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小さい飲食店を開業しよう!開業のメリットと成功のカギとは

「小さい飲食店を開業したいけど、どうすればいいのか分からない」「飲食店をやりたいけど、上手くいくかどうか不安」など、飲食店を開業したいと考えながら、そのような悩みから踏み出せないでいる方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、飲食店を開業するメリットやデメリット、必要な資格、成功するためのカギなどについてご紹介したいと思います。

小さい飲食店開業の強みと魅力

小さい飲食店を開業することのメリットとしては、主に「売上が現金で入ってくる」「資金繰りの苦労が少ない」「必要な資格が少ない」という3点を挙げることができます。

①売上が現金で入ってくる
大手の飲食チェーンとは異なり、個人の小さい飲食店での支払いはクレジットカードではなく、現金で行われることがほとんどです。そのため売上はあるのに実際の入金までに時間がかかり、手元に現金がないせいで代金を払えない……といったいわゆる黒字倒産のような問題が起こりづらいという特徴があります。

②資金繰りの苦労が少ない
①でも挙げましたが、個人飲食店の売上は現金で入ってくるので、手元に現金がないという状態が起こりづらいです。また、飲食店の主な支出のひとつである食材の仕入れは、先に食材だけを受け取り、月末などにまとめて代金を支払うという形で行われることがほとんどとなります。そのため、支払日までは手元の現金が減らないため、資金繰りについては比較的苦労せずに済むのです。

③必要な資格が少ない
飲食店を開業する場合、最低限必要な資格は、「食品衛生管理者」と「防火管理者」のふたつのみとなっています。小さい飲食店の場合は、条件によっては食品衛生管理者の資格のみで開業できるケースもあるようです。

また、小さな飲食店を開業することには、これらの実利的な面以外でのメリットもあります。それは自分の意思によって店を経営できることです。

どのようなメニューを出すのか、内装はどうするのか、BGMには何を流すのか……。このように自由に企画や開発を行い、自分で店を経営できるのは、開業をする上での大きな魅力だといえるでしょう。

小さい飲食店開業

小さい飲食店開業にはデメリットもある?

小さい飲食店を開業することには、上記のようなメリットだけがあるわけではありません。デメリットも存在します。それは主に、「利益が少ない」「費用がかかる」「休めない」の3点です。

①利益が少ない
飲食店は単価が低く、利益も料金の10%ほどに設定することがほとんどとなります。そのため、どうしても安いものをたくさん売るという薄利多売のビジネスモデルにならざるをえません。また、来店する客の人数が変動することも多いため、利益が少ないだけでなく安定しないという欠点を抱えています。

②費用がかかる
店の規模にもよりますが、開業費用は安くても200万円以上、小さい飲食店でも600~800万円くらいの資金が必要です。また、ただでさえ飲食店の経費は人件費がその多くを占めているというのに、近年は飲食店スタッフに対する忌避感が募っており、高給でないとスタッフが集まらないケースも多いとされています。

③休めない
飲食店は営業日数や営業時間に比例して売上が伸びる「労働集約型」と呼ばれるビジネスモデルで運営するものです。これは一見努力をする甲斐があるようにも思えますが、言い換えれば店を休むとそれだけで損失が発生するということになってしまいます。特に年をとって体力が低下してきたときには、このデメリットが強く響いてくるということを覚えておいたほうがいいでしょう。

飲食店開業のデメリット

飲食店開業に必要な資格と手続き

小さい飲食店を開業するメリット、デメリットはこれまでにご説明したとおりです。それでは、今度は実際に開業を行う際に、どのような資格と手続きが必要かを見ていきましょう。

メリットの項目でも説明しましたが、飲食店を開業する上で最低限必要になってくるのは「食品衛生責任者」「防火管理者」というふたつの資格です。

①食品衛生責任者
飲食店を開業する際は、食品衛生責任者が保健所に届出を出す必要があります。また、営業時にも、一人は必ずこの食品衛生責任者を置かなくてはいけません。食品衛生責任者の資格を取るには、各地で行われている1日6時間程度の講習会を受講してください。

②防火管理者
収容人数が30人以上の店の場合は、防火管理者を選任しなくてはいけません。店の延床面積が300平米以上なら甲種、未満なら乙種の資格が必要です。防火管理者の資格を取るには、消防署などで行われている講習会を受講してください。甲種は2日、乙種なら1日で取得が可能です。

なお、店舗や業態などによってはこれ以外にも届出が必要な場合があります。ご注意ください。

飲食店街

成功のカギは立地とコンセプト

小さい飲食店を成功させるカギは、「立地」と「コンセプト」の2点です。より正確にいえば、「店のコンセプトに合った立地を選ぶこと」が重要になります。

たとえば、流行のメニューを改良した料理を販売しようと考えたとしましょう。この時、東京で開業すると、失敗する可能性が高いことが予想できます。なぜなら、流行の発信地である東京ではすでにブームが過ぎ去っていることが多いからです。

一方、同じ店を地方で開業した場合は、成功する可能性が出てきます。これは、地方では東京から遅れてブームがやってくることが珍しくないためです。

例として、流行のメニューを挙げましたが、これはオシャレなカフェだろうと、隠れ家的な居酒屋だろうと、考え方の基本は変わりません。開業する際は、単に人通りが多いかどうかではなく、自分のやりたい店のコンセプトに合った立地を選びましょう。

立地とコンセプトが一致していれば、一般的には立地が悪いといわれるような場所でも成功する可能性があります。逆にいえば、「東京で店をやりたい」「地元で店を開きたい」というような場所ありきでの開業は避けた方がいいでしょう。

コンセプトを実現する内装工事について

小さい飲食店を開業するときには、コンセプトに見合った立地を見つけることが重要だとわかりました。それでは、そのようなコンセプトをどうやって実現したらよいのでしょうか。

これについては、出すメニューや客の人数、営業時間など細かい部分まで、まずは自分ではっきりとコンセプトを考えてください。それから、そのコンセプトを内装業者の方などに伝えましょう。業者の方はおそらく、そのコンセプトを実現し、さらによいものにするためにさまざまな助言をしてくれるはずです。

なお、内装工事の費用の相場は、スケルトン物件(内装や設備が一切無い状態の物件)では1坪50万~80万円、居抜き物件(前店舗の設備を引き継いだ状態の物件)では1坪5万~50万円というのが一般的だといわれています。

ただし、こういった内装工事の費用は店によって、大きく変わることも珍しくありません。業者に見積もりを依頼するなどして、事前にしっかりと必要な費用を確認しておきましょう。

内装工事の費用

まとめ

小さい飲食店を開業することには、「売上が現金で入ってくる」「資金繰りの苦労が少ない」「必要な資格が少ない」といったメリットがあります。一方で、「利益が少ない」「費用がかかる」「休めない」といったデメリットに気をつけなくてはいけません。

また、飲食店を開業するときには、「食品衛生責任者」「防火管理者」というふたつの資格が最低限必要です。これらの資格は講習を受けることによって取得できます。

飲食店を成功させるカギは、店のコンセプトにあった立地を選ぶことです。もしそのような立地が見つかったときには、内装業者の方などに依頼して、コンセプトの改良、実現を目指しましょう。

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