飲食店経営者のための最新WEB集客方法3つの秘策を公開
どれだけ素材にこだわり、料理の腕を磨いて、誰もが納得いく料理を提供しても、また、立地を徹底的に絞り込んだ最高の物件で、最高級の内装デザインを施しても、お客様が来なければその努力は報われることは無い。
つまり、飲食店経営が、最も力を入れて取り組むべきことは「集客」だ。
しかし、今まで料理人として生きてきた、新規経営者にとって、集客と言われても、チラシを配る程度のことしか思い当たらないのではないだろうか?
現在、繁盛している飲食店の経営者は、殆どいっても良いほど、WEBを使った集客方法を実践してる。チラシやフリーペーパーを使った方法は、既に衰退していると言ってもいいだろう。
アーキクラウドは、建築とwebの専門家として、web集客について様々なノウハウを有している。今回は飲食店に特化した形で、最先端のWEB集客方法について公開させて頂く。
目次
WEB集客方法を分類してみる
WEB集客はおおまかに3種類に分類することができる。
一つ目はweb広告だ。googleが提供するアドワーズやyahooが提供するリスティング広告などが有名だ。これらはPPC広告(Pay Per Click Advertising)と呼ばれ、クリック連動型の広告となる。つまり、クリック毎に課金されるため無駄が無く費用対効果が高い広告と言われている。例えば、TVCMなどは、不特定多数の人に広告を出すため、興味の無い人にも広告されてしまう。つまり無駄が発生してしまうのだ。PPC広告にはその無駄なコストが一切かからない。また、資金さえあれば直ぐに結果が出るという特徴もある。
2つめはSEO(Search Engine Optimization)だ。これは検索エンジンからの集客を目指して、キーワード選定やコンテツ作成を行う手法だ。広告費用がかからない分、結果がでるまでに時間が有するが、一度上位表示されると、無料で継続して集客ができる。時間はあるが資金が無いとう方にお薦めだ。
3つ目はSNS(social networking service)集客だ。媒体は様々だが、今ならFACEBOOKやツイッターが主流となる。友達やフォロワーとweb上でコミュニケーションを計ることで信頼関係を築き上げ、集客していく方法となる。それでは下記の記事でこれら3つの手法についての詳細を説明していく。
PPC広告で飲食店の集客をしてみよう。
PPC広告には検索ネットワークとディスプレイネットワークに分類される。例えばgoogleにアクセスして「渋谷区 居酒屋 激安」入力してみよう。
画像の赤枠部分、これが検索ネットワークの広告となる。興味があるお客に対して、直接広告が出せる上に、クリックされなければ広告料は発生しない。これが費用対効果が高いと言われる所以だ。
今の時代、飲食店探しは、雑誌よりも検索エンジンで探す人が多いと言われてる。時代の流れに取り残されないためにも、是非ともマスターして頂きたい方法だ。
続いて、こちらの画像を見て頂きたい。
青枠部分がディスプレイネットワークとなる。広告主の広告料をサイト運営者とgoogleやyahooが分配する仕組みとなっている。つまり他人のブログやサイトに広告を載せることができるということだ。
一見ターゲットを絞り込むことなく適当に広告が出稿されるのでは?と思われるかもしれないが、そうではない。
パソコンのブラウザにはキャッシュ機能というものがあり、その人がどの様なキーワードで検索をしているか、どの様なサイトを見ているか、記録が残る様になっている。この記録を利用して、興味がある人にだけに、広告出稿される仕組みになっているのだ。
実際に上の画像は投資系のサイトだが、おむつの広告が表示されている。サイトのジャンルに関係なく、ネットユーザーの要望が広告に表示される。こちらもクリック毎の課金となるので、検索ネットワークと同様に無駄の無い広告出稿が可能だ。
では、気になる広告料はどの程度となるだろうか?前述した通り、ワンクリック単位で課金されるが、その単価はキーワードによって異なる。
検索数の多いキワードは単価が高く、少ない場合は単価が安い。しかし、「地域名+業態名」といった形で複数キーワードで出稿すれば、検索数が多いキーワードでも単価を落とすことができる。
飲食店の場合、地域性が高いので場所によっては格安で広告が出稿できる可能性もあるので是非ともチャレンジして頂きたい。
▼クリック単価(2015年1月現在)
渋谷 居酒屋 ¥375/クリック
渋谷 道玄坂 居酒屋 ¥325/クリック
PPC広告を実践するにはアドワーズはgoogleアカウントの作成、リスティングの場合はyahooビジネスでID登録が必要なので是非実践して頂きたい。
SEOで飲食店の集客をしてみよう。
続いてSEO集客だ。上記で説明した通り、検索エンジンからの集客を狙う方法となる。まずは下記画像を参照して頂きたい。
赤部分が、検索結果となる。もちろん費用はかからない。ではどの様な基準で、この順位は決まっているのだろうか?googleには検索順位を導き出すためのアルゴリズムというものがある。
その中で最も重視されるのが「コンテンツ・イズ・キング」という考えだ。つまり、検索エンジンを使うユーザーが求める情報を、的確に記載したコンテンツが評価が高く、上位表示されるということだ。
それでは、実際に「渋谷 居酒屋 激安」このキーワードで検索してみよう。すると下記のページがトップに表示される。
【激安】渋谷の“千円でべろべろに酔える”居酒屋まとめ【せんべろ】
ご覧の通り、価格やメニューの種類が、的確に纏められていてわかりやすい。この様に、ターゲットとするキーワードで検索するユーザーに対して、いかに有益な情報を提供できるかがSEOのポイントとなるのだ。
因みにyahooの検索エンジンはgoogleのアルゴリズムを取り入れているため、検索結果に違いは無い。
具体的にSEOを行う前に、どの様なキーワードで、どれだけの検索数があるかをリサーチしなければならない。そのために是非活用して頂きたいのがグーグルが提供するキワードプランナーだ。
グーグルのアカウントさえあれば、誰でも利用できる。気になるキーワードを入力するだけで、そのキーワードの月間検索数と競合具合がわかる。この情報を基にあなたのブログ及びサイトのコンテンツのキーワードを選定していく。
飲食店経営者であれば立地する地域の地名+業態名は必ず押さえておきたい。では実際に「渋谷 居酒屋」というキーワードを調べてみよう。
月間で22,200回の検索があり、競合性は「中」だ。検索数の多いビックキーワードだということが分かった。
しかし、初心者でこのキワードで上位表示を目指すのは、正直厳しいだろう。続いて地域をさらに絞りこんで「渋谷 道玄坂 居酒屋」としてみる。
検索数は月間480程度だが、競合性は「低」だ。充分に上位表示を狙えるキーワードと言える。この様にして複合キーワードとすることで、ターゲットを絞り込んでいく。
続いて、コンテンツの次に重要なのが、継続して記事を更新し続けることだ。例えば、同じレベルのコンテンツを持つ2つのサイトA、Bがあるしよう。サイトAは100個の記事がある。一方サイトBは3記事しかないとする。果たしてどちらの記事が上位に表示されるだろうか?
答えはもちろんサイトAだ。サイトの信頼性をはかる基準としてコンテンツの量も重要となる。もちろん意味のないキーワードが羅列されたスパム記事を量産しても意味はないのでご注意頂きたい。
続いて重要なのは被リンクだ。被リンクとは他サイトからのリンクのことを言う。リンクを沢山もらっているということは、そのサイトのコンテンツが良いといことだから、それだけ評価も高く、検索順位も良くなるという理屈だ。
しかし、自作自演の被リンクサイトが横行していた過去があり、現在では昔ほど被リンクの効果は大きくない。意図的な被リンクはペナルティなることもあるので注意して頂きたい。
しかし、ナチュラルな被リンクに関しては、まだまだ効果ある。いずれにしてもコンテンツを充実させなければいけないので、コンテンツ重視を忘れずに被リンクの獲得も目指していかなければならない。
最近ではSNSでの記事の拡散が検索順位の大きく影響を与えている事例もある。詳しくは次の記事で説明するので是非参照頂きたい。
SNSで飲食店の集客をしてみよう。
最近ではSNSでの集客もメジャーとなりつつある。流行に敏感な飲食店経営者達は既に実践していることが多い。数あるSNSの中でも集客媒体として最も適しているのがFACEBOOK(フェイスブック)とTiwitter(ツイッター)だ。ではまずFACEBOOKから説明して行こう。
飲食店FACEBOOK集客
基本的な戦略は投稿した記事に対して「いいね!」を押してもらい記事を拡散していく手法となる。では、どの様な記事を投稿しすれば良いのだろうか?
SEOと同様に重要なのは投稿する記事のコンテンツだ。しかし何でもかんでも投稿すれば良いというわけではない。あなたが有名人であれば、それでも「いいね!」は集まるが、そうでなければ投稿内容を吟味しよう。
重要なのは、テーマを絞りそのテーマに沿った記事を投稿していくといことだ。飲食店経営者であればそれは間違いなく、お店の紹介がテーマとなる。
お店のコンセプトから、料理の説明はもちろんのこと、食材の仕入れから、仕込みまで、お店に関わる自分の行いをストーリー立てて記事として投稿するのだ。
テーマに添ってさえいれば、サイトやブログの記事を流用するのも問題ない。テーマに沿ったストーリー性を持たせることで、記事を読んだ人は引き込まれ、あなたに興味を持ってくれるだろう。
一度、興味をもってくれれば、来店もし易くなる。間違ってもいきなり、あからさまなお店の宣伝をしたり、お店とは関係のないプライベートのご飯の投稿などしてはいけない。SNSもリアル世界と同様に信頼関係を築くことが重要だ。
例えば、友達申請をする時も、申請だけするのではなく、必ずメッセージを添えて申請をしよう。その際に事前に相手の記事に対して「いいね!」を教えて「〇〇の記事は共感しました、もし宜しかったら。。」といった形で礼をわきまえて友達を増やしていこう。決してひとりよがり友達申請はしてはならない。
飲食店Twitter集客
続いてTwitterだ。基本戦略はつぶやきから自分のブログやサイトに誘導しアクセスを稼ぐという手法となる。
まずはフォロワーを増やさなければならない。そのためには、自らフォローして相手から自分をフォローしてもらう必要がある。では、どの様な相手をフォローすれば良いのだろうか?
ポイントは自分のお店のお客になってくれそうな相手を中心にフォローをしていくことだ。そのために、こちらのツールを利用してみよう。meyou
利用するのはプロフィール検索だ。ここに「サラリーマン」と入力する。そうするとプロフィールにサラリーマンと記載しているアカウントが表示される。さらに「control + F」で「渋谷」と検索してみよう。
渋谷勤務、若しくは渋谷に住むサラリーマンのプロフィール記事がヒットする。渋谷で、激安居酒屋を営業している飲食店経営者であれば恰好のお客さまではないだろうか?
また、飲食店は地域に根ざした商売だ。可能であれば店舗周辺のユーザーを中心にフォローをしたいのではないだろうか?その際に役に立つのがこちらのサイトだ。「まちツイ」
このサイトでは都道府県、市町村郡別のフォロワー数ランキングを検索できる。渋谷区にある店舗のアカウントがランキングに入っていれば、そのアカウントのフォロワーをチェックしてみよう。
フォロワーは渋谷によく来る人か、渋谷周辺に住んででいる人が多いはずだ。つまり見込み客となりうるのだ。その様なアカウントをフォローしていく。
この様に、ターゲット(見込み客)となりそうなアカウントを探して、ひらすらフォローをする。こちらもFACEBOOkと同様にメッセージを送るなどして、礼をわきまえてフォロワーを増やしていこう。
また、Twitterにはもう一つの利点がある。それは先ほど説明した被リンクについてだ。リンクにはfollowタグとnofollowタグというものがある。前者は被リンクが有効だという意味で、後者は被リンクが無効だという意味だ。
実はFACEBOOKには後者のnofollowタグが入っているため、どれだけ記事が拡散したとして、も被リンクとして扱われないのだ。しかし、Twitterは前者のため被リンクが有効となる。
つまり、記事が拡散すればするほど、多くの被リンクが獲得できSEO上有効となるのだ。この様なテクニックも含めて戦略的にフォロワー増やし、つぶやきをして行こう。
Googleプレイスを活用しよう
googleプレイスは特定のキーワードで検索した時に、お店の情報と場所がgoogleマップ上に記載されるサービスだ。例えば「渋谷 居酒屋 激安」で検索してみる。そうすると次の様な検索結果が表示される。
店名とサイトURL、お店の場所まで丁寧に表示されるのだ。これは利用しない手はない。
作業は簡単だ。googleプレイスにアクセスしお店の情報を登録するだけだ。事前にgoogleのアカウントが必要なので事前に取得しておこう。
ブログランキング集客
ブログランキングとは、ブログをジャンル毎にカテゴライズし、人気順にランキング化したものだ。飲食店経営者あれば飲食系のカテゴリが幾つかあるので、カテゴリ選びに困ることはないだろう。
ランキングの基準となるのは、各ブログに設置された、ブログランキングへのリンクボダンのクリック数だ。この数が多ければ多いほど、ランキング高くなる。
ランキングが上位に上がってくると逆に、ブログランキングからのアクセスが多くなる。わかりずらいと思うので実際の画像で説明みる。
ブログ記事の中に、この様なボタン(赤丸)を設置する。記事を読んでもらった読者に対して、このボタンをクリックもらう様にしよう。
クリックすると、この様なランキング画面にジャンプする。クリック数が多ければ多いほど、ランキングが上昇する。
また、このランキングページは,SEOに強いため、このジャンルに興味のあるユーザーが多く集まる。ランキングで上位に表示されれば、かなりの宣伝効果となだろう。
「IN」がブログからブログランキングへのアクセス数だ。逆に「OUT」がブログランキングからブログへのアクセス数となる。
ご覧の通り、ランキング上位になればなるほど「IN」<「OUT」となっているため、この効果がご理解頂けるでしょう。今すぐブログを開設して、是非ブログランキングを実践して頂きたい。
メルマガ戦略
メルマガはWEB系の営業媒体としては、最高の攻撃力を誇ると言われるほど強い効果がある。またリスト(メールアドレス)を取得することで、任意の時間に、任意の情報を発信できるため、発信者側としては非常に都合の良いツールなのだ。
FACEBOOKなどのSNSが浸透しているのにも関わらず、ネットビジネス業界では、メルマガを使ったマーケティングが最も成果を上げている。
メルマガを配信するにはリスト(メールアドレス)を取得しなければならない。しかし、単純にメルマガに登録して下さいといっても誰も登録はしてくれない。メルマガに登録してもらうためには、無料のプレゼントを用意するのが良い。
飲食店であれば、無料のビール券や、無料のお食事券、もちろん、割引きチケットでも良いだろう。メルマガに登録してもらう変わりに、それなりの価値を提供しなければならないのだ。
配信内容は基本的には、ブログやフェイスブックで投稿する内容と同じでよい。テーマに沿って、自分のお店のコンセプトや日々の活動を、ストーリー性を持たせて配信していこう。
そして、たまには、営業メールとしてイベントの告知や、新商品の発表などを行っていく。これらを継続することでリストがファン化し、より濃密な関係性を築くことができるだろう。
メルマガ配信にはメルマガ配信スタンドを利用するのが良いだろう。様々な会社があるが、弊社でも利用している「オードビズ」という配信スタンドがお薦めだ。
配信漏れが無く、サーバーも安定していることに加えて、ステップメールも複数作成することができる。(ステップメールはメールの自動配信のこと)
PPC広告、SEO、SNSが一通り完了したら必ずマスターしておきたい媒体だ。
最後に
今回は飲食店のWEB集客という形で、様々な手法を公開させて頂いた。しかしWEB業界は流行り廃りが激しいため、昨日使えてたノウハウが、今日には使えなくなっている、ということが多々ある。
しかし、本当に核となる部分は、どの時代でも変わらない。WEB上でも、お客さまと信頼関係を築き、最高のサービスが提供できる様に日々活動することが重要だ。
事実、アーキクラウドも、このWEB集約を駆使することで、ここまで大きくサイトを発展させることができた。
弊社では、このノウハウを活かした、飲食店、店舗に特化した形でのWEB集客コンサルティングを実施している。
もし、あなたがweb集客の面で躓いているのであれば的確なアドバイスをさせて頂く。興味のある方はこちらよりお申込み頂きたい。コンサルティング希望