店舗内装の重要性とは?デザインのコツと工事費用について解説!
店舗を立ち上げるには、さまざまなことを決めないといけません。店舗内装のデザインというのは、壁や床のデザインだけではなくて、店内の導線やイスやテーブルなどのレイアウトも含みます。レイアウトによってスタッフさんの働きやすさや売り上げがかわってくるかもしれません。
また店舗デザインは税金対策にもつながっていきます。そのため、店舗内装の重要になってきます。今回は店舗内装についてこの記事で紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
店舗内装デザインが経営を左右する
店舗の内装デザインは、スタッフもお客様も視覚にはいり、雰囲気を印象づける大切な部分です。店舗の内装デザインはどのような効果はあるのでしょうか。
▼店舗全体の内装イメージ
どういったコンセプトのお店で、どんなお客様に来ていただくのか決めると、店舗全体のイメージがでてくるかと思います。お客様に対してどのようなデザインがニーズあるのかを練ります。
また最近ですとSNSなどで拡散したりする方が多いので、写真映えする個性的なデザインを取り入れるのもよいかもしれません。
▼お客様やスタッフのことを考え抜いたレイアウト
デザインだけではなく、飲食店の場合はテーブルやイスの材質や配置も重要です。狭いよりも広い方が、荷物の多いお客様からすると窮屈感がなくなります。また、出入口から席まで段差がなかったりするとベビーカーや車いすなどが通りやすくなると、幅広いお客様が利用してくれるかもしれません。
▼売上を考慮した席のレイアウト
商売の上では、必要な席数や回転率を考慮することが重要です。飲食店でいえば5席増やすだけでも、お客様をお店に入っていただくことができますので、月に数十万円ものの売り上げが上がるかもしれません。
ほかにもイスやテーブルのデザインをかえてみて、個性的なものであることによって居心地がよく、リピーターにつながるかもしれません。
店舗内装にも寿命があるって本当?
はじめは新しい店舗の内装の材料は、時間が経つにつれて古くなっていきます。古くなってくると、いずれは経年劣化により壊れて使用できなくなります。
設備や建物の構造にはそれぞれに耐用年数があります。設備でいえば約15年、建物の構造が木造であれば約20年、鉄筋コンクリートであれば約34年となります。
店舗内の設備の耐用年数は15年以内のものが多いので、店舗を立ち上げる際に店舗内装の修復に関して計画を練っておくことが重要となります。
店舗内装が税金対策に?減価償却について
店舗内装によってさまざまなものが変わってきます。そのなかの一つが税金対策です。2章でお伝えした通り建物の構造や設備には耐用年数というものがあるため、耐用年数に合わせて減価償却を行い税金を計算していきます。
ほとんどの場合、ビルのテナントの一画をお借りして内装工事をされるかと思います。その場合は建物自体に関わる工事なのか、それとも建物に付属する設備に関わる工事なのかを分ける必要があるので注意が必要です。
飲食店における店舗内装のコツ
店舗内装はとくに店舗のコンセプトの設定を練ることが重要となってきます。自分の好きなようにデザインをするとお客様にとっては、居心地が悪いかもしれません。そのため、内装のコツを知っておく必要です。
▼店舗の内観
内観をみてどんなお店なのかをイメージする方は多いかと思います。店舗の内観のデザインなどでご飯が美味しそうなのであったり、流行っているのかを感じることができるかと思います。このお店はいいぞと思わせるデザインを考えましょう。
▼人気のイメージ
カフェスタイル、バーのような落ち着いたデザイン、インスタ映えする個性的なデザインなどが人気となっています。写真を撮りたくなるようなデザインが流行るかもしれません。
▼導線
店内を歩いていて、すれ違いの人とぶつかってしまうような広さだと、やはりお客様の不満は溜まりやすくなってしまうかもしれません。狭さを売りにしているお店もあるかもしれませんが、一般的には広々している方がお客様の満足度は上がるでしょう。
また、飲食店の場合はキッチンからお客様が待つ席までの距離をなるべく短くして出来立ての料理を出せるようにした方がよいのではないでしょうか。
店舗デザインを考えよう!基本的な流れ
どんな店舗にするかによって、その専門の業者へ相談するのがよいでしょう。たとえば飲食専門の店舗内装デザインを行っている場合、その業者には過去の数々の実績があり気をつけないといけないポイントやもっとこうするといいというポイントなどがあります。
▼基本的な流れ
1、開業する店舗が決まったら契約が済みましたら業者に相談
2、店舗内装工事の契約
3、店舗デザインの打ち合わせ、決定
4、店舗内装工事の着工
5、店舗内装工事の竣工
6、引渡し
業者にまず相談するときは、現地をみていただき、店舗のコンセプトやターゲット層やレイアウトです。業者とイメージを共有しないと店舗デザインがブレてきてしまいます。
注意をしなければならないのは工事の遅れです。オープンが遅れないように、予定期日までに終えられるように動いていきましょう。
店舗内装の工事費用と内訳
実際に業者に、内装業者から見積書をいただくと適正な工事費用や項目なのか素人ですとわかりません。では、店舗内装の工事費用はどんな内訳になっているのでしょうか。
▼工事費用
見積書の中で重要となるのは内訳書です。この内訳には、全体の項目と費用が掲載されています。
・仮設工事 ・軽鉄工事 ・木工造作工事 ・木製建具工事
・左官工事 ・電気設備工事 ・給排水設備工事 ・衛生設備器具工事
・ガス設備工事 ・空調換気設備工事 ・化粧金物工事
・塗装工事 ・内装装飾工事 ・ガラス工事
・サイン工事 ・既製家具工事 ・雑工事 ・諸経費
これらの店舗の内装工事費用がかかってきます。費用が高いかどうかがわからないときは、見積もりを取った業者以外の専門家に相談して判断するようにしましょう。
まとめ
店舗を立ち上げる際に考えなければならないことはたくさんあります。店舗のコンセプトだけではなく、デザインや税金面に関して計画を立てておくことが重要です。また、コンセプトやデザインで経営に大きな影響を与えることになります。
店舗内装デザインは壁の色や床の色だけでなく、人の導線やイスや机などのレイアウトも重要です。そのため、しっかりと計画を練る必要があります。
費用に関しては専門的になりますので、相見積もりをとり必要な工事なのかであったり、工事費用が高くないかなどを細かく確認しましょう。