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ホテルの内装はどうあるべき?デザインのポイントを解説!

日常生活の空間である住宅と異なり、ホテルは非日常性に満ちています。
スタッフや料理にも注目が集まりますが、なんといっても空間的な体験に大きな期待が寄せられます。
宿泊が目的であれば、とくに客室の設え は重要です。
ここでは、そのようなホテルの内装の決め方について、決定プロセスや具体的な手法とアイテムについて解説します。

ホテルの内装が輝く条件とは?

ホテルの内装を考える際には、重視しなければならない3つの条件があります。1つ目は、清潔感です。
どのようなグレードのホテルであっても、ホテルの役割はリラックスして休息をとることが最大の目的のひとつです。
人が精神的にリラックスするには、2つのハードルをクリアする必要があります。

まず、第一印象としての見た目のハードルです。
ホテルの施設に清潔感が感じられれば、このハードルは容易に超えられます。ホテルにアプローチする際の外観の状態から、ロビーに入ったときの雰囲気、さらに客室までの廊下やエレベーター、そして客室のすべてが対象です。

宿泊客は、これらの一連のシーンを目にしながら、自分が泊まる部屋に入っていきます。
どれかひとつでも不潔な感じがしてしまえば、リラックスの度合いに悪影響を与えます。
施設や内装が新しければよいというわけではなく、清潔さを保とうとするホテル側の心遣いが感じられることが重要です。

2つ目は、快適性です。これはリラックスして滞在するための第二のハードルです。
客室に入ってからしばらく過ごしているうちに感じられる感覚が快適性に影響を与えます。
室内の家具や調度品、ライティングや空調など五感に関わるすべての要素が関係してきます。

快適性は、宿泊する目的にも大きく関わる要素です。ビジネス用途であれば、客室で事務作業をする可能性があります。
その際に、ノートパソコン用のコンセントやWi-Fi接続が容易にできる環境がないと快適とは感じられないでしょう。

また、家族連れがバケーションなどで宿泊するのであれば、客室には子どもの行動様式を考えた内装や設備が必須です。

3つ目は、統一感です。
これはホテルのブランドイメージの向上に寄与するポイントです。
清潔感や快適性が満たされて、初めて到達する感覚ともいえます。
宿泊体験をするときに、ホテルを構成するすべての要素にアイデンティティーを感じられるかどうかの問題です。

たとえば、フロントやロビーの空間的な設えと、客室の内装にはデザイン的な連続性が必要です。
素材や色使い、また照明の色と照度などが大きく関係してきます。
さらにいえば、建物の話だけではなく、接客スタッフの態度や笑顔なども含めて、ホテルのサービス全体を俯瞰する視点からのトータル・デザインが要求されるのです。
ホテルの内装が輝く条件とは?

ホテルの内装で成功させるポイント

ホテルは商業施設です。この点を意識したデザイン戦略が成功のポイントとなります。
具体的には次のような点を検討します。
1つ目は、近隣ホテルとの差別化ができているかどうかです。

採算性を考えたときに、ホテルの立地は交通インフラとの接続性が重視されます。
つまり、駅から近い立地に建てられることが多いので、駅の周りに競合するホテルが並立する状況が生まれるのです。

近隣に同じようなグレードのホテルが営業している場合には、差別化戦略をとることが一般的です。
その具体的な選択肢として、価格やサービス戦略と共に、内装デザインが強力な武器として使えます。

2つ目は、デザインや費用の優先順位がはっきりしているかどうかです。
建物の内装デザインは、コンセプトと投資額によって方向性が決まります。宿泊客にどのような空間体験を提供するのかについて、具体的なイメージを固めておく必要があります。

ここが曖昧なままでは、統一感のある空間体験は得られません。
また、ホテル全体の建設費のなかで建物の内装にどのくらいの割合で投資が可能かについても、最初に明確にしておいたほうがよいでしょう。

ホテルの建築には、機能的な面でさまざまな設備を導入する必要があり、予算配分もそこがメインになりがちです。
意思決定者に対しては、最初に内装デザインの重要性を理解してもらわないと、実現したいコンセプトに対して十分な予算がつかないことになります。

3つ目は、利用者を第一に考えたデザインになっているかどうかです。
ホテルの運営は、宿泊、料飲、物販、ブライダル、管理などさまざまな部門から成り立っています。
デザインを考えるときに、このようなサービスの「提供者」の使い勝手を反映することは合理的です。

ただし、「利用者」の利便性とのバランスを忘れてはいけません。
通常、デザインプロセスを検討する打ち合わせには、各部門のサービス提供者の代表が出席して意見が反映されます。
しかしながら、サービス利用者の代表は参加しないのが普通です。

つまり、宿泊客の利便性という点からの意見は、後回しになる可能性が高いのです。
そこで、利用者の意見を意識的に検討する仕組みの導入を検討する必要があります。
ホテルの内装で成功させるポイント

失敗するホテル内装の特徴とは?

内装の更新は空間の雰囲気を変えるための最も手軽な方法です。
そうはいっても、押さえるべきポイントを考慮しないと失敗することがあります。
ここでは、注意喚起として以下の3つの失敗につながるケースを確認してみましょう。

1つ目は、ただ新しくすればいいと考えているケースです。
新しくされた内装に、それ自体で価値があることは確かです。
しかしながら、ホテルの内装の目的を考えると、その新しさがホテルの価値を高めることに貢献しているかどうかが問題です。

たとえば、表面が磨かれた大理石が気に入ったからといって、ロビーの床を総大理石張りにしたとします。
たしかに見栄えはよくなるでしょう。
ただ、ホテルのブランドイメージを崩さないかどうかの検討をせずにそのような更新をすると、ロビーだけ雰囲気が異なることになります。

結果として、宿泊客に統一感がないイメージを与えてしまえば、せっかくの投資が活かされません。

2つ目は、ホテル側の要望だけを通しているケースです。
要するに、利用者のことを考えない内装になってしまっている場合です。
基本的にホテルを評価するのは利用者です。
ホテルの管理者や従業員はその評価を受ける立場にすぎません。

たとえば、利用者の感想はホテルを選ぶ際のインターネットのランキングサイトの評価に反映される可能性があります。
そこには宿泊経験者の評価コメントなどが書き込まれ、読者にとってその評価が次の宿泊先の選択に影響するのです。
もし、施設の管理・運営のみが優先的に考えられた内装デザインであれば、利用者の高評価を得ることは難しくなるでしょう。
すると、ランキングサイトの評価も低くなり、リピーターも新規顧客の獲得にも失敗するわけです。

3つ目は、工事予算の回収予定を曖昧なままにしているケースです。
商業施設を考えるときには、投資と回収というサイクルで金額を管理する手法が一般的です。
ホテルについても、内装工事に割り当てられた予算については、回収期限を設定しておく必要があります。

つまり、ホテルの内装は清潔感・快適性・統一感という観点とは別に、最大限の収益を得るための投資手段であるという視点がなければ、経営的に失敗する可能性があるのです。
失敗するホテル内装の特徴とは?

どういうホテルの内装があるもの?

建築の内装には多くの種類がありますが、商業施設としてのホテルの内装を考える場合、宿泊客のプロフィールに合わせたいくつかの理想的な組み合わせがあります。
ここでは、非日常性を求める宿泊客の期待を満足させる例をいくつか挙げてみましょう。

1つ目の例として、素材で非日常性を演出する方法があります。特に、レザー素材を取り入れた部屋は有効です。
たとえば、同じ形のソファーがあったとして、グレードの差は素材で決まることが普通です。そして、一般的に最高級グレードのソファーの表面素材にはレザーが使われます。

布の日常性に対して、レザーには非日常的な雰囲気があります。
このようなレザーの家具を部屋に配置すると、高級感と非日常性を醸し出す空間が演出できるのです。
また、予算に余裕があれば壁面もレザーで仕上げるとよいでしょう。
その場合は、全面ではなく部分的にレザーでカバーするのが、空間を上品にまとめるポイントです。

2つ目の例として、室内の色味のコントロールがあります。
一般的にはダークカラーでまとめると高級感が出せます。たとえば、リゾートホテルの客室であれば、アースカラーなど濃茶系がよいでしょうし、シティーホテルであれば、紺系または黒系の色味で家具や内装をまとめるとシックで都会的な印象になります。

また、部屋を広く見せるテクニックとして、各要素の配色にグラデーションを付ける方法があります。
たとえば、客室の中央にあるベッドカバーや床をベージュなどの淡色系で抑えておいて、壁際の造り付け家具や椅子などはダークブラウンなどの濃色系にすると、グラデーションの持つ遠近効果で広がり感が得られます。

3つ目の例は、照明と窓の景色の活用です。
客室に限らずホテル空間全体に言えるのですが、非日常性を感じさせるためには明るすぎないようにすることです。
家具や内装をダークカラーでまとめても、照明が明るすぎると効果が半減します。

特に夜間の人工照明用器具の選択には細心の注意を払いましょう。窓の景色を利用する方法としては、景色に視線が向かうように家具を配置します。
たとえば、起き上がったときに目の前に窓外の景色が見えるような向きにベッドを置くのがおすすめです。

視線が窓の外に向うので、仮に部屋が狭かったとしても開放的な気分にさせる効果があります。
どういうホテルの内装があるもの?

内装会社選びのポイント

ホテルの内装工事を依頼する際には、内装会社はどのような点に気をつけて選べばよいでしょうか。
主な評価のポイントを4つ紹介します。

1つ目は、ホテル内装の知識を持っていることです。これは、初回の打ち合わせなどで確認できます。
もちろん、この評価をするためには、発注する施主側としてもひと通りの基礎知識を持っている必要があります。

2つ目は、ホテル内装の設計や施工実績があることです。
ウェブサイトに掲載された情報をもとに、施工された物件に宿泊してみたり宴席を設けてチェックしてみたりするとよいでしょう。

3つ目は、ワンストップでの請負が可能かどうかです。
ホテルの建設では、設計から施工まで多くの業者が関与します。
そのため、施主側としては窓口をひとつに絞っておいたほうが情報共有も円滑になり、管理コストも抑えられます。

4つ目は、クライアントとの十分なコミュニケーション能力があるかどうかです。
具体的には、施主の話をきっちりと聞くことができるかどうかです。これも、初回の打ち合わせで確認します。
このとき、施主側に建築士などの専門家がいたほうが正しい評価が可能です。
以上の評価ポイントをもとにして、なにか問題が起きたときに、施主の立場に立って対応してもらえる業者を選びましょう。
>内装会社選びのポイント

ホテルがオープンするまでの工事の流れ

ホテルの企画立案から実際にオープンするまでの作業を時系列で追ってみましょう。大きく6つの段階に分けられます。
第1段階は「打ち合わせ」です。ホテルの建設計画が持ち上がると、事業計画が策定され、具体化のために詳細が決められます。

建物に関しては、敷地候補のリストアップ・設計者の選定・予算配分などが主なテーマです。これらすべての段階で関係者を一同に介した話し合いが持たれます。
これを一般に打ち合わせと呼んでいます。

第2段階は「設計・製造」です。ホテルのオーナーや経営陣など、建物の建設を発注者である施主側関係者同士の打ち合わせを経て、設計者が決まります。

設計者の選定は随意契約や競争入札などによって決められます。
選ばれた設計者は、ホテルの建設に関して一般に設計・監理請負契約を結び、建物の基本設計・実施設計・施工監理までの全体を統括して管理する役割を担うのです。

実際に建物を建設する作業は、施工者の担当です。設計者の専門知識をもとに、過去の実績や技術力などを評価して施工業者が選定されます。
このように、施主と設計者と施工者の3者によって建設作業が進行します。

第3段階は「モックアップルーム施工」です。一般にホテルの内装デザインでは、実際の材料の質感や納まりなど繊細なデザインが要求されます。
そのために、縮小模型や3Dグラフィックイメージを用いるのですが、実際の雰囲気が伝わりにくいため、原寸大の模型を制作することがあります。これを「モックアップ」と呼んでいます。
似たようなものに、マンション販売の際の「モデルルーム」があります。
これは、購入を検討している見込み顧客に実際と同じような空間体験を提供する場所です。モックアップの場合は、一般に顧客向けではなく、施主と設計者と施工者の情報共有のために建てられます。
材料や空間の寸法などについて、関係者間の合意をもとに作業を円滑に進めるためのツールといえるでしょう。

第4段階は「商品製造」です。建物の設計・施工と同時進行で、室内に設置される家具や調度品のデザインが決められます。建物の設計者が兼任することもありますが、ホテルなど商業施設の場合は、統一したブランドイメージを保つために、専属のインテリアデザイナーが担当することが多いようです。
家具や調度品については、市販のものを利用することもありますが、特殊な色や形が必要な場合は特注品として製造を依頼することになります。

第5段階は「搬入工事」です。建物の建設工事が進んで躯体が完成すると、インテリアの施工に入ります。床・壁・天井に仕上げが施され、造り付け家具などが設置されます。
最後に、家具や調度品を搬入してホテル空間の設えが完成します。

第6段階は「オープン」です。建物の建設と並行して、スタッフのトレーニングが行われます。そのホテルで提供すべきサービスの本質について、スタッフの意識を高めてサービスレベルを向上させます。
その際に、ホテルの各施設の合理的な使い方についても習熟しておく必要があるため、実際の客室や宴会場はトレーニングに使用されます。このように、建物とスタッフの両者の準備が整うとオープンとなります。
ホテルがオープンするまでの工事の流れ

色づかいがホテルの内装では重要

ホテルの内装デザインでは、グレードと利用者像にあわせてコンセプトを考えます。
ホテルにはさまざまな機能空間がありますが、最も気を使うべき場所は客室です。
同じホテル内でも、客室数が多くなるとグレードのバリエーションが広がります。

一般に上層階になるほど良好な景観が楽しめることからグレードが上がります。
そのグレードの違いを表現するのはインテリアデザインの役割です。

グレードごとに明確かつ上品さを失わない差別化が要求されます。
グレードのデザインで重要なポイントは、色使いです。予算に余裕があれば、素材へのこだわりや細部の納まりなどで宿泊客の期待を満足させる空間演出も可能ですが、一般的にはコストを抑えたインテリアの実現が施主側の最大の関心でしょう。

デザインの費用対効果を考えると、色のコントロールがもっとも有効な方法です。
たとえば、ホワイトやパステル系の明度の高い色を基調にした内装は、それほどコストをかけずにモダンでシンプルな機能美を演出できます。

また、ダークカラーを基調にして、照度を落とした人工照明を組み合わせると、落ち着いた空間となります。
色づかいがホテルの内装では重要

インテリアへのこだわりも忘れずに

インテリアデザインを構成する要素としては、床・壁・天井といった空間の枠組みを規定する部分とともに、開口部を縁取る建具や、そこに置かれる家具の色・形・配置も重要です。
ホテルの備品としての家具は同じものが大量に必要なので、補修部品の供給も考えて、なるべく既成品で構成するのがポイントです。

たとえば、ホテルのロゴを入れるなど特注する場合も、家具本体ではなく付属品としてのカバーを特注にすれば、コストが下げられます。

有名な建築家やデザイナーが考えた家具は魅力的ですが、価格の面からもロビーなどのセミパブリックスペースのみの配置に留めておくのが得策です。
家具の配置については、高さのあるものは壁際に置くのが基本です。
また、天井高にあわせて家具の高さをコントロールしましょう。
特に客室の家具の場合、なるべく低いもので組み合わせると空間に広がりが生まれます。
インテリアへのこだわりも忘れずに

内装を飾り付けるおすすめアイテムは?

ホテルの室内装飾には、日常生活ではあまり見かけないものを使うと非日常性を演出しやすくなります。
以下に述べるアイテムを積極的に活用しましょう。
1つ目は、間接照明です。
これは、照明の光源を隠して、柔らかい反射光で照度を確保する方法です。空間に落ち着いた雰囲気を与えます。

2つ目は、観葉植物です。
植物は心を落ち着かせる効果があるので、可能な限り配置します。

3つ目は、ディスペンサーです。
ディスペンサーとは、ある一定の分量を分配する機能を指しますが、ホテルでは主に洗面所や浴室の液体ソープやシャンプーなどのボトルをさします。
ホテルのロゴが入った陶器製のディスペンサーなどが一般的です。

4つ目は、ディフューザーです。
ディフューザーとは、気体を拡散させる機能を指します。居室や客室などでは、主にアロマ・ディフューザーのことを意味します。

香りは人間の感情を最も刺激する要素なので、変わった香りを使うと非日常性を容易に演出できます。

5つ目は、壁掛けテレビです。
テレビは居室で使う電子機器の代表格ですが、サイズも大きくボリュームがあるので、床置きタイプだと空間のイメージを左右してしまうことがあります。
その点、壁掛けテレビは壁面装飾の一部になるため、インテリアデザインへの影響も少なく、窓が少ない客室などでは空間に開放感を与えるツールにもなります。

最後は、ラグの活用です。
床の仕上げが板張りの場合、ラグの活用は必須といえます。敷かれるラグの色や素材によって容易に空間の質のコントロールが可能なツールだからです。
内装を飾り付けるおすすめアイテムは?

内装にこだわりのあるホテルづくりを徹底しよう!

経営的な面でホテルを考えると、リピーターを獲得することが最も重要な経営目標のひとつといえます。
快適で心に残る滞在やレセプションが提供できれば、利用者がもう一度戻ってくる確率は高くなります。

実際のところ、ホテルにおける顧客満足度はスタッフのサービスレベルや、料飲部門で提供される料理の味に左右されるところも大きいのですが、建物や客室が提供する空間体験も重要な役割を果たします。
そう考えると、インテリアデザインは単なる見た目やイメージの問題ではなく、持続的な経営を実現するための必須のツールと考えるべきなのです。
ホテルの経営という観点から、顧客満足度を向上するツールとして内装にはとことんこだわり、継続的かつ十分な投資を行うことをおすすめします。

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