マッサージ店の開業に必要なものとは?安心して来店してもらうには
マッサージ店の開業は難しいのではないかと考えられているかもしれません。しかし、開業方法のポイントをおさえておけば、決して難しくはありません。
こちらの記事では、適切な開業方法をまとめております。施術に必要な資格、開業する場所の決め方、開業費用をおさえるコツなどをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
マッサージ店開業は施術内容で変わる!
マッサージにはさまざまな種類があります。国家資格が必要なものは、はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師などがあります。
民間資格でよいものは、クイックマッサージ、足つぼマッサージ、リフレクソロジー、アロマテラピーなどがあります。これらは、民間資格となりますので、国ではなく資格をつくった学校や各団体を通して取得します。
国家資格と民間資格の違いは、治療行為として体に触れるかどうかなので、実はマッサージという言葉を使用できるのは、国家資格である、あん摩マッサージ指圧師を保有している人のみです。
マッサージ店を開業する人は注意しておくべき点となりますので、把握しておきましょう。
マッサージ店開業に重要なのは
マッサージ店を開業するにあたって、気をつけなければならない点を紹介します。
▼立地条件
マッサージ店の営業をするには、店舗を構えるか訪問するかのどちらかになります。訪問であれば立地は関係ありませんが、店舗を構えるのであれば重要なポイントです。この場合には物件を購入するか借りるかのどちらかになります。
おさえるべきポイントは、下記の通りとなります。
・1階の路面沿いにある
・開放感がある
・わかりやすい場所にある
お客様があなたのマッサージ店に行こうと思ってもわかりづらい場所にあって、開放感がないと入りづらいと感じるでしょう。そうならないために、資金的に可能であれば、1階の路面店で開放感のあるものを用意しましょう。
▼価格
マッサージ店舗を構える場所が決まりましたら、サービスの価格設定をおこないます。店舗の構える周辺の競合店舗にもよりますが、1時間3,000円~という価格が相場でしょう。しかし平均的な価格設定を必ずしなければならないわけではなく、価格を高くしてもお客様に来ていただけるサービスがあればよいのです。
▼ターゲット
開業前にターゲットを明確にしておかないと、商品やサービスにブレが生じますので、開業前に設定しておく必要があります。コツとしては、自分自身が何を提供できて、得意とするのかを考えます。そうすると、ターゲットの性別、年齢、独身又は既婚、年収、職業、エリアなどイメージできてくるかと思います。
開業費用は高め?!おさえるコツ
開業する費用は、場所や店舗の大きさにもよりますが、400万円以上は用意しておいたほうがよいでしょう。
立地条件は好立地であればなおよいですが、好立地で店舗を構えるとなると費用がかかってしまい経営を圧迫させてしまいます。
マッサージ店を開業するには、店舗取得費用が大きな負担になります。しかし、マンションの1室でマッサージをおこない、ネットを活用してうまく集客をして、繁盛しているところもあるようです。まずは費用があまりかからないマンションの1室から初めてみるのもよいでしょう。
また、必要な設備を購入するのではなく、レンタルしたり、内装のデザインをシンプルにして内装費をおさえることも大事になります。
マッサージ店に安心してきてもらうには
開業をしてもお客様に来店していただかなければいけません。お客様に来店いただくために、店舗情報を公開する必要があります。
マッサージ店に行く際にホームページを確認したり、googleマップを見る人も多いので、マッサージ店を開業したら、ホームページを作成して公開したり、googleマップで店舗名、電話番号、営業時間、定休日などが表示されるように設定しておくとお客様が確認しやすくなります。
また、清潔感があり、お客様がリラックスできる内装となっているかも大事です。お客様がリラックスできる内装でないと、リラックスをしに来店していただいているのにリラックスができません。
内装だけでなく、照明の明るさ、香り、音楽などでリラックスできる空間を演出するのもよいでしょう。
まとめ
マッサージ店を開業するときには、マッサージの内容によっては国家資格が必須となります。また、よく使われるマッサージという言葉は、あん摩マッサージ指圧師という国家資格を保有している人にしか使用できないものとなりますので、注意してください。
そして、店舗を構える立地の決め方は1階の路面にあるようなわかりやすく開放感のある場所がよいでしょう。ただ、このような好立地の場所ですと運営費用も高くなりやすいです。費用をおさえるために、マンション1室から開始して、ネットからの集客に力を入れてみるのも一つの方法です。
お客様がリラックスするように内装を工夫したりして、素敵なお店づくりをしましょう。