保育園、幼稚園の内装工事費、坪単価について知っておきたい4つののポイントとは?

これから保育園の内装を行うにあたって内装工事費用は避けては通れない重要な問題だ。なぜなら工事費用は開業費用の中でも大きな割合を占めることになり、資金調達及び今後の運営においても大きな影響を与えることになる。

工事費用を抑えることができれば、経営者の負担も少なくなり、新規オープンもし易いはずだ。しかし内装は専門的分野であるため、素人にとって、相場観は把握しずらい筈だ。今回はそのようなオーナーのために保育園、幼稚園の内装工事費用を抑える方法を解説させて頂く。

保育園、幼稚園の内装工事費を実例を参考に解説してみる

保育園、幼稚園を開設する場合、テナントとして内装工事を施す場合と、建物そのものを新築して開設するという2つのパターンがある。当然ながら前者のテナントとして内装工事をする場合の方がコストを低く抑えることができる。下記にとある事例をベースに費用の相場感を把握してみる。

 

案件概要

場所 関東某所
用途 保育園
面積 47坪(約155㎡)
工事金額 1700万円
坪単価 37万円

特にデザイン的に特別なことをしているワケでもなく、グレードも高いというワケではない。保育園、幼稚園の場合は子供用の造作というものが付いてくる。このような細々としたものが積み重なってくるとコスト増の要因となり易い。

この事例は路面物件ということで、道路側全面においてサッシを設置している。ガラスは建築素材の中でも高価なものであるため、全体コスト増の要因となるだろう。

その他、今回は元々のテナントが事務所ということもあり、完全なスケルトン状態では無く、元々の仕上げ類を撤去する必要があった。その分工事費用も高くなるということだ。

保育園は建築基準法上、児童福祉施設に分類される。元々の用途は共同住宅、事務所であったため用途が変更することになる。用途変更に該当し、100㎡を超える場合は高い確率で確認申請が必要となる。確認申請が必要となると、事務手数料、申請手数料が必要になるのと同時に、審査期間がかかるため、工事開始までの期間が伸びてしまうことになるので注意したい。

内装工事の場合、通常であれば工事契約後1、2週間後には工事は開始できるのだが、確認申請が必要となると、1~2ヶ月程度は必要となる。後から必要になるとわかった場合、開園時期が大きく遅れる可能性があるということだ。

よって確認申請の有無は、事前に確認して全体スケジュールを組む必要がある。また用途変更等の内装工事における確認申請の注意点は下記記事をご参照頂きたい。

「店舗内装工事における用途変更の注意点について」

 

今回は解体や確認申請、路面ということもありコストはやや高めの結果となったが、坪単価30万〜工事は可能だろう。そのための方法を下記に記載させて頂く。

 

内装工事費用を安くする方法その1

まず1つ目の方法とし、VE(Value Engineering)によってコストを抑える方法だ。VEとはそのものの価値を下げることなく価格を下げる方法のことを言う。

例えば、見た目や性質が同じ素材でも、メーカーによって価格が異なることがあるし、また造作物など、現場で組み立てるとよりも予め工場で組み立てて搬入した方が工期が短くなり、コストが抑えられるということもある。

優良な工事会社はこのようなノウハウを保有していることが多い。実施する場合は、工事会社やデザイン事務所に予算に合わせるようにVE案を提示してもらうようにしよう。

ただ、注意すべきはVEとコストダウンは異なるという点だ。コストダウンは素材をグレードの低いものに変更する、工事面積を削るなど、価値を下げて価格を低くすることを意味する。

それではもともとの内装イメージが崩れてしまう可能性がある。よって、工事会社にはあくまでもVE案を提示してもらうようにしよう。

 

内装工事費用を安くする方法その2

内装工事は設計(デザイン)と工事に分類することができる。建築のうような大規模なものはこの設計と工事を分離することが多いが、内装の場合は設計と工事は1つの会社に依頼することが多い。

なぜなら、内装における設計料金の利率は建築と比べると高くなる傾向があるからだ。しかし設計施工を一貫して1つの会社に依頼することでこの設計料を抑えることができる。通常工事費用の10%以上が設計料となるが、それが3〜5%まで下がることになる。

また設計から施工までの流れ、設計者から工事部隊への意図伝達がスムーズにいくことが多く、工期を短くすることも可能。よって内装においては設計と工事を1社に依頼するようにしよう。

 

内装工事費用を安くする方法その3

内装工事を依頼する場合は決して1社にのみ工事を依頼してはならない。なぜなら、工事費が高止まりしてしまう可能性が高くなってしまうからだ。

知り合いに内装工事業者を紹介してもらうというケースが多いが、殆どの場合、後々後悔することになるだろう。デザイン案が気に入るもので無く、工事見積りは予算オーバー、態度もイマイチ。。といった状況でも知り合いの顔を立てるために、正面向かってお断りをするのがしづらい状況になる筈だ。

このような状況を避けるためにも工事は、最初から全くの第三者に依頼するのが良いだろう。そして必ず複数社に依頼するということだ。競争原理が働くことで、価格は適正化しより安くなる。

またデザイン案についてもより自分のイメージ合うものが見つかるだろうし、工事会社の対応も事前に見ることができる。アーキクラウドでは全国規模で多くの優良内装工事会社と提携し、デザイン案と工事見積りを複数の会社から無料で受け取ることができるサービスを実施している。

これから内装工事工事実施の際は是非ご利用頂きたい。また新築から建てる場合の工事会社、設計事務所のご紹介にも対応している。

「内装工事見積り比較/アーキクラウド」

「建築工事見積り比較/アーキクラウド」

 

最後に

今回は保育園、幼稚園の内装における費用面を中心に解説させて頂いた。工事費用を下げることは今後の運営上、重要であることは間違いないが、いくら費用を下げたとしても工事会社が損をしてしまうような状況になっては意味がない。

利益が取れない工事では工事会社の態度、対応にも影響がでてくるだろうし、トラブルが発生する確率も高くなる筈だ。やり過ぎは良くなく、お互いがWIN、WINとなれるような関係が望ましいと言える。

今回の記事を参照に是非理想の保育園、幼稚園の内装を実現して欲しい。

 

 

【記事監修】 山田 博保
店舗ビジネス&建築マーケティング/一級建築士     
建築業界での経験を活かしたWEBメディアを運営。内装工事マッチングサイト「アーキクラウド」創業者。WEBコンサル事業、コンテンツ販売事業にも携わる。Facebookお友達申請大歓迎です。その他WEB集客、自社メディア構築、ビジネスモデル構築に関するコンテンツは公式サイトより。
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