動物病院を開業して大成功する方法のまとめ!ポイントを抑えて解説!
これから動物病院の開業にあたって必要な資格や開業費用などが、よくわからないという方はいらっしゃるのではないでしょうか?実は、扱う動物によっても必要な資格が変わってくるのです。
こちらの記事では、動物病院を開業して成功するには、どうすればよいのかをまとめておりますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
動物病院って儲かるの?年収について
病院と聞くと儲かるイメージですが、動物病院は儲かるのでしょうか?結果からお伝えしますと、動物病院を開業されている方の年収は、約500万円~1,000万円といわれています。
ペットを飼う高齢層が増えた反面、日本の人口は年々減り続けています。また高齢層のペット飼育の増加によって、獣医になる人は増えています。そのため、動物病院を開業したからといって安易に儲かるとはいえなさそうです。
日本で、動物病院を開業している獣医師は約1万3,000人といわれています。かなりの人が開業しているため、儲けるためには、ほかの動物病院との差別化が重要となるでしょう。たとえばほかの動物病院よりも動物の手術の評判がよかったり、できる手術がより多ければより集客が見込めるかもしれません。
獣医師は、小動物臨床獣医師と産業動物臨床獣医師に分けられています。小動物臨床獣医師は、よく飼われている犬や猫のような動物の診断などに対応しています。産業動物臨床獣医師は、牛などの家畜の診断などに対応していますので、どちらの知識や経験もあると、ほかの動物病院と差別化できるでしょう。
動物病院の開業に必要な資格
動物病院での仕事は、動物の命に関わりますので、経験や知識などがある動物病院に治療をお願いしたいですよね?そのため動物病院を開業するには獣医の資格取得が必要となってきます。
この資格は獣医学部・獣医学科のある6年制の大学を卒業して、やっと獣医師国家試験に受講することができます。獣医学部・獣医学科のある6年制の大学は数が少なく、かつ、入学するのは難しいといわれています。
学費ですが私立大学では、約1,200万円と一般的な大学よりも高額といえるでしょう。しかし国立大学は約400万円と一般的な大学と同等の金額となりますので、国立大学に進学することができれば、負担を軽減することができます。
学費の負担を軽減するためには、国立大学へ進学する方法以外にも奨学金や地域枠特別選抜入学試験などもありますので、このような制度を利用するものよいかもしれません。
必要な設備や開業費用の相場
動物病院を開業するには、土地を購入するのか借りるのかのどちらかとなります。土地を購入して動物病院を建築する場合は、お金が潤沢で、さらに動物病院の経営の実績が十分にあれば成功する可能性が高いといえるでしょう。
しかし、これから初めて動物病院を開業となると資金は少なく動物病院の経営の実績もありませんので、土地や建物を借りて始めるのがよいでしょう。土地や建物の大きさにもよりますが、最低200万円は用意しておく必要があります。内訳は、前払い賃料、保証金、敷金、礼金、仲介手数料などになります。
一般的に事業用の店舗を借りる際には、住む目的で借りる不動産の場合と比べて、保証金が何倍も高くなります。良い立地ほど保証金などが高くなる傾向のため、初期費用が若干かかっても、良い立地を抑えるために準備をしておくことをおすすめします。
土地や建物以外には、建物の内装や医療機器を用意する必要があります。建物内装は、建物の大きさによりますが、最低でも1,000万円は用意しておいた方がよいでしょう。
その他には、人件費や広告費がかかってくるでしょう。一人で動物病院を運営するのは難しいため、人件費も考慮しておきます。また、自分自身の動物病院を認知してもらうために、SNS、インターネット、新聞などの広告費も見込んでおきましょう。
立地が大切!土地の選定ポイント
いざ自分自身のペットが病気にかかってしまい、病院に行こうと思ったときに行きづらい場所よりも行きやすい場所の方がよいのではないでしょうか?
駅から歩いてすぐの場所にあったり、病院の目の前に駐車場が完備されていたり、大通り沿いにあり目につきやすい場所ですと通いやすいです。反対に駅から遠い場所であったり、病院の目の前に駐車場がなかったり、路地裏の目のつきにくい場所ですと病院に通いづらいのではないでしょうか。
しかし、立地条件は良ければよいほど賃料や土地の価格は高くなります。資産状況を考えて、立地を選択しなければいけません。立地条件が中心街でなくて郊外ですと、賃料や土地の価格は安くなり、駐車場の確保や建物を大きくすることができるでしょう。
また、競合する動物病院の数、周辺の人口、ペットショップの数なども事前に調査したうえで、動物病院を開業することをおすすめします。
内装デザインが病院の印象を左右する
動物病院の建物の印象は、とくに初めて利用される人からすると、判断材料の一つとして大きく関わってきます。そのため、動物病院の開業にあたって建物の第一印象となる外観や内観のデザインはこだわってみてはいかがでしょうか。
たとえば内装に明るい色合いを取り入れたり、腰痛の方でもゆったりとできるフカフカのソファーを待合室に用意したりすると、より印象がよくなるかもしれません。どんな内装デザインならお客様が喜んでもらえるか、きちんと考えたうえでデザインをおこなうとよいでしょう。
また、内装のレイアウトにも配慮してみてはいかがでしょうか。お客様がわかりづらいレイアウトだと、スタッフが行き先を案内しなければならなくなります。ほかの仕事ができなくなり、スタッフの数を増員しなければ全体の仕事がまわらなくなるかもしれません。
そうならないためにも、看板や目印を設置して、スタッフが案内しなくても、お客様がご自身で行き先へ向かえるように工夫をしましょう。
まとめ
動物病院を開業する前提として、獣医師の国家資格が必要となります。どれぐらい稼げるかは、年収約500万円~1,000万円といわれています。平均年収と比べると多いかもしれませんが、動物病院を開業する方は年々増えており、競合する病院との差別化をよりおこなう必要があります。
お客様が通いやすい場所、居心地の良い内装や外装にこだわり、どこに行けばすぐに分かるような案内方法などの工夫をして、差別化を図ってみてはいかがでしょうか。