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カレー屋を開業して儲けよう!必要な資格、資金と大事なポイント

カレーが好きという方は多いはずです。カレー好きだからこそ、カレー屋を開業してみたいと考えている人もいるのではないでしょうか。しかし、カレーが人気の料理だからといって、開業すればお店も人気になるとは限りません。

では個性のあるカレー屋にするにはどういったポイントを心がければいいのでしょうか。今回のコラムでは、開業資金の使い方や必要な資格など、開業準備で気をつけておきたい点を解説します。カレー屋の開業を考えている方は参考にしてみてくださいね。

カレー屋は儲かる!?回転率の高さはラーメン屋に並ぶ

カレー屋は事前に仕込みを済ませておけるので注文を受けてからの調理の手間も少なくなり、素早くカレーを提供できます。そのため、ラーメン屋より儲かるといわれています。回転率の高さはラーメン屋並み、そのうえメニュー提供の手間はラーメン屋をこえているのです。

つまり、カレー屋の開業ではこの回転率を高めていくことを意識することが、売上アップにつながるポイントなのです。もちろん回転率に気を配りすぎて、肝心のメニューの質を落としてしまっては元も子もありません。

そのため、メニューに力を入れつつ回転率を高めたカレー屋こそが理想といえるのではないでしょうか。むずかしいと感じるかもしれませんが、「カレーが嫌い」なんて人はなかなかいませんよね。これら「カレーで商売をする強み」をしっかりといかしたお店を開業しましょう。

まずはどんなカレーを提供するかを考える

カレー屋を開業して「みんなが大好きなカレーを提供する!」といっても少しお店の方向性が漠然としていますよね。一口にカレーといっても、さまざまな提供の仕方があります。せっかくカレー屋を開業するのならば、オリジナルメニューなどを考案して、お店の特色を出すのもありかもしれませんよ。

そこでカレーのメニュー例をいくつかご紹介します。カレー屋の開業を考えているのなら、お店のメニューとして参考にしてみるのはいかがでしょうか。

〇トッピング
カレー屋の定番ともいえる提供方法ではないでしょうか。具なしのカレーをベースとして安めに提供し、そこからトッピングによって料金を追加していく、といった方法です。トッピングによっては苦手なものがある人もいますし、組み合わせを楽しんでみたい人もいるので好まれやすい提供方法といえます。

〇ワンプレート
1つの皿に数種類のカレーや、副菜を盛りつけたものです。トッピングと違うところは見た目が鮮やかで、メニューとして映えやすいところでしょうか。メニューに名前もつけやすいので、お店の目玉商品として勝負していけるところも強みといえますよね。

〇ミールス
より専門的な提供方法だとこちらになります。一つの皿に数種類のカレーや具材が乗せられているため、一見ワンプレートと似ていますが、豆や野菜、ココナッツなどより本場(南インド)に寄せた副菜が使われていることが特徴です。カレー自体も酸味があることが多く、本格的なインドカレーを提供したい場合はこちらのメニューがおすすめです。

まずはどんなカレーを提供するかを考える

カレー屋開業にはいくらかかるのか?費用相場と内訳

カレー屋を開業したいといっても、どれくらいの資金が必要かわからないものですよね。この章では、実際にカレー屋の開業に必要な資金を見ていきましょう。

カレー屋は店舗の大きさによっても幅がありますが、一般的に必要な開業資金は700万円~800万円程といわれています。


・物件契約費
・外装、内装工事費
・設備費
・宣伝費


開業資金として用意する費用の内訳は以上のようになっています。なかでも内装工事費はどうしても費用がかかりがちで、お店の雰囲気にこだわりたいとなると、初期費用のほとんどをこの内装に使ってしまうことも考えられます。

「お店の雰囲気も大事にしたいけれど、予算が……」といった方はプロの内装デザイナーに相談してみたり、居抜き物件を利用するといった手もあります。こういった工夫で開業費用をおさえて、開業後の運転資金に余裕を持たせる、といったことが開業で大切なポイントかもしれませんね。

カレー屋開業にはいくらかかるのか?費用相場と内訳

開業資金の融資制度もしっかり活用しよう

カレー屋開業のための資金は多ければ多いほど良いです。しかし、高額の融資が望めるからといって金利が高いローンなどに手を出すのはおすすめできません。もし、赤字経営でやむを得ず閉店といったような問題があった場合を考えるとリスクが高いからです。

理想としては、日本政策金融公庫や信用保証協会で保証付きの融資を受けることです。なるべく多くの融資を得るには、成功する見込みの高さを証明することが大切といえるでしょう。

理想の額の融資が受けれたとしても開業準備の時点で使いこんで、運転資金がなくなってしまうなんてことにならないように気をつけましょう。あくまで、返済前提ということを忘れてはいけません。

カレー屋を開業するためには必要な資格と申請

カレー屋も飲食店の1つのため、営業していくのに必須となる資格がいくつかあります。カレー屋を開業するときに、これらをもっていないまま営業を始めてしまうと、違法となってしまう場合もあるので充分に気をつけましょう。

〇食品衛生管理者
飲食店が「衛生的で安全な環境で営業されている」ことの責任を持った人が店舗にいることの証明になります。これは飲食店では必ずなくてはならない資格です。責任者はオーナーである必要はありませんが、管轄の保健所で行われる講習会を受講して、必ず店舗に一人は責任者がいるようにしましょう。

〇防火管理者
飲食店の収容人数が30人以上の場合に必須となる資格です。こちらは火災などの予防につとめる責任を持った人が店舗にいることの証明となります。また店舗の大きさによっては、乙種、甲種と種類が分かれ、それぞれ講習が違います。

また必須ではありませんが、取得しておくと飲食店として有利な資格もいくつかあります。営業しつつ、取得のために勉強をするという手もあるので、これらの資格のことも視野に入れておくのはいかがでしょうか。

〇カレーマイスター
日本野菜ソムリエ協会が認定する民間の資格です。カレー屋でしたら、ぜひとも取得しておきたい資格ですよね。資格があればお客さんに対してカレーの専門性をアピールできますし、なによりカレーに関しての知識、技術を高めることができます。

〇調理師免許
意外ですが飲食店において必須の資格というわけではありません。しかし、取得しておくことで飲食店としての信頼はもちろんのこと、上記の食品衛生管理者の資格を受講なしで取得できるというメリットがあります。専門学校や、飲食店の実務を2年こなし、試験を受けるといった方法で取得できます。後者の方法ならば、実際に経営しながらでも取得することができますよね。

カレー屋を開業するためには必要な資格と申請

外国人労働者を雇用する場合に気をつけること

カレー屋を開業するときに、従業員に外国人を雇用している店舗は結構多いのです。スタッフが外国人だと、お客さんにちょっとした非日常感を与えたりして、お店の雰囲気作りに一役買ってくれるからです。

しかし、外国人労働者の雇用する際にはいくつか注意したいことがあります。

〇在留資格
在留資格は何種類もあり、在留資格の期間は人によって数日から数年間といったようにバラバラです。面接の際には、その人のパスポート、在留資格、在留カードを必ず確認しておくようにしましょう。

〇就労ビザ
在留資格のなかでも就労が認められているものが就労ビザとなります。就労ビザには、許可されている仕事内容とカレー屋の仕事内容が違うとビザの更新ができなくなってしまうという問題があります。また、就労ビザがない人を雇用すると店舗側も各種申請が必要になったり、店舗の経営に審査がはいったりすることがあります。

カレー屋を開業し、外国人労働者の雇用を考えている方は、これら在留資格を事前に詳しく把握しておくことが大切といえるでしょう。

ほかにも、外国人を雇う場合、日本語が話せるかどうかは重要な採用基準になるのではないでしょうか。

やはり従業員は、接客に必要な最低限の日本語のコミュニケーションがとれなくてはなりません。そのため、雇うときには最低限日本語でコミュニケーションが取れるか確認し、従業員との業務連絡もちゃんと取れるようにしておきましょう。言語に関して多少の壁があるのは仕方がありませんが、これらの疎通をおろそかにしてしまうと、経営に問題がでてきてしまうかもしれません。

カレー屋で成功するためのテクニック

カレー屋を開業したとしても、経営でつまずいてしまってはいけません。経営も上手にこなすためには、開業準備の段階で経営における運転資金などにも気を配っておくことです。

そして、なによりお客さんに愛されるお店にしなくてはなりません。そのために気をつけたいポイントをいくつかまとめておきます。

・メニュー
カレーの提供方法の解説は先ほどしましたが、やはりある程度メニューの方向性を定めておくことが大事なのではないでしょうか。トッピングでの提供だとトッピングメニューに力を入れる必要がありますし、ワンプレートならば見た目や価格設定などまた違った問題がでてきます。

たとえばトッピングの素材をワンプレートに転用したりするのは、少し安っぽい印象を与えがちですし、かといって開業したてだと別々の具材を購入している余裕はありませんよね。開業直後は、提供方法を定めておくことをおすすめします。

・立地選び
客足を伸ばすには、やはり好立地にお店をかまえることです。しかし、好立地となれば家賃も高額となるので注意が必要です。探せば好立地の中古物件などもありますが、そういった立地は他店も欲しがっています。立地選びに関しては早めに目をつけておくことが大事でしょう。

・回転率
仕込みを済ませておけば素早く提供できるのがカレーの強みです。より回転率を高めるのなら配膳、会計の工夫をしておきましょう。配膳に関しては、厨房のレイアウトの工夫などがあげられます。会計は食券の券売機を取り入れたりするといいかもしれません。

・話題性
メニューの見た目にインパクトがあったりすると、人々の間で話題になるものです。たとえば、お客さんにSNSでメニューの写真を取り上げてもらえれば強力な宣伝効果がうまれます。カレー屋ですと、ワンプレートの盛り付けにこだわってみたり、規格外の盛り付けをしてみたりすると話題作りに効果的かもしれませんね。

・雰囲気
これは外国人労働者の雇用や、内装デザインで表現できます。雰囲気のあるお店はお客さんの印象に残りやすく、話題にもなりやすいです。雰囲気作りに力を入れるのであれば、運転資金も含めた予算の中で無理のないようにこだわりましょう。

カレー屋で成功するためのテクニック

まとめ

「カレーが嫌い」という人はあまりいませんよね。人気の料理なうえに調理も手軽で、あつかいやすいメニューといえます。しかし「カレー屋を開業すれば勝手にお客さんが集まり大繁盛!」というわけにはいきません。

飲食店で必須となる資格の取得もしなくてはなりませんし、開業準備もしっかりしておかないと経営の段階で苦しくなってしまうこともあります。また外国人労働者を雇用する場合は就労ビザのことも考えておかなければなりません。

これらのことに気をつけてメニューの提供方法や店舗の内装に工夫をすると、お客さんたちの間で話題になったりして「人気のカレー屋」になるのではないでしょうか。

個性的なカレー屋を開業して、お客さんに愛されるお店作りをしていってくださいね!

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