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リラクゼーションサロン開業に役立つ情報を紹介!成功の秘訣とは?

お客さんの心と体を癒す「リラクゼーションサロン」。あこがれのリラクゼーションサロンを開業することを考えている方にとって、気になるのは「マッサージ」との違いや資格、そして手続きや費用面などについてではないでしょうか。

今回は、リラクゼーションサロンを開業するにあたって、出てくるそのような不安や疑問をこのページで解消するためにさまざまな情報をまとめてみました。ぜひ参考にしてください。

そもそもリラクゼーションサロンとは

リラクゼーションサロンで開業するには、まずマッサージとの違いをよく理解する必要があります。街中でよく見かける「リラクゼーションサロン」や「マッサージ店」。一体何が違うのでしょうか?

日常生活の中で気軽に「マッサージ」という言葉を口にする場面があります。しかしリラクゼーションは癒しを目的に、マッサージは治療を目的に行うという全く異なるものなのです。

「マッサージ師」を名乗ってもいいのは、「あん摩マッサージ指圧師」という国家資格を取った人に限られています。資格を取るにはあん摩マッサージ指圧師を養成するための専門学校に3年間通う必要があるのです。

なかにはあん摩マッサージ指圧師の資格を持っている人がリラクゼーションセラピストとして働いている場合もあります。しかしその国家資格を持っていない普通のリラクゼーションセラピストは、施術に対し「マッサージ」という言葉を使ってはいけないので注意が必要です。

リラクゼーションサロンで独立開業する場合、あん摩マッサージ指圧師の資格を持っていない限り「マッサージ」という言葉を表記したり、お店の宣伝で使ったりしないように気をつけましょう。

シャンプーとスポンジ

リラクゼーションサロン開業に必要な資格と手続き

マッサージ師を名乗るには、「あん摩マッサージ指圧師」の資格が必要なことは上で述べました。一方でリラクゼーションサロンを開業しセラピストとして働く場合に必要な資格は特にありません。

しかし開業するにあたって開業届を出す必要があります。この「開業届」はリラクゼーションサロンに限らず個人事業主として開業1ヶ月以内に税務署に提出しなければならない書類です。開業後の忙しさで、うっかり提出するのを忘れてしまうのを防ぐためにも、なるべく早めに出すのがおすすめです。

開業届は事業を運営する(お店を出す)所在地を管轄している税務署に提出します。開業届は税務署にいけば貰うことができます。直接税務署に行って用紙をもらって書いてもいいですし、必要事項を入力するだけで開業届が作成できるソフトを使って家で書くということもできるので自分に合った方法を選びましょう。

氏名などの基本事項のほかに、「屋号」や「事業の概要」などについて記入する必要があります。税務署に行って書かれる方は、事前にこのあたりの項目について考えてから行きましょう。よりスムーズに手続きをすませることができます。さくさく記入すれば数分で書き終わるうえ、その場でハンコを押してもらえば、個人事業主として認められたことになります。

「開業の手続き」というとなんだか堅苦しそうに聞こえますが、思ったより簡単な手続きなのでリラックスして手続きをしましょう。

リラクゼーションサロン開業にかかる費用と内訳

リラクゼーションサロンの営業形態には大きくわけて3つあります。

①テナントを借りる
②自宅をサロンにする
③レンタルサロンを利用する

①テナントを借りる
賃貸物件をリラクゼーションサロンとして使ううえで一番大事なのは「住居として賃貸契約をしない」ということです。これを守らないと契約違反となってしまうので要注意です。

後述しますが、自宅サロンとしてリラクゼーションサロンを開業する場合にもこの点については十分注意しましょう。

店舗向けの賃貸物件を借りて開業する場合には物件取得費や設備などが大きくかかります。また当面の運転資金も必要です。立地や建物の広さにもよりますが、300~500万円程度が目安となるでしょう。

②自宅サロンにする
自宅をリラクゼーションサロンとして開業する場合にはまず店舗として利用することができる物件なのかをよく確かめましょう。

また店舗用のスペースだけでなく、プライベートの空間を確保することも大切です。リラックスするために来ているお客様のために、アットホーム感だけでなく非日常感を演出することも忘れないようにしましょう。もちろん、サロンのオーナーであるあなたのプライバシーを守ることで、精神的に安定して経営に専念できるというのも大切です。

自宅サロンを開業する場合は、お店とプライベートのメリハリをつけるために物件を改装する必要があります。物件改装費の目安は約50万円です。また施術用ベッドが大体1台2万円かかり、そのほかにもセラピスト用の椅子やアロマオイルを置くワゴンなどの設備費が約10万円かかります。

自宅サロンは家賃負担が少ないため、当面の運転資金はテナントで開業するよりは低コストで抑えることができそうです。これらの金額を合計すると、自宅でリラクゼーションサロンを開業するのに必要な金額は100~200万円程度になります。

③レンタルサロンを利用する
レンタルサロンは自宅サロンやテナントを借りて開業するサロンとは異なります。メリットは固定費があまりかからにことでしょう。予約があるときだけ料金を支払ったり、複数のレンタルサロンを使いまわしたりすることで、お客様の居住地域に合わせて営業できるなど、自由なスタイルが魅力になります。

物件改装費や設備費などがかからず、運転資金も少なく抑えられます。一方、レンタル用品に限りがあったり、セラピストであるあなた自身が落ち着いて施術をできなかったりなどのデメリットもあるでしょう。これらの点についてよく検討し、納得することができれば数十万円ほどの低予算で開業することが可能です。

また、リラクゼーションサロンを開業するうえで最も大事なのが「内装」です。いくら施術内容や価格がよくても、お客様が安心して心ゆくまで施術を受けることができないような雰囲気の店舗であれば安定した集客は難しくなってしまいます。賃貸の店舗物件や自宅をリラクゼーションサロンにする場合はもちろん、レンタルサロンであっても常にお客様目線で居心地のよい店舗を作ることを忘れないようにしましょう。

リラクゼーションサロンの内装

開業の心強い味方!補助金・助成金制度について

リラクゼーションサロンを開業するにあたって、不安が残る費用面をサポートしてくれるのが「助成金」や「補助金」などの制度です。お住まいの地域にどのような助成金や補助金の制度があるのか調べてみましょう。

また銀行の融資を受けるということも考えられますが、残念ながら過去の実績や綿密な事業計画がないと、なかなか審査に通りにくいというのが現状です。このような場合、日本政策金融公庫の借り入れ制度である「中小企業経営力強化資金」という制度を使うことで、低い金利で融資を受けることができる可能性があります。実際に話を聞きに行ったり、調べたりしてみるなどしてみましょう。

独自のコンセプトを考えよう

リラクゼーションサロンを開業するにあたって、お店のコンセプトについてもよく考えることが大切です。お店のコンセプトというのは、お店がお客さんに伝えたい大切なメッセージです。コンセプトがぶれてしまうと、お客さんはお店の雰囲気をうまく読み取れず、なんとなく居心地の悪さを覚えるため集客が難しくなってしまいます。また、ほかのお店との差別化を図るためにできるだけ独自のコンセプトを考えるのがよさそうです。

上に述べたように、とくに融資を受けることを考えている場合は、お店のコンセプトや事業計画をかなり詳しく考える必要があります。融資を受ける予定がない場合も大切な自分のお店とお客様をつなぐためにしっかりとコンセプトを固めましょう。

まとめ

リラクゼーションサロンを開業するにあたって、大切なのは治療目的の「マッサージ」との違いを明確に理解することです。治療目的の「あん摩マッサージ指圧師」の資格をもっていない場合、マッサージ師と名乗ることはできないので注意してください。

開業するにあたって必要な資金に関して詳しく調べてみることで、店舗運営の心強い味方となってくれる補助金や助成金が見つかるかもしれません。

また開業する店舗についても、さまざまなメリットやデメリットを考えてください。あなたにあったスタイルとコンセプトを持つリラクゼーションサロンを作り上げましょう。

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