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居酒屋を開業するために資格は必要?失敗しないポイントについて

自分のお店を持とうとしてる人の中でも、居酒屋を開業したいと思う方も多いのではないでしょうか。お酒が好きでしゃべるのが好きという方は居酒屋を開業することに向いているかもしれません。しかし、居酒屋を開業して長くお店を続けるためには大変なことがたくさんあります。

今回は「居酒屋を開業するために必要なこと」を紹介します。居酒屋を長く続けるためのポイントも紹介しているので、居酒屋を開業してみたいという方はぜひ読んでみてください。

居酒屋を開業する前に準備すること

まずは居酒屋を開業する際に準備することを紹介します。

・営業許可の取得

営業許可の取得をする必要があります。飲食店営業の許可は主に「飲食店営業」と「喫茶店営業」のふたつです。居酒屋の場合は「飲食店営業」の許可を保健所に申請します。

・開業資金の用意

居酒屋に限らずお店を開くためには資金が必要です。友人や知人など信頼できる人にお金を借りましょう。

・お店のコンセプトを決めておく

どんな居酒屋にするのかお店のコンセプトを決めましょう。最近では駄菓子居酒屋という駄菓子や駄菓子をアレンジした料理を出すユニークなコンセプトの居酒屋もあります。昔ながらの居酒屋をコンセプトにしてもよいでしょう。開業する前にきちんとお店のコンセプトを決めておきましょう。

居酒屋の看板

居酒屋を開業するときに必要な資格

居酒屋を開業するときには必要な資格があります。資格を持っていないと営業することができないので、開業する前に取得しておきましょう。

・食品衛生責任者

飲食店を営業する際に必要な資格です。各店に資格を持っている人がひとりいる必要があります。そのためオーナーが持っていなくても従業員が持っていれば、開業することができます。

調理師や栄養士の資格を持っていると、この資格を取る必要はなくなります。多くの方が飲食店を開業する際に調理師の免許が必要だと思いますが、実際のところは必要ありません。しかし、調理師の資格を持っていない場合は食品衛生責任者の資格が必要になります。

食品衛生責任者になるには各都道府県が実施している講習会を受ける必要があり、講習期間は1日です。

・防火管理者

居酒屋の収容人数が30人以上のお店は防火管理者の資格を取る必要があります。防火管理者とは業種やお店の規模によって取得する必要があり、消防法の規制で定められています。収容人数はお店の定員も数に含まれるので注意しましょう。

この資格は各地の消防署で講習を受ければ取得することができます。講習期間は1日から2日くらいかかります。

・深夜酒類提供飲食店営業許可

お店の営業時間が深夜12時を超える場合は、深夜酒類提供飲食店営業許可が必要になります。この許可は警察署に提出する必要があります。

深夜酒類提供飲食店営業許可

開業するときの資金について

居酒屋を開業するにあたって多くの人が気になるのは資金のことでしょう。開業時にはどのくらいの資金が必要なのか、費用の内訳を紹介します。

・家賃
・内装費
・光熱費
・材料費
・設備費
・人件費 

居酒屋は開業するのに他の飲食店よりも資金がかかるといわれています。開業資金は600万円くらいといわれています。内装にこだわってしまうと費用はもっと高くなってしまうでしょう。そこで、少しでも初期費用を抑えるために工夫できることを紹介します。

・都会を避ける

お店を出す場所はお店の売り上げを左右するポイントです。都会は多くの人が来ることは見込めますが、その分、家賃が高くなってしまいます。開業資金を抑えたいのであれば、都会は避けたほうがよいでしょう。

・居ぬき物件を利用する

居ぬき物件とは前にテナントが使用していた状態でそのままある店です。以前居酒屋として利用されていた居ぬき物件をそのまま使用してお店を営業すると、そのままの状態ですぐに営業することができるため、開業資金を大幅に減らすことができます。

デメリットしては内装にこだわることができなくなってしまうという点です。また、前のお店の評判が悪いとそのまま開業してもいいイメージを持つことができなくなってしまうこともあります。

居酒屋の開業を失敗しないためのポイント

せっかく居酒屋を開業するからには長くお店を続けていきたいですよね。居酒屋を長続きさせるためのポイントを紹介します。

・資金調達をしっかりおこなう

資金はお店を営業する上で大切な要素です。信頼できる人から借りるだけでなく、銀行や日本政策金融公庫から借りるという方法もあります。しかし、事業計画書を提出する場合が多く、審査も厳しいので、現実的には難しいかもしれません。

・立地選びは慎重にする

先ほども説明しましたが、立地選びも大事です。ビジネスマンが多い場所と学生など若い方が多い場所では提供するメニューも違ってくるでしょう。コンセプト選びの際、立地条件を考える必要があります。

・ランチの時間も営業する

ランチの時間帯も営業することで、夜には来ることのない人の集客が見込めます。昼と夜の両方お店に来てくれる方もいらっしゃるかもしれません。

昼も営業するとなると食材調達や仕込みの面で大変になりますが、お店を長く続けるためには必要なことかもしれません。

・フランチャイズを利用する

フランチャイズとは加盟店に加入してその企業の看板を借りて営業することができます。知名度がある加盟店であれば、宣伝効果はあるでしょう。経営のアドバイスや資金も受けることができるので長く続けていくことができるでしょう。

デメリットは加盟店は本部のルールを守らないといけないことです。そのため自分のやり方でお店を開きたいという方には向かないかもしれません。

まとめ

今回は居酒屋を開業するために必要なことを紹介しました。居酒屋を開業するためには食品衛生責任者と防火管理者の取得が必要になります。試験ではなく講習を受けることで取得が可能なので、比較的誰でも資格を取ることができるでしょう。

お店を出す場所も慎重に選ぶ必要があります。都会であれば、多くの集客が見込めますが、家賃が高くなってしまいます。居ぬき物件を使うと初期費用は大幅に削減できますが、内装にこだわることができなくなってしまいます。

オーナーがお店をどんなコンセプトにするか、どのくらいの資金でやりくりするのか考えることが大切です。

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