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銀座でおしゃれなバーの最新ランキング

銀座は日本有数の繁華街として知られているが、70年代の歩行者天国が始まったあたりを最後に、その後は屈指の繁華街としての地位を新宿や原宿・渋谷、あるいは池袋に譲っている。

ただ、銀座が変わらないのは大人の街としてのステータスであり、そこでどれだけ粋に遊べるかが、この街特有の大人のマナーとして根付いている。

ここでは夜の街、銀座のおしゃれなバーをランキング形式であげてみた。はじめての方でも、できるだけ行きやすいバーをピックアップしてみたので参考にして欲しい。

NO.1 BAR 保志

銀座のバーは敷居が高いイメージがあるが、そうしたこととは無縁とも言える、気さくな接客で有名でおしゃれなバーが銀座6丁目の『BAR 保志』だ。オーナーはもちろん大変明るい方だが、共に働くバーテンダー全員も明るく元気な方ばかりだ。

おそらく、“敷居の低さ”では、銀座界隈でいちばんの店ではないか。オーナーの保志雄一氏は、2001年、インターナショナル・バーテンダーズ・コンペティション・ジャパン・カップにて総合優勝し、世界一のバーテンダーに輝いている。

栃木県宇都宮の『パイプのけむり』というお店でバーテンダーを志し、その後『LITTLE SMITH』のチーフバーテンダーを経て2000年に『BAR東京』をスタート。2004年に『BAR 保志』を開店させている。

『BAR 保志』の店内は、オーソドックスなバーらしい風情があり、独特の寛げる雰囲気を醸し出している。なお、『BAR 保志』の上階(AOKI TOWER9階)には、『まだらの紐』という女性バーテンダーのバーもオープンさせている。

こちらも『BAR 保志』同様、ホスピタリティ溢れる接客で人気がある。『BAR 保志』は、フレッシュフルーツを使ったカクテルのレパートリーが豊富で、これを目当てに通う女性の常連客も多い。

銀座でバー・デビューする場合は、この店を最初の取っ掛かりにしていけば良いのではないか。

 


住所:東京都中央区銀座6丁目3番地7 AOKI TOWER 8F
電話番号:03-3573-8887
営業時間:月~金 18:00~27:00
土・日・祝 18:00~25:00


NO.2 モーリ・バー/MORI BAR

日本を代表する名バーテンダー毛利氏のお店『MORI BAR(モーリ・バー)』。ここは先ほどの『BAR 保志』と同じく銀座6丁目にあるバーで、しかも距離も近い(オーナーの年代は離れているが…)。

また、この2つのバーはコンセプトも似ているところがある。これは、おそらく、オーナーの毛利隆雄氏の人柄・接客スタイルが、保志氏に多大な影響を与えていると勝手に想像する。

『MORI BAR』は、たとえ一見さんでも、分け隔てなく応対してもらえるので、親しみを持った関係がすぐつくれる。とくに毛利氏がカウンターに立つと、会話が不思議と盛り上がってくる。だからかも知れないが、毛利氏は女性ファンが多い(自身のお歳はそこそこ行っているが)。

銀座でありながら、気取らない感じが『MORI BAR』には滲み出ている。こういったフレンドリーな対応は保志氏も理想とするところで、修業時代からあこがれのまなざしで見ていたと思うのだ。

『MORI BAR』は、シートの足下にバーがないタイプのL字型カウンター席となっており、女性でも利用しやすい(『BAR 保志』もL字型カウンターだ)。無造作にカクテルの本が、カウンターに置かれているところも『MORI BAR』らしい。

なお、毛利氏と言うと、あまりにもマティーニが有名になりすぎている気がするのだが、じつはモヒートも相当おいしい。飲みに行かれることがあれば覚えておくと良い。

 


住所:東京都中央区銀座6丁目5番地12 アートマスターズ銀座ビル10F
電話番号:03-3573-0610
営業時間:月~金 18:30~27:00
土 18:30~23:00
日曜・祝日定休


NO.3 銀座 テンダー/TENDER

銀座のバーで飲もうと言う人なら、『TENDER(テンダー)』と言うお店を知らない人はいないと思う。『TENDER』は銀座6丁目、能楽堂ビルの5階に1997年に開店している。

オーナー・バーテンダーの上田和男氏は「ハードシェイク」との異名を持ち、とくにカクテルの世界では大変有名な方だ。通常だと、カクテルが水っぽくなるのを嫌い、なるべく氷に影響しないようにソフトにシェイクするのが一般的なやり方らしい。

いっぽうハードシェイクは、まったく逆の発想で、手首のスナップを大きく利かせてシェイクする。そして細かく砕かれた氷の粒をカクテルに浮かせる。こうすることで、カクテルの味をマイルドにするのが、所謂ハードシェイクの考え方だ。

たしかに、『TENDER』で出されるカクテルは、氷に細かな神経を行き届かせているのが分かるし、味も本当に素晴らしい。ギムレットあたりで、ハードシェイクの感触を試してみると良い。

初めて『TENDER』に来店する際は、多少緊張するかも知れない(どのバーでも緊張しない店は少ない)。ただし『TENDER』の店内はホテルのバーのように意外に明るく、シンプルな内装でまとまっている。

これは、上田氏の古巣であり、チーフバーテンダーとして経験を積んできた資生堂パーラー『バー・ロオジエ』のライトな雰囲気を、そのまま自分の店に引き継ぎたかったからのようだ。

『TENDER』の常連は著名な方も多く、若い方にはハードルが高そうなバーだが、何事も勉強のつもりでドアを開いてみると、何かしら得ることも多いはずだ。

 


住所:東京都中央区銀座6丁目5番地15 銀座能楽堂ビル 5F
電話番号:03-3571-8343
営業時間:17:00~25:00 (L.O. 24:30)
日曜・祝日定休


NO.4 スタア・バー・ギンザ/STAR BAR GINZA

『STAR BAR(スタア・バー・ギンザ)』は、銀座1丁目に所在するおしゃれな雰囲気のバー。最寄り駅は東京メトロ銀座線の銀座駅C8か、有楽町線銀座一丁目駅の3番出口を出て、三弘社ビルの地階に『STAR BAR』がある。

なぜ店を出すのに、銀座6丁目を選ばなかったのかはわからないが、オーナー・バーテンダーの岸久氏には、自分の店を開くにあたって、理想とする方向性のようなものはあったと言う。ただ、当時の岸氏にビジネス的野望は、あまりなかったのかも知れない。

それよりも、バーテンダーとしての腕や、アイラモルトのほうに興味が注がれている。おそらく、これは今も変わらないだろう。近ごろは多忙をきわめ、『STAR BAR』に立てる時間も少なくなってきている。

ただ、コンクールでの数々の受賞歴、また一般社団法人日本バーテンダー協会(N.B.A.)の会長という肩書きを知って、オーナー自身のステアを希望するお客も多く来店している。店に立てる時間をもう少し確保したいところだろう。

『STAR BAR』は、マティーニやサイドカーといったスタンダード・カクテルも、もちろん素晴らしいのだが、岸氏はモルトウイスキーにもたいへん詳しいことでも知られている(岸氏はアイラ島の特別民間親善大使でもある)。

こうした英国贔屓が高じてか、店内はダークウォールナットのスコットランドテイストにまとめられている。本当にシングルモルトが好きな人に奨めたいバーだ。

 


住所:東京都中央区銀座1丁目5番地13 三弘社ビルB1F
電話番号:03-3535-8005
営業時間:月~金・土 18:00~25:00
日・祝 17:00~24:00


NO.5 BAR オーパ 銀座/OPA

『OPA(オーパ)』は、多くの弟子たちを輩出したことで有名な、故・大槻健二氏のとてもおしゃれなバーだ。現在ももちろん、銀座店と門前仲町のお店が、奥様とスタッフと共に、大事に引き継がれている。

店内に入るとまず目が行くのが、かなりの長尺のカウンターだ。これは木場の材木店で見つけた代物で、カリンの一枚板が使われている。それを大工さんから大槻氏がカンナ掛けの指導を直々に受けて、ほとんどを自分で仕上げたと言うから驚く。

バックバーの棚まで自作した訳ではないだろうが、こちらも職人の手で造作されたもの。手作りの温もりと木の風合いが何とも言えず素晴らしいバーだ。なお、『OPA』とは、大槻氏の愛読書である開高健のアマゾン釣紀行『オーパ!』から戴いたもの。

店には開高健の写真が飾られている。大槻健二氏が残したものは多いが、大切なのは我が子のように愛情を捧げてきたこの店と、今も通い詰める多くのファン、そしてもちろん多くの弟子たちだ。

特に若手のバーテンダーの育成に大槻氏は力を入れていたようで、大槻氏亡きあとも、『OPA』には頼もしいバーテンダーが育っている。

また、ここを卒業した弟子たちが、同じ銀座で『酒仙堂』や『フォーシーズンズ 』といった繁盛店を経営していることは、大槻氏にとっても誇らしいことだろう。

銀座の『OPA』には店長の田畑さんを含め、現在4名のバーテンダーがいる。コストも銀座にしては良心的で、とても良いバーだ。行ってみることをおすすめする。

 


住所:東京都中央区銀座1丁目4番地8 銀座ビッグウエストビル5号館 B1F
電話番号:03-3535-0208
営業時間:月~金 18:00~27:00
土 17:00~23:30
日・祝定休


NO.6 リトル スミス/LITTLE SMITH

外堀通りの銀座6丁目交差点から少し入ったビルの地下2階に『LITTLE SMITH(リトル スミス)』はある。

銀座では歴史のあるバーとして知られており、そのむかし保志氏(現在『BAR 保志』のオーナー)がチーフバーテンダーを務めていたことや、耳塚氏(現在『BAR耳塚』のオーナー)が在籍した店としても有名だ。

バーは、洞窟のなかに円を描くようにカウンター席が配置されており、銀座でもなかなか斬新でおしゃれなつくりになっている。壁の窪みを利用したバックバーや、ゆったりと座れる木製の椅子などは、広々とした空間に良く馴染んでいる。

カウンターと椅子は、家具デザイナーのジョージ・ナカシマによるものらしい。開店した当時(1993年)は、まだ、このようなデザインを試みたバーが多かったのだ。

照明も明暗を生かした独特なもので、カウンター上のカクテルを浮き上がらせる効果を狙っている。非常にアーティスティックな雰囲気のバーだ。

現在は7名のバーテンダーが配置されており、お店の雰囲気とは逆に、明るく元気な接客を心がける若き優秀な弟子たちが控えている(この度チャンピオンに輝いた、松尾一磨さんと言う注目のバーテンダーもいる)。銀座支部長も務める佐藤典之氏も、さぞかし頼もしく思っていることだろう。

 


住所: 東京都中央区銀座6丁目4番地12 KNビル B2F
電話番号:03-5568-1993
営業時間:月~金 18:00~27:00
土 18:00~25:00
日・祝定休


NO.7 ワイ アンド エム バー・キスリング/Y&M Bar KISLING

『Y&M Bar KISLING(ワイ アンド エム バー・キスリング)』は、故・吉田貢氏と毛利隆雄氏、そして阿部修夫氏といった銀座の重鎮たちが、日により入れ替わり立ち替わりでカクテルをつくっているバーだ。

ただし、週末などはダブって登場するときもあった。そんな日は、吉田氏と毛利氏がつくるマティーニを同時に飲み比べることも出来たと言う(ただし、吉田氏の他界により、それは叶わぬこととなったが…)。

店内はシックで重厚感があり、ダークブラウンの壁・床と、黒のアンティーク調チェアが使われており、銀座でもおしゃれなバーだ。

『Y&M Bar KISLING』の KISLINGとは、知っての通りエコール・ド・パリで有名なポーランド人画家、モイズ・キスリングのこと。毛利氏がお気に入りの画家から名前を拝借している。

そう言えば、吉田貢氏と毛利氏とはパレスホテルで苦楽を共にしていた時代があった。そして阿部氏と言えば、ホテル・ニューオータニに長く在籍されたバーテンダーとして知られている。

この時代のバーテンダーは、ホテルが違っても交流があったようで、そうした付き合いの中で互いに切磋琢磨していた。吉田氏が亡くなってしまったことは、非常に残念なことだが、とにかく残りは毛利氏と阿部氏が引き継いでくれるはずだ。もちろん、吉田氏も天国から見守っていることだろう。

 


住所: 東京都中央区銀座7丁目5番地4 ラヴィアーレ銀座ビル 7F
電話番号:03-3573-2071
営業時間:月~金 18:00~27:00
土 18:00~23:00
日・祝定休


NO.8 フォーシーズンズ /Bar Four Seasons

『Bar Four Seasons(フォーシーズンズ)』は、オーナーの勝亦誠氏が、銀座6丁目の『Doulton 』(オーナーの石澤實氏は15年9月8日に他界。ご冥福を…)、1丁目の『OPA』で修業を積んだ後、2005年に銀座4丁目の開業したオーセンティックバーだ。勝亦氏は2014年にも、『Bar Four Seasons』の2号店とも言うべき『Bar Seven Seasons』も銀座7丁目にオープンさせている。

奥様の藤谷寛子氏とともに(奥様も『Bar Four Seasons』のバーテンダーである)、今まさに充実の時を迎えているのではないだろうか。店内は11席のカウンター席と、6名が座れるテーブル個室がある。

良く磨かれたカウンターとテーブルには、おそらくナラ系の一枚板(もしくは一度継いだ板)が使われているのだろう。決して広くはないが、落ち着いた雰囲気の趣味の良いバーだ。

『Bar Seven Seasons』は、店名にあるように季節感を大切にしている。それはフルーツカクテルのレパートリーや、モルトウイスキーの品揃えだけではなく、フード類のバリエーションにも良くあらわれている。

じつは奥様である藤谷氏の故郷が北海道ということで、生産者から直接届く季節のおいしい食材を調理し提供できるのだ。もし『Bar Seven Seasons』に来ることがあれば、カクテルやウイスキーだけではなく、フード類もぜひ一緒に頼んで欲しいと思う。

 


住所: 東京都中央区銀座4丁目3番地12 伊藤ビル4F
電話番号:03-3563-0808
営業時間:月~金 18:00~26:00
土 18:00~24:00
日・祝定休


NO.9 BAR 酒仙堂

『BAR 酒仙堂 』は、かつて『OPA』で修業時代を送った樋渡洋氏が、2001年に開業したバーだ。

『BAR 酒仙堂 』は現在、銀座でも有名なバーが多く出店している銀座6丁目を選んだわけだが、はじめは銀座という場所にプレッシャーを感じて、新宿や四谷を候補に物件を探していたと言う。

ただ、自分を育ててくれた銀座の街を諦めきれず、最終的に銀座に出店することになった。こうして、樋渡氏の朴訥な人柄と確かな技術は、銀座で人気を博することになり、『BAR 酒仙堂 』は順調に繁盛している。

店内は8席のカウンターがあるだけのコンパクトなバーだが、『BAR 酒仙堂 』は「食前食後の店」と言うコンセプトを掲げており、銀座にありながら入りやすいバーとして高い回転率を誇っている。

カウンターはサクラ材を選んだのだと思うが、この材の明るい発色のおかげで、店内も実際より広く感じられる。

もう少し店を大きく出来れば、若いバーテンダーを育てていきたいと考えているようだが、ひとりで切り盛りできるこのバーが、自分にとってはベストな大きさなのだろう。

樋渡氏はスタンダードカクテルのほかにもモルトウイスキーを推奨しており、『BAR 酒仙堂 』はウイスキーも楽しめるバーとしても知られている。銀座で食事をする前、「ウイスキーをちょっと一杯」と言う方に『BAR 酒仙堂 』をすすめたい。

 


住所: 東京都中央区銀座6-12-17 錦光ビルB1F
電話番号:03-5537-5431
営業時間:月~金 16:00~25:00
土 16:00~23:00
日・祝定休


NO.10 Bar 耳塚

『Bar 耳塚』は、『LITTLE SMITH』で16年間修業を積んだ耳塚史泰氏が、2014年にオープンさせたばかりの銀座6丁目のおしゃれなバーだ。

ただし、オープンさせたばかりとは言え、耳塚氏は師匠と仰ぐ毛利氏にバーテンダーの基本姿勢を学び、IBA世界カクテル大会のアフターディナーカクテル部門での優勝した強者。

「Tokyoインターナショナル・バーショー +ウイスキーライヴ2013」では、毛利氏と同じステージに立ち、オリジナルカクテル(たしか「シャイニング・ブルーム」だったと思う)の発表をしている。もちろん腕が確かだけでは、バーは成り立たない。

それより、落ち着いた物腰の柔らかさから来る耳塚氏の人間力も、彼の魅力ひとつと言って良いのではないか。『Bar 耳塚』は、ウォールナットを基調とした、ウォームな木の雰囲気がおしゃれなバーだ。

広さはカウンターのほかにテーブル席が一箇所あるだけだから、かつての『LITTLE SMITH』の環境と比べると手狭かも知れない。ただ、まるで洞窟の中にいるような『LITTLE SMITH』とは違って、ここはバーらしい空間が保たれている。

はじめての自分の店なら、この広さ、空間で十分だろう。氏の長いキャリアが物語るように、『Bar 耳塚』はオリジナルカクテルが豊富だ。これを順番に試せるのも『Bar 耳塚』の楽しみ方のひとつではないか。

 


住所: 東京都中央区銀座6丁目6番地19若松ビルB2F
電話番号:03-6274-6629
営業時間:月~金・土・祝前 18:00~25:00
祝 18:00~24:00
日曜日定休


最後にまとめ

『TENDER』の上田氏曰く、「日本におけるバーテンダーという職業は職人芸として確立しています」と述べている。

おそらく、銀座ほどバーテンダーという仕事を生身に感じられるところはないと思うが、それにしても「バーテンダー」=「職人芸」という発想は新鮮な響きだった。バーテンダーに限らず、あらゆる仕事に技能を高める努力は求められる。

才能に恵まれない凡人の無力さは「技術」でしかカバーできない。可能な限り、人よりうまくやれる余地が残されているなら、少しでも技能を高めてみる努力を惜しまない。「職人芸」とは、結局そうした苦労の賜物なのだろう。

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