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クリニック、医院の内装工事費と坪単価、新規開業医が把握すべき相場感について

これから新たにクリニック、医院を開業しようとするあなたにとって、内装工事費は開業で必要となる資金の中でも大きな割合を占める重要な項目だ。

内装工事費が把握できなければ全体の開業資金も定まらず、資金計画や、資金調達の具体的な行動をすることができない。しかし、今まで勤務医として医療に従事してきたあなたにとって、内装工事と言われてもイメージがつかないのが正直なところだろう。

今回は実際の見積書を基にクリニック、医院の内装工事費について分かり易く解説していく。

 

内装工事について新規開業医が把握すべきこととは?

内装工事は専門性の高い分野であるため、経営者であるあなたが全てを理解する必要は無い。しかし発注者として、大きなお金を出す以上、最低限のことは把握しておいて欲しい。

まず、あなたがやるべきことは、内装工事業者から提出された見積書を理解することだ。見積書に記載された工事項目がどの様な工事であるかイメージし、その工事がどの程度の価格なのかを把握できるようにしたい。

相場感を掴むことができれば、業者からの価格が高いのか、安いのかあなた自身で判断することができる。業者の言いなりにならなくて済むということだ。

 

クリニック、医院の内装工事費見積書をみてみる。

それでは実際にクリニック、医院(面積:30坪)の内装工事見積書を見てみよう。一般的には坪単価40万円以上が相場となる。下記は各工事項目の価格と合計金額が記載された見積書の表紙となる。

それぞれの工事項目がどの様なものか理解できるだろうか?おそらく理解できる部分と理解できない部分があるだろう。下記に理解が難しいと思われる工事項目をピックアップして、詳しく説明していく。

クリニック医院の内装工事見積書
<内装工事見積書>

 

軽量鉄骨、ボード工事

間仕切り壁や天井を設置する工事のことを言う。軽量鉄骨とは、LGSやスタッドとも言われるもので、壁材を支える骨組みのことを言う。表面上は見えないが、内装に用いられる壁の殆どにこのLGSが設置されている。

ボードとは石膏ボードのことで、内装壁の主要な材料だ。安価で丈夫なため、多用される。通常は下地用と仕上げ用に9.5mmのものを二重に使うことが多い。しかし、防火区画部分については1時間以上の耐火性能が必要となるため12.5mmを二重にして使うことになる。

材料を含めた工事単価は、6,000円/㎡以上は必要となるだろう。

 

内装仕上げ工事

内装仕上げ工事とは、壁、床、天井の最終的な仕上げの工事となる。上記の軽量鉄骨、ボード工事はあくまでも下地の工事であって、仕上げ工事がなければ見るに耐えないものとなってしまう。

クリニックの場合は壁はビニルクロス、天井はビニルクロスか塗装、床はビニルタイルかタイルカーペットとなることが多い。

価格はグレードによって様々だが、エントランス、診察室、スタッフルームなどスペースによって仕上げ材を使い分けることで、バランスの良いコストが可能となる。内装の仕上げ全体としてみれば3,000円/㎡程度の価格となるだろう。

 

ガラス・パーティション工事

ガラスパーティション工事とは、上記と同じく間仕切り壁を設置する工事のことだが、部屋として、しっかりと区切るというよりかは、目線を隠す程度の緩やかに区切る場合に用いる。

基本的には工場で作成したものを現場で取り付ける工事となるが、ガラスは建築材料の中でも価格が高い素材となる。最低でも50,000円/㎡はみておきたい。逆に言えばガラスを減らせば工事価格を安くすることができる。

 

造作工事

造作工事とは、棚やカウンターや家具類の工事のことを言う。工場で作成したものをそのまま設置する家具工事と、職人が現場で作成し設置する大工工事の2種類ある。

価格としては前者の方が搬送費などの余分な費用がつくが、精度や工期の面でのメリットは大きい。クリニックの場合は、受付カウンターや棚などが多いので、意外と費用がかさんでしまうことが多い。

 

電気設備工事

医療機関は電気設備が多いのでそれに伴い電気工事費は高くなる傾向にある。電気設備工事は表面上見えないので理解がしにくい部分があるかもしれない。

ただ、照明工事については理解しやすいだろう。天井に設置される照明は全て電気工事になる。最近ではLEDの価格も安くなってきたのでクリニックで導入される事例も増えている。

また、チャイムやスピーカーなども電気工事費に含まれる。電気工事は必ず必要となる項目なので、費用を抑えるのはなかなか難しい。敢えて言うなら照明のグレードを落とせば多少費用を下げることはできる。

 

クリニック、医院の内装工事費を安くする方法とは?

内装工事費を安くする方法は簡単だ。例えば上記の工事項目の工事量を減らしたり、素材のグレードを下げればいくらでも下げることはできるだろう。

しかし、それではあなたのイメージする理想のクリニック、医院は実現しないだろう。単なるコストダウンでは意味が無いのだ。

重要なことは、今までの価値を維持しながら如何にコストを適正化できるかという点だ。この様な視点で内装工事費を安くする方法を紹介する。

 

居抜き物件を探す

居抜き物件とは、前テナントの内装や設備がそのまま使える物件のことを言う。居抜きと言うと飲食系のイメージが強いが、医療系でも多くの物件が存在する。

当然のことながら内装工事量が減るので工事費は安くなるのだが、譲渡料には注意して頂きたい。譲渡料とは、残置物を譲り受ける時に支払う料金のことだが、残置物この費用に見合うものでなければならない。

使用後、数週間で使い物にならなくなる設備など、取り替え等が必要になり、逆に余分な費用がかかってしまうこともある。この様な判断は専門家にお願いした方が賢明なので、内装工事業者に同行してもらい物件選びをするのが良いだろう。尚居抜き物件の詳細については下記記事を参照頂きたい。

「居抜き物選びの3つのコツとポイントについて」

 

設計施工で発注する

内装工事の発注方式は2週類ある。1つは設計と施工を設計会社と施工会社分離する方法、もう一つは設計と施工を内装工事会社に一括で発注する方法だ。

建築工事の様な規模の大きな物件の場合は、前者のメリットはあるが、内装工事の様な規模の小さい工事の場合、設計料やデザイン料の割合が高くなるため、メリットはほとんど無い。

内装工事会社に最先端のデザインができるのか?と思われるかもしれないが、社内にデザイナーを抱えているところは多く、アーキクラウドで提携している会社でも、その殆どに社内でデザイナーがいる。

また、設計から施工までの流れが社内でスムーズに進むので発注から完成までの期間が短くなるというメリットも大きい。

 

複数の業者で見積もり比較する

複数の内装工事業者に見積りを取ることで工事価格は確実に安くなる。競争原理を働かせることで、業者は最低限の利益を乗せた見積りを作成してくれる。

たった1社でも見積りは「内装工事価格を自由に決めてもいいですよ」と公言してるも同然だ。

国や地方自治体、大企業の建築工事のほとんどが入札により決定されるのも見積り比較をすることが、工事費を安くするのための最も有効な手段であることに他ならない。

下記にアーキクラウドでも見積り比較の事例を紹介する。面積33坪で通常であれば坪単価40〜50万円程度の工事であったが、3社の見積り比較をすることで、工事価格は坪単価20万円台まで下げることができた。

クリニック医院の内装公示見積り比較
<A社:坪単価29万円>
クリニック医院の内装工事見積り比較
<B社:坪単価38万円>
クリニック医院の内装工事見積り比較
<C社:坪単価:50万円>

アーキクラウドでは、複数の優良内装業者への見積比較の無料サービスを実施している。内装工事をできるだけ安く実施したいのであれば是非活用して頂きたい。

「内装工事見積り比較サービス/アーキクラウド」

 

最後に

クリニック、医院の内装工事費は全くの素人には理解しにくい部分があるだろう。しかし、上述した内容をしっかりと理解して頂ければ内装工事業者とも対等に話しができる様になるはずだ。知っているか知らないかの差は大きい。また、今回は工事費についての記事であったが、同様にプランニングやデザインについても重要だ。どの様なプランニングが患者さんや従業員にとって快適で、どの様なデザインが好まれるのか?内装次第では集客にも大きく影響してくるだろう。この辺りについては別途記事を作成するのでそちらを参照頂きたい。

 

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