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実はここがポイント!デイサービスの内装作りでこだわるところとは?

日本は現在、約27%が65歳以上と言われており、実に4人に1人が65歳以上高齢者という高齢化社会を迎えている。

高齢化は今後さらに進み、2035年には65歳以上の割合が3割を超え、3人に1人が高齢者という超高齢化社会を迎えると予想されている。

そんな中、当然ながら増加しているのが高齢者向けサービスだ。
特に、3人に1人がデイサービスを利用しているとのデータもあり、今後デイサービス競争が激化する事が予想されている。

今回の記事では、今後さらに競争が激化して行くであろうデイサービスにおいて、利用者から選ばれる施設を作るためのポイントを紹介していく。

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増え続けるデイサービス施設

最初にデイサービス事業を取り巻く現状について見ていきたいと思う。

高齢者向けサービスが増加している事についてはすでにご存知の事だろう。
実は様々ある高齢者向けサービスの中で最も事業所数の増加が著しいのがデイサービスなのだ。
実際に訪問介護事業者が過去5年間で5000件程度増加したのに対して、デイサービスは3倍の15000件以上増加している。

様々な高齢者向けサービスがある中で、デイサービスの件数が著しく増加している背景には、小規模でも開業ができ開業資金が安い事、2016年の法改正で地域密着型サービスに区分が変更された事から顧客獲得の難易度が低くなった事、高齢者の3人に1人がデイサービスを利用しておりマーケットが大きいなどが主な要因として考えられる。

しかし、参入が容易であり今後成長して行く分野であるという事はそれだけ競争は激しいという事でもある。
これもよく知られた話だがデイサービスは介護業界の中で廃業率、休業率が最も高い分野なのだ。

つまり、これまでのように簡単なレクリエーションやリハビリ設備を設置するだけというありきたりなサービスでは今後は集客する事が難しくなるため、いかにして特色あるデイサービス施設を作り高齢者から選ばれるサービスを実現するかという事が重要になるという事だろう。

選ばれるデイサービスを作るなら、利用者だけではなく…

では、選ばれるデイサービスとはどのようなデイサービスなのだろうか。

その鍵を握るのは実は利用者本人ではなく、家族にあると言っても過言ではない。

デイサービスを利用する高齢者には2つのタイプがいる。
一つは自身が進んでデイサービスに行きたいという意欲のある高齢者だ。そして、もう一つは自分自身はそこまで興味がないが、家族に進められて行くというタイプだ。

どちらのタイプにせよ、最終的にどのデイサービスを利用するかを決めるのは利用者本人ではなく家族の意向によって決められる。

この事から考えると、選ばれるデイサービスとはまず、家族から選ばれる施設である事が重要というわけだ。

しかし、ここで勘違いしてはいけないのが家族だけを見ていても意味がないという事だ。
いくら、家族に選ばれるデイサービスを作ったとしても、実際に通い出して数回で利用者が行きたくないと言い出しては元も子もない。

重要な事は、デイサービスの利用者はもちろんの事、家族からも選ばれるデイサービス作りを行って行く必要があるという事だ。

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選ばれるデイサービスの特徴

 

選ばれるデイサービス

では続いて利用者にも、家族にも選ばれるデイサービスの特徴を紹介していこう。

ポイントとなるのは
● 透明性がある事
● コンセプトが明確である事
● コンセプトに即した合理的な内装デザインになっている事
の3点である。

透明性がある事
まずは、透明性がある事についてだ。

介護施設は様々な方が集まる場所だ。
性別はもちろんの事、認知症対応型のデイサービスであれば認知症の方もいれば、身体的に不自由のある方もいる。

家族からしても利用者からしてもできるだけ安心感の持てるデイサービスを選ぶというのは当然の事ではないだろうか。

具体的に透明性と言っても様々なものがあるが、もちろんサービス自体の透明性も重要だろう。
ただそれだけではなく、物理的に見通しが良かったり、外からでもある程度中が見えやすいと言った透明性も必要になる。

コンセプトが明確である事

続いて明確なコンセプトの有無についてだ。

コンセプトとは、どんな方にどんな目的で利用していただきたいのかというようなデイサービス自体のコンセプトである。

多くのデイサービス事業者は「地域の高齢者に利用してもらいたい」と言ったかなり漠然としたコンセプトになっている事が多く、これでは本当に満足していただけるデイサービスを作る事は不可能だ。

では理想的なコンセプトとはどのようなものだろうか。

例えば「世帯年収は〇〇円で、利用者の性格は〇〇なタイプ、そして、デイサービスでは〇〇のようなサービスを求めており、週に◯回程度の利用を考えている、そして・・・」
このようなものだ。

例えば、世帯年収が500万円程度の家庭と、世帯年収が15000万円の家庭ではデイサービスに求めるものは必ず違うはずだ。
また、サービス内容は普通でも通所回数を増やしたいという方もいれば、通所回数は少なくても充実したサービスを受けたいという方もいるだろう。

このようにどのような方に、どんな目的で、いつ、どれくらい利用していただきたいのかを明確にし、コンセプトは作らなければいけない。

選ばれるデイサービスというのはコンセプトがしっかりしている。
しかし、誰でもいいから来てくださいというように明確なコンセプトがない場合、言い換えれば誰も満足しないという事になってしまうのだ。

コンセプトに即した合理的な内装デザインになっている事

最後のポイントは、先ほど紹介したコンセプトが合理的に内装デザインに反映されているかどうかという点だ。

例えば、質が高いサービスをコンセプトにしているデイサービスがただの白壁にパイプ椅子というのでは利用者の満足度を高める事はできず、事前に見学に来たご家族も、安心して入所を決める事はできないはずだ。

また、安心して通所できるデイサービスをコンセプトにしている施設が窓もなくジメッとした雰囲気だった時、これも選ばれるデイサービスになる事はないだろう。

つまり、明確なコンセプトを描いたあとは、それが具体的に形になっている内装デザインが必要になるのだ。

選ばれるデイサービスになるためには上記の3点が基本であり、これらを満たしている必要があるという事がお判りいただけたのではないだろうか。

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選ばれるデイサービスを作るには内装業者選びが重要

ここまでで、選ばれるデイサービスを作るためのポイントについて解説して来た。
これらのポイントを抑え、デイサービス作りを行えば競合ひしめくデイサービス業界においても選ばれるデイサービスになる可能性は高くなるだろう。

では、具体的に選ばれるデイサービスを作るためには何が最も重要なのだろうか。
それは信頼のおける内装業者選びと言っても過言ではない。

先ほどのポイントのうち、コンセプトや透明性のある経営を考えて行く事は経営者の方々が決めて行く事だ。
しかし、どのような内装デザインにすれば物理的な透明性が実現できるのか、コンセプトに即した内装デザインをどのように作って行くかはさすがに経営者だけで実現できるものではない。

したがって、デイサービスに関するノウハウを持ち、さらに経営者の方々の思いを汲み取って形にしてくれる内装業者選びが重要になるというわけだ。

良い内装業者の選び方

内装工事中

では、具体的にどのようにすれば良い内装業者を選ぶ事ができるのだろうか。

そもそも、良い業者の一つの条件として、実績が豊富という点があげられる。
もちろん、実績ならなんでも良いというわけではなくデイサービスなど介護施設の施工実績が重要だ。

住宅の内装に求められるノウハウ、飲食店に関するノウハウ、介護施設に関するノウハウというのが全く別のものであるという事は言わずもがなではあるが、実際に内装業者を選ぶ方の多くはこの点について無視して考えがちだ。

また、近所にあるから、地元では有名だからなどで内装業者を選ぶ方も多いがそれも良いとは言えない。

インターネットなどが発達し、違う地域の内装業者とでもすぐにコンタクトが取れる時代において物理的に近いという事によって生まれるメリットは決して多くはないからだ。
もちろん、工事費が安いからというような目先の利益だけで選んでしまうのは論外だ。

最後は、内装業者との相性もあるだろう。
内装工事というのは顧客の持つイメージを内装業者が形にして行く作業だ。

この内装工事において、なぜかイメージが伝わらない、何度意見交換をしても思うような提案が出てこないというのは内装業者の技術不足もあるかもしれないが、多くは相性の問題である事も多い。

つまり、良い内装業者を選ぶコツとしては、実績が豊富にあること、そして、業者との相性が良いことなどを目安に探す必要があるという事だ。

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デイサービスの内装工事にかかる費用

最後にデイサービスの内装工事費用の相場について少し触れておく。

内装工事費用は物件の状態やどのような内装にするのかによって変わるため一概に言えるものでもないが、一般的にはスケルトン物件(内装を取り壊し真っ新な状態)から風呂なしの施設を作る場合で坪あたり15万円〜20万円というところが相場だ。

もちろん、これよりも安くなる事も、高くなる事もあるためまずは、イメージをある程度固めた上で内装業者に相談してみると良いだろう。

ちなみに、工事費はある程度努力で安くする事ができる。
具体的には複数の業者から一括見積もりを取ったり、同じ内装だが、使う材料を安くするVE案を提示してもらうなどの方法だ。

技術的な部分だけではなく、費用削減についても親身に相談に乗ってくれるような内装業者を探していただきたい。

利用者だけではなく、家族目線にたった内装デザインを目指そう!

今回の記事では、今後さらに発展が期待されているデイサービスについて、利用者から選ばれる施設作りのポイントについて徹底的に解説をしてきた。

競合の多いデイサービスにおいて、顧客から選ばれる魅力ある施設を作るためには上記で解説した3つのポイントをしっかり抑え、具体的にそれを形にしてくれる内装業者の手を借りる事が必要だ。

この記事を参考にしていただいて、利用者や家族に満足していただけるデイサービス作りをしていただければ幸いである。

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