商品陳列を工夫して売り上げ向上と見やすい店内を目指す方法 | 内装工事、店舗デザイン・設計の見積もり依頼・比較 アーキクラウド

9:00~18:00 日本全国受付対応中 ※営業日:月~金、土日祝
(年末年始除く)

NEWS 内装デザイン手法の記事詳細

商品陳列を工夫して売り上げ向上と見やすい店内を目指す方法

商品陳列をする際に何か気をつけていることはありますか?商品陳列は商品をよく見せるための重要な作業です。しかし、実際どのようなところに注意して陳列したらよいのかはいまいちわからない、といった方もいるのではないでしょうか。

そこで今回のコラムでは、どのように商品陳列を行えば見やすく、手に取られやすい陳列ができるのかをなるべく簡単にまとめました。

商品陳列次第で売り上げは変わる

お客さまが見るのはお店の装飾やデザインだけではありません。そこに並んでいる商品を選んで買ってもらうためにも商品をお店の雰囲気になじませる必要があります。遠くから見ても「あっ、あのお店だ」とお客さまに分かっていていただくのも商品陳列をする際のポイントです。

商品陳列はそのよさを引きだすように並べると、お客様が手に取ってくれやすくなります。ほかにも全体的なお店の雰囲気を良くすることできるのです。

アパレルショップなどでは、見せたい商品をライトが当たるところに置いたり、カラーの順番をどの角度から見てもきれいになるようにしたりするのもポイントになるでしょう。

ただしあまりにもきれいに並べすぎても、お店の装飾を崩してしまうような気がして逆に手に取りにくくなってしまいます。そのためセールなどの商品は手に取りやすくわざと並べないといった工夫をすることによって、手に取りやすくする効果が期待できるでしょう。

商品陳列次第で売り上げは変わる

商品を陳列するときは「フェイス」を意識しよう

フェイスとは商品のラベルに商品名がついている部分を表します。商品を並べるときこのフェイスを意識するとお客様にとって目につきやすくなります。

フェイスはだいたい同じものを3列以上は並べるようにしましょう。3列未満だと商品が目につきにくく、商品を探すのが難しくなることもあります。かといってあまり長すぎても商品の種類が少なく見えてしまうので、長くても5列ほどにしておきましょう。

商品を陳列する棚の大きさによって並べる位置をそろえることもおすすめします。また、棚が3列ほどある場合、ターゲットとする目線に商品のフェイスを並べるのも1つのコツです。その際、フェイスの色や高さなどをそろえるなど注意して陳列していきましょう。

雑貨屋さんだと、色物と柄物に分けたりして見やすくしたり、棚の上に装飾品を飾るのも1つの手かもしれません。

売りたい商品は目に留まりやすい場所に置く

棚の中央に置かれた商品は、人の目に留まりやすくなることがわかっています。なぜ中央が人の目にとまりやすいのか。その理由は、人間の目の動きにあります。人にはだいたいの場合左からZを書くようにものを見る癖があります。その人の癖を利用すると真ん中でちょうど目線が止まりやすくなるからです。

そのため、売りたい商品などを、棚の中央に置くことでその商品を目立たせることができます。さらに、棚の段ごとに価格帯をそろえると、値段の比較ができるためお客さまが見たときに商品が選びやすくなるでしょう。

また、災害時のことも考えて万が一商品が落ちてきてもお客様の安全が確保されやすいように、軽いものを上の段に、重いものを下の段に置くのもコツです。

例えば、アクセサリーやお皿などを店頭に並べる際には、似た大きさやデザイン別にまとめるなどすると棚がスッキリします。この場合売りたい商品やセール価格のものを、棚の中央に置くこともポイントです。セール価格のものは通常価格のものより多く出すことも買い求めやすく見せる効果があります。

洋服を取り扱うお店では、商品を中央に置く際左右で統一したり、あえて対照的なカラーを持ってきたりすると目に留まりやすくなります。お客さまが通る通路に向けて上の段はトップス、下の段はアウターをかけ、1つの棚にカジュアルな服とフォーマルな服の2パターンを心がけると、購入時の参考にもなります。

買う側の目線になって商品陳列を行うと、商品を出す側とっても効果的です。

売りたい商品は目に留まりやすい場所に置く

人は右手で商品を取ることが多い

前章で説明したように売りたい商品は中央に置くことが重要です。しかし、同様に棚の右側に陳列することも有効であることがわかっています。その理由は、人は利き手が右手であることが多く、右にある商品の方が手に取りやすいからです。

右側に売りたい商品を並べる際、子供に人気のお菓子などは一番下の列、女性が手に取りそうなものは真ん中、男性向けの商品は上など手に取りそうなターゲットの身長も気にするとさらに効果的です。

このように人間の特徴にも焦点を当てて商品を陳列させると、多くのお客さまが手に取りやすくなるといった効果が得られるのです。

「導線」にもこだわって「売れる道筋」を作ろう

「導線」とは、店舗でお役様が通る道のこと表します。いかにスムーズに負担なく買い物していただけるかを考えるのも重要です。

理想的な店舗の形は入り口の反対側にレジと出口があることです。レジを入り口の反対側に設置することによって、入店する人と帰られる人が1つの入り口に密集しないため、導線の混乱を防ぐことができます。その際もオリジナル商品を入り口側に、売りたい商品を目につく高さに通路に面して並べると、さらに効果的です。

また、お客さまが求めている商品がどこにあるのか一目でわかるように、看板などで誘導するのも効果的です。売り上げを伸ばしたいものはお客さまが必ず通る導線に向かって商品を陳列させることです。オリジナル商品などは入り口近くに、定番商品は陳列棚にというように並べると売り上げ向上につながりやすくなります。

「導線」にもこだわって「売れる道筋」を作ろう

まとめ

商品の陳列方法を変えると、お客さまが見やすい店内になり、売り上げ向上につながります。そのために、フェイス(商品の見せる向き)に注意しておくことが重要です。カラーをそろえておいたり、高さそろえたりすることで、より見やすい店舗になります。

お客様の安全面にも心配りをして、災害時に商品が落ちてきても被害が少なくなるようにするのも、サービスの一つなのではないでしょうか。

また、売りたい商品は人間の性質を活かして目に付きやすい中央や、価格別に棚を分けることも大切になります。

さらに、お客様の動線を意識することによって、手に取りやすく利用しやすい店内になり、売り上げの向上が期待できます。

キレイに陳列でにぎやかなお店を作りましょう。

お好みの条件に合った
内装会社を探す