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立地?設備?サービス?コインランドリー開業で成功するポイントとは

あまりイメージがない方も多いかもしれませんが、コインランドリーの需要が高まり絶対的に店舗の数が増加傾向にあります。コインランドリーの経営にも時代の流れで変革が起き、現在はコインランドリーの利用者が最も多かった昭和70年代~90年代にかけての需要に非常に近いといわれています。

コインランドリーの開業を検討されているみなさんに、その需要がどういった事情から生まれているか、また経営の難しい点、成功するためのコツ、費用をしっかり解説していきます。今後、経営に挑戦していくうえでよい知識になることでしょう。

コインランドリー開業の魅力

コインランドリーはニーズが高まっているため、全国に増えてきています。こういった施設は減少傾向にあるのが一般的ですが、なぜなのでしょうか。

洗濯機はどの家にもあるのが一般的ですが、洗濯機だけではできないことがあります。それは、乾燥です。当然ベランダに干せばいいのですが、梅雨の時季に雨が続いて部屋干しばかりになったり、カーペットやカーテンなど大きな洗濯物を乾かしたいということがあります。

洗濯機はありますが、乾燥機はないという家庭は少なくありません。そのため、乾燥機のあるコインランドリーでまとめて洗濯し、乾燥させてしまった方が手間がかからないのです。ほかにも、そもそも洗濯物を干すことのできる環境がない、もしくは十分なスペースのない家も増えてきています。

また、コインランドリーには経営していくうえで無人で運営できる魅力があります。人件費がかからないのであれば大幅に利益を底上げすることができます。今の世の中、無人で運営でき収益が見込める施設はなかなかないため、コインランドリーは経営していくうえでとても魅力的な施設だといえるでしょう。

コインランドリー開業の魅力

そんなに甘くない?コインランドリー経営の難しさ

簡単そうに見えるコインランドリー開業は経営が難しい点もあります。コインランドリーは無人で運営できるため、人件費がかからないメリットがあるとお伝えしましたが、それはデメリットにもなりえるのです。

コインランドリーは個人で運営する場合も多いため、どうしてもトラブルの処理をしなければならなくなります。管理者が店舗にいないため、トラブル等の問い合わせは電話対応、またやむをえない場合は現地に直接向かう必要も出てくるでしょう。

管理者不在の無人施設でのトラブルは想像以上にあります。その対応に頭を悩ませる管理者も多いため、何らかの対策が必要かもしれません。

また、絶対数が増えているため、コインランドリーにはライバル店が多いです。ライバルが増えれば増えるほど当然売り上げに影響を及ぼすため、他店との差別化が必須といえるでしょう。

コインランドリー開業にかかる費用

コインランドリーの開業にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。一般的にどの地域でも平均的な初期費用は、2,000万円程度といわれています。洗濯機と乾燥機の購入費用が約1,300万円程度、その他内装、水道などの工事費用、電気工事、看板などが設備費に充てられます。決して安い金額ではないので、しっかりと資金を準備をする必要が出てくるでしょう。

コインランドリー開業までの流れ

コインランドリー経営に必要な費用はけして安いものではありません。また、しっかりとコインランドリー開業までの大まかな流れを理解しておく必要があります。

・立地の調査
まずは、開業予定地の選定・調査です。コインランドリーにライバル店舗が多く、それゆえどこに開業するかによって利益に大きく影響していくでしょう。まずは、路面店として個別に出店するか、ショッピングモールなどの施設に設置するかなどがあります。

路面店の場合、テナントを探すか新築で建設することになり、空いているテナントを借りる場合が一般的です。路面店では一般的な住宅街や大型の道路に面した場所など、好立地が見つけられれば利用客を増やすことが可能になるでしょう。またテナントも比較的見つけやすく、希望の立地に開業できる場合も多いです。

いっぽう大型ショッピングセンターなどへの出店も大きな利益につながります。しかし、そういった利用客の多い場所への出店はテナントがなかなか空かないことがあります。空いても次に入るテナントがすぐに決まってしまったり、コインランドリーのチェーン店が優先的に参入していたりなどするため、個人経営の店舗はなかなか借り入れが難しい場合もあります。

・設備搬入
店舗の場所が決まったら、店舗の設備の準備・搬入をしていよいよ開業です。主な作業は水道工事や洗濯機・乾燥機の購入・搬入です。このあたりはとくに複雑な作業はありません。基本的には業者に委託することになるでしょう。

コインランドリー開業までの流れ

コインランドリーで成功するためには

ライバルも多い、コインランドリーで成功するためには、コツを知っておく必要があります。

立地の選定時はコインランドリーがあまりない地域に開業するほか、ベランダのないマンションが近くにあってコインランドリーを利用するであろう人が多い地域を選ぶなど好条件の物件を慎重に探しましょう。

コインランドリーを利用する客層はだいたいが一定で、理由も一人暮らし、家にベランダがない、などだいたい一定です。そのため、コインランドリー利用者が多い地域かどうか、ある程度の予想が可能です。これらの初期調査等は行わなくても開業はできますが、するとしないとでは大きく変わってきます。

そして開業前、近くの物件に広告チラシの配布をして開業したことをしっかりアピールしましょう。自宅近くにコインランドリーが開業したことがわかってもらえれば利用者増加を期待できます。

コインランドリー成功のためには、開業後にどうお客様を定着させるかも重要です。一度コインランドリーを利用したお客様は、習慣的に利用しているかたが多いため、ただのコインランドリーではなく、あらゆる創意工夫を凝らしている店舗が多いです。

やり方は自分次第でなんでもできますが、工夫の一例として、カフェなどの飲食店を併設しているコインランドリーや、カラオケなどの娯楽施設を併設し待ち時間を楽しんでもらおうという店舗もあります。コインランドリーの開業には“ただのコインランドリーではないもの”をつくることも大切といえます。

まとめ

コインランドリー開業の需要が高まっていることや、実際に店舗が増えています。そのため、コインランドリーの需要が高まっているからこそ、他店との差別化は必要といえます。意外と需要が多いコインランドリーですが、開業を成功させるためには工夫が必要なのです。

とくにお店の差別化を図るためには、内装が重要になってきます。どんな内装だと効果的にお客さんに来てもらえるかを考えながら、しっかりと業者と相談することも大切です。

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