花屋を開業する人必見!必ず人気の出る花屋の内装事情

長年夢見ていた自分の花屋を持つことがやっと決まったとき、それは未来の店主の気分が一番高揚する瞬間だろう。これまで温めてきたアイデアを形にできる時がやっと来たのだから当然。

しかし、その反面、全てがはじめて取り組むことばかりで、「これでいいのだろうか?」「ほかの花屋はどうしているのか?」と迷うことも多いはず。中でも店舗作りはわからないことだらけなのが普通だ。ついつい客を呼び込める「集客力」のある外装にしようと力が入ってしまうが、洋服や雑貨と異なり、生きている「花」を扱う花屋の店舗では、神経の行き届いた内装を作り上げることこそ重要課題となる。

そこで、この記事では初めて花屋の店作りに取り組む人に、ぜひ覚えておいてほしい花屋の内装事情について取り上げてみた。

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他の業種の店舗よりも気を付けるべきポイントは?

花屋の店舗が他の業種の店舗と大きく異なる違いは?

まず、生ものである「花」は当然「鮮度」があり、仕入れた時点から短期間で品質が劣化してしまう。花の販売は「スピード」が何より重要なのだ。その点では生鮮食料品とよく似ているともいえる。そのため鮮度を保つために必要な設備である花を保管する冷凍キーパーや、水揚げのためのシンクなどがぜひとも必要になってくる。
また、水をよく使うため、水はけの良さや滑りにくい床材を使用するなどの安全上の工夫も必要になる。
そして、何より「非日常的空間」であり「夢のある空間」である花屋は、客の心を優雅で幸福感に満たせる要素を備えていなければならない。すなわち主役である花を引き立て、かつ花にふさわしいイメージの内装作りを心掛ける必要がある。
そして、見落としがちだが花屋は意外と刃物類など危険なツールが多い。うっかり客を傷つけようものなら大変な事件になってしまう。安全管理の視点からも、店内レイアウトや内装について十分考慮する必要がある。
このように、花屋の内装には、売り物である花の鮮度を保つために必要な設備を備えながら、安全に留意し、客の心を満たす美しい店内にする、これらのポイントを備えなければならない。

ずばり花屋の内装で費用をかけるべきは「スペース作り」

やはり客呼び込むための魅力的な店作りには、最も費用と時間をかけたいところ。
しかし、予算的にも店内スペースにも、余裕のないことが普通の花屋スターターにとって、最大限費用対効果を狙いたい。かつ最近のインテリアのトレンドは、様々な什器で満たされた空間よりも、白や透明をベースカラーにしたモノの少ない無機質な空間作りにシフトしている。
花屋の内装で一番費用をかけるべきはまずこのベースの空間作りにこだわることがオススメ。
什器類に費用をかけるのではなく、まずは店内レイアウトに余裕を持たせられるよう、十分作業動線に留意したレイアウトを考えたい。まずナベース部分の躯体の設計を十分に練り、そのうえで壁や天井などを漆喰にするなど、飽きが来なくてかつ花が引き立つ背景作りをするのが一番。
また、毎日の花の仕入れに始まり、水やりや温度管理など花屋の仕事は重労働。かつデリケートな生ものである花には神経も手間もかかるため、とにかく「動きやすい」「働きやすい」空間であることは、長く店を続けるためにも必要な要素だ。

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売れる花屋の内装事情1「花は生きものだから」レイアウトが重要

花の管理には設備投資はある程度必要

花屋の内装は、最低商品陳列とレジカウンターがあれば事足りる一般店舗とは異なり、生きものである「花の管理」が重要課題となる。それには花を保存する冷蔵ケース「キーパー」や、大きな作業台などの、花や経営に必要不可欠な大型什器が必要になる。そして、これらのレイアウトが店の印象を決める。
まず、花を保管する場所でもあり、ショーケースの役目も果たす花の冷蔵庫「キーパー」はぜひとも準備しておきたい。バックヤードにおいている店舗もあるが、せっかくの色とりどりの季節の新鮮な花々を客に見せない手はない。花屋の内装のディスプレイの主役ととらえて活用したい。

フレキシブルなスペース確保を可能にするレイアウト

また、短期決戦で販売する必要がある花は、「切り花以外」の商品として提供していくことも大切だ。母の日や父の日などのかき入れ時のイベントはもちろん、贈り物としてのフラワーアレンジメントを提供することは欠かせない。
このとき、店としてのベースの完成度が高く、スペースに余裕があれば、商品をディスプレイしやすく、客側も買い物しやすい。
予算の範囲内でなるべく大きなスペースを確保し、壁と床にはよい材質のものを使えば、あとは値の張る什器類はあまり必要ないといえる。

売れる花屋の内装事情2「花は美しく見せるもの」

花の見せ方で客足は変わる

なんといっても花屋の主役は「花」。「あら、きれいなお花」とちらりと見て通り過ぎさせない、実際に花を手に取り買うと決断してもらえるだけの、心をとらえられる魅力ある「見せ方」を工夫する必要がある。
そう、売れる花屋というものは花の見せ方のセンスが良く、心憎いばかり。
とにかく客足が途絶えない花屋というものは、花の見せ方、ディスプレイがうまい。店の前を通りかかる通行人の興味を引くディスプレイを工夫する、あるいは同じ種類の花をあえて大量にディスプレイするなど、やり方はいくらでもある。このような花の見せ方は、海外の花屋の写真などが大変参考になるためぜひチェックしてほしい。
また、「この花が置いてあったの!」と感激される人気のあるレアな種類の花や、季節のシンボルとなる花をいち早く取り入れるとさらに印象が強くなる。もちろん花の量は多ければ多いほど客の目を引く。

ある程度「花」の物量は必要

ただし、店内一杯に華やかな色の花をぎっしり並べてみたいのはやまやまだが、それだけの仕入れができるのは、よほどしっかりした固定客がつきコンスタントに花が売れる花屋の事がほとんどだった。そのためこれまでスペースの限られた小さな花屋というと「仏花」が主力商品になることが多かったようだ。
しかし、現在はリアル店舗以外にもオンライン販売を並行させている花屋も少なくない。日中は店内一杯にあふれさせていた花を使って、閉店後にはせっせとオンライン注文用のフラワーアレンジメント作りに精を出す花屋も少なくない。
「寂しい花屋」に客は来ないと心得て、仕入れと販売チャネル開拓を工夫して店内を花で満たすか、花の少なさを感じさせないディスプレイを心掛けることが、売れる花屋には必要不可欠だ。

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売れる花屋の内装事情3「働きやすいバックヤード作りも重要」

花屋の内装はショップスペースとバックヤードを完全に分ける

実際に花屋を経営してみると、バックヤードが使いやすい作りになっていることの大切さに気付くはず。非日常的な空気感が不可欠な花を扱うためには、店舗内から極力「生活感」「乱雑さ」を排除する必要がある。
そのような花屋に不要な空気間を持ち込まないためには、機能的なバックヤードがどうしても必要。
ショップスペースには極力「花」以外の存在を感じさせることがないようにしたい。

収納と防音に留意する

重労働の花屋経営では、体調を崩した時の対応策も決めておきたい。臨時バイトを雇ってもすぐ保管場所を覚えてもらえるように、収納はわかりやすくしておきたい。
また、興ざめなのはレジカウンターの背後からうっすら聞こえてくるテレビの音や、携帯電話の着信音。
バックヤードの完全防音は構造上難しいとしても、なるべくショップスペースから遠い位置にテレビや休憩スペースを取るようにしたい。

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目指すスタイルが違っても花屋の内装重要ポイントは共通!

ご説明したように花屋の内装というものは見た目の美しさや華やかさだけでなく、機能的かつ安全面に配慮されていることが大切だ。
とはいえ、内装は都度変化させて、客が見たいと思う世界観を表現することもまた重要なこと。そこで花屋が他の物販に比べて有利になるのが、季節ごとに移りかわり圧倒的に華やかな雰囲気を持つ「花」を扱っていることだ。
ぜひ、花屋だからこそ「花」の存在を十分に生かし、そして客足の絶えない店作りに役立ててほしい。

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【記事監修】 株式会社アーキバンク
株式会社アーキバンク
建築に関わる専門知識、経験を活かし、建築や内装に関わる「ヒト」「モノ」「サービス」を効率的かつ有効に結びつけるため、建築関連のWEBメディア事業を中心に、WEBコンサルティング事業を展開。
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第19回:店鋪・飲食店物件の立地戦略その1
第20回:店鋪・飲食店物件の立地戦略その2
第21回:店鋪・飲食店物件の立地戦略その3


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