年齢層のより流行に敏感な女性たちで溢れている。だから、実質ももちろん大事なのだが、それよりもさらに一層、雰囲気が重要となっているのだ。

「可愛い」「おしゃれ」「高級感」「さわやか」「ノスタルジー」「ヨーロピアン」「ノーブル」「ヘルシー」「アロマ」「シック」といったさまざまな雰囲気の、ちょっとこじゃれた「おしゃれ感」のあるデザイン!といっても、何も大げさなものは必要なしとも言える。

たとえ大げさなものは何も無くても、ここでもデザインテーマ・コンセプトに沿った、ほんのちょっとした演出・スパイス・味付けが驚くほどの効果を発揮する。

曰く、古民家風、北欧風、ベルサイユ宮殿風、ベルバラ調、貴族調、、コスプレ調、アニメ調、デズニー調、可愛いなどなど。
 
 

ポイントその3.清潔感

女性客が増えた所為もあって、清潔感の重要性はこれまで以上にとても高くなっている。デザインも含め、全て爽やかな清潔感のあるものが好まれるのだ。今では、たとえどれほど高級であっても、この清潔感がなければNGと言える。

デザインだけでなく、実際の清潔感はさらに重要で、ちょっとした汚れ、傷なども禁物。壁、床、シート、カーペット、テーブル、椅子、ソファー、クロス、食器、飾り物など等、あらゆる所を気をつけなければ気に入っては貰えない。

内装の素材や色使いにもこの清潔感は顕著に表れる。濁った色、くすんだ色、暗い色は好まれず、明るい色やパステルカラー調が好評。
 
 

ポイントその4.スケルトン

最近は壁や天井など、昔は考えられなかったスケルトンの内装が彼方此方で目に付くようになってきた。コンクリート打ち放しの壁、仕上げを張らないダクト・配管・配線剥き出しの天井などがその例だ。

デザイン的には打ち放しコンクリート以外ではこのような仕上げ方はずっと定着して来てなかったのだが、構造材や設備・配管ダクト等の露出による機能美の表現の一種で、ハイテク建築、工業製品の精密な内部機構の動くさまを見て楽しむ趣味性の高い特殊仕様品「スケルトンデザイン」「鉄の彫刻」「工場燃え」などのデザインの定着・流行の影響だろう。

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<www.daikinaircon.com>より

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<encrypted-tbn1.gstatic.com>より

このようなスケルトンデザインのメリットとしては、天井仕上を張らないことで天井を高く見せることができ、塗装のみとして天井仕上材のコストを抑えることができることだ。

白やグレー・黒などの一色塗装で天井面の均一化を図り、目立ちにくくするのがポイントと言えよう。
 
 

ポイントその5.素材感

仕上の表現方法として、素材のテクスチャーを強調する場合と、素材感を極力抑え無機的な均質面のカラー表現とする場合の二通りの方法がある。

前者は、人は単調な均質面だと退屈で飽きてしまうことから、日本では特に塗装による表面保護を必要とする場合でも極力クリアー仕上げとし、素材の材質・テクスチャーをそのまま見せることが好まれ、あるいは広い無地面をなくしてテクスチャー的に伝統模様等を施したりする。

そしてもう一つの後者の方法は、魅力的な質感素材を使わない場合に良く利用されるが、素材本来の材質・テクスチャーをワザと消去し、面的に色の魅力を前面に打ち出す方法だ。どちらがより魅力的かはケースバイケースで、一概に決めることは難しい。
 
 

ポイントその6.カラーデザイン・カラーコーディネイト

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<stat.ameba.jp>より

日本では昔から素材の美しさを生かす伝統的手法が良く行われているが、たとえそのような場合でも全体としてのカラーデザイン・カラーコーディネイトを意識するかしないかで結果は大きく異なってくる。

カフェではその利用目的から、空間の心地よさ、空間の美しさはかなり重要となる。形やテクスチャーによらない色彩による美的表現は、抽象絵画に代表されるように、また色彩心理学でも証明されているように、その色の遣い方によって、人の心に喜びや悲しみ、不安、安らぎや心地よさが誘導される。

家具や装植物などを含めた統一されたカラーデザインは、アクセントカラーの使い方ひとつだけとっても、明らかに空間が引き締まり、まるで違ったものに感じられるものだ。美しい心地よいカラーデザインを施されたカフェは、それだけで自と人が訪れ、きっと人気の店となるだろう。
 
 

ポイントその7.カウンター

カフェの客席は、当然だがテーブル席やソファ席がメインとなっている。それは多くの来店者たちは、待ち合わせを含めて複数での来店で、楽しく談笑したり打合せしたりするためには、席はテーブル席やソファ席でなければならないからだ。

とは言っても来店者は必ず複数かというとそうとばかりは言えず、一人で利用される客も少なくない。意外と純粋にコーヒーを嗜む独り者や、考え事や読書をする人、書き物をする人なども結構いるのだ。

カウンター席でゆっくりとコーヒーを嗜みながら時間を過ごすその姿は、結構様になるが、何を隠そう、私も昔からそのような独り客の一人なのだ。そしてなぜかそういう独り客には大抵男性が多いというのはご存知だろうか。

こういう孤独の独りの時間を楽しむ客たちのために、、全てのカフェにとは言わないが、テーブル席やソファ席だけでなく、独りでゆっくりと時間を過ごせるカウンター席も不可欠なのだ。

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<www.oka-kango.com>より

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<www.aircafe-sakae.com>より

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<www.nicetown.co.jp>より
 
 

ポイントその8.テラス席

すべてのカフェで可能というわけではないが、おしゃれで雰囲気作りと売り上げプラスに有効なのが、テラス席だ。イタリアやフランスなどのヨーロッパのカフェでよく見かける、そして映画やドラマのシーンでもよく使われてる、あの席だ。

店の前や横のテラスで、せり出し式のテント屋根やスタンド式のテントの下のテーブルで、ケーキやサンドイッチとともに、ポットでサーブされたコーヒーや紅茶をこれ見よがしにたしなむ客たち。これはとっても絵になるのだ。

こうした客たちは他の客たちを呼び込む格好の宣伝媒体ともなるし、店の客席面積外のエキストラ席となるので、店からするとプラスアルファーのボーナス席と言える。

客も店もどちらも嬉しいウィンウィンの席だから、これはもう最高だろう。可能な限り、テラス席は設けたいものだ。

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ポイントその9.食器と食器棚

食器と食器棚もカフェの重要なデザインエレメントだ。食器はそのままではインテリアとは言いにくいが、食器棚は明らかにインテリアの一部を構成し、見えるように配置され、綺麗に並べられた食器類は棚と共に相まって美しく、カフェの雰囲気作りに大きく貢献する。マイカップをキープできるというサービスもありだ。

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<pds.exblog.jp>より

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<million125.blog.eonet.jp>より

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<g02.a.alicdn.com>より

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<encrypted-tbn1.gstatic.com>より

 
 

ポイントその10.分煙

パブリックスペースでの喫煙が禁止されて以来、喫煙者は肩身の狭い思いをしている昨今。非喫煙者の嫌煙権はもちろん当然の権利なのだが、喫煙者側からするとタバコとコーヒーは切っても切れない間柄である。

喫煙者の至福の憩いの一時のための分煙席は、これも又カフェには不可欠な席と言える。

そのためには分煙席のレイアウトと換気の工夫が重要となる。喫煙席は厳格に区画・隔離はせずに店の一番奥に配置し、非喫煙者の受動喫煙とならないだけでなく、目障りとならないための工夫をすると共に、排煙用換気は第三種換気とするのがポイント。

そしてまた、気をつけないといけないのがエアコンの吸気吹き出し口の位置との調整。つい見落としがちな点だ。
 
 

ポイントその11.トイレ

カフェのトイレは今や来客の多くが女性層となってきたことと相まって、これまた重要なポイント。最早トイレは単に用足しの場ではないのはご存知だろうか。

トイレは、英語ではToiletというと思われている方が多いかもしれないが、トイレはToilet も間違いではないのだが、そう呼ばれることは少なく、多くはRest Roomと呼ばれている。

これを直訳すると休憩室というわけだ。この英語の表現にあるように、つまりトイレはもはや用足しの場ではなく、憩いの場でなくてはならないのは明白だ。

充分な広さで、清潔で機能的なウォシュレットを設けた美しい個室とこれまた美しい化粧用洗面スペースで構成された休憩室であるということだ。美しい化粧室は必ず女性客を魅了する。

これを肝に銘じて欲しい。もはや「あのトイレが利用したいから、私はあそこのカフェへ行く」という顧客をどれだけ抱えているかが成功の秘訣とさえ言える時代なのだ。

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<farm1.static
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<www.emono1.jp>より

 
 

ポイントその12.小物・装飾品の活用

カフェは、夢のある憩いと交流の場だ。そのためにはリゾートなどと同様に、必要なスペース・空間と共に雰囲気作りが重要と言えよう。雰囲気作りのためにはそのための装飾品や小物の活用が欠かせない。

デザインポリシーに沿った小物類を揃えることで、極論だがたとえ特別なインテリアデザインが無くても、ある程度の雰囲気作りは可能だ。

カップやお皿、グラス、スプーンなどの食器類もそうだが、照明器具やブラケット、花瓶、ドライフラワー、時計、額、タペストリー、ポスター、絵画、イラスト、写真、人形などなどテーマやコンセプトに沿った様々な小物がそのために利用できる。

美しいインテリアデザインと調和した小物類のコラボレーションは最強の組み合わせなのだ。

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<img16.shop-pro.
jp>より

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<image.d-064.com>より

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<images.keizai.biz>より

また、カフェはギャラリーとしての利用も考えられる。これはある意味一石二鳥だ。ギャラリーの展示品は商品であると共に、そのままインテリアともなるからだ。その場合は貴方のカフェに相応しいピクチャーレールを準備しよう。

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<cdn.snsimg.carview.co.jp/>
より

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<www.life-time-support.com>
より

 
 

ポイントその13.IT環境

今や多くの人が色んなところでPCやらスマートフォンやらウェラブル端末を普通に使う時代だ。殆どのパブリック・セミパブリックスペースではIT環境の整備は欠かせない時代となってしまった。

ノマドワーカーというのも増えているので、カフェはその仕事場とさえ化してきている。彼らは低単価で長時間利用の余り美味しいお客様というわけではないのだが、利用頻度は高いので、一定の売り上げ貢献は見込める固定客と言うこともできる。

ノマド族は、カフェ全体のコンセプト、雰囲気作りとの兼ね合いが課題ではあるが、ある意味、新しいターゲットとも言えるかも知れない。何はともあれ、カフェでもIT環境の整備はもはや欠かせない時代となったのは確かだ

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<imgcc.naver.jp>より

 

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<stat.ameba.jp>より

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最後にまとめ

これらの13のポイントをしっかりと抑えておけば、まずカフェのお店としては立派なものができることは間違いなしと言える。あとはすべからくオーナーの実行力にかかっているのだ。ぜひ頑張って貰って、オーナーの成功の喜びの顔を見たいものだ。
 
 
 
 
 

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