独立開業におすすめの仕事を紹介!利用できる助成金についても解説
独立開業を考えている方の中には、どの仕事を選んだらいいのかと迷っている方も多いのではないでしょうか。当コラムはそういった方に向けて、独立開業でおすすめの仕事や、失敗しないために気を付けたいポイントなどを紹介しています。
独立開業するうえでの仕事の選び方、経営に役立てそうな助成金なども解説していますので、よろしければ参考にしてください。
独立開業におすすめの仕事
独立開業をするといっても、独立できる仕事の種類はさまざまです。人それぞれ向き不向きがあるため、「この仕事が独立開業におすすめ!」といったものはありません。
まずこの章では独立開業がしやすいとされる仕事をいくつか紹介していくので、気になるものがあれば参考にしてみてはいかがでしょうか。
●フリーランス
今までその分野での経験で身に付けたスキルを、独立開業して仕事にするといったスタイルです。フリーランスはその分野の会社で働き、下積みとして経験を積んでから独立する、といったことが王道といえるでしょう。
また、フリーランスではそれぞれの分野に関する資格を取得することで有利になるかもしれません。
・プログラマー
・デザイナー
・ライター
・カメラマン
●副業系
空いた時間を利用して行う副業を独立開業してメインの仕事にするといったものです。メリットとしては専門の技術を必要とせず、インターネットの情報や、教材でノウハウを学べる点があげられます。
しかし、多くの場合が小遣い稼ぎ程度の収入となってしまい、モチベーションが続かず経験を積む前に投げ出してしまいがち、といった点に注意が必要です。
・アフィリエイト
・ネットオークション
・せどり
・クラウドソーシング
・YouTuber
独立開業するならやりたい仕事を選ぼう
独立開業におすすめの仕事をいくつか紹介しましたが、大切なのは自分が一番やりたい仕事を選ぶことです。開業しやすさ、稼ぎやすさといった点だけに注目して仕事を選んでしまうと、モチベーションを保つのに苦労してしまいます。
とくに独立開業したての仕事の収入はなかなか思うようにはいきません。そうなると、どうしても続ける気力がなくなってきてしまうものです。
しかし、好きな仕事ならば苦になりづらく、最初の経営難も乗りこえられるかもしれません。このように独立開業の仕事選びで大切になってくるのはモチベーションを保つことで、それには自分が本当にやりたい仕事を選ぶことなのです。
独立開業するとき助成金がもらえることも
独立開業でのおすすめの手段が、「補助金」や「助成金」を受け取ることです。仕事にもよりますが、独立開業をするとなると初期費用がかかります。初期費用は、開業後の運転資金などを視野に入れた資金繰りが大事になってきます。この開業後の運転資金に補助金や助成金をあてることができれば、初期費用に余裕がうまれ、開業も多少は楽になりますよね。
では具体的にどういった補助金や助成金が受け取れるのでしょうか。独立開業をする際に、役立てそうな補助金や助成金を紹介します。
・小規模事業者持続化補助金
既定の従業員数以下の事業に対して支給される補助金です。商工会議所の指導のもと、計画書の作成が必要となるため、経営に関する勉強の機会にもなります。支給額は補助対象となる経費の3分の2以内(上限50万円)です。
・創業・事業承継補助金
新しく事業を始める方を対象とした補助金です。事業で新しい需要や雇用を見込める場合、開業に必要な経費の一部に対して支給されるといったものです。支給額は100万円~200万円程です。
・特定求職者雇用開発助成金
65歳以上の労働者を1年以上雇う場合に支給されるもので、支給額は50万円~70万円程です。
・生涯現役企業支援助成金
40歳以上の方が起業し、中高年齢者の従業員を雇う場合に必要となる人件費に対して支給されます。支給額は企業者が40~59歳だと150万円、60歳以上だと200万円といったように変わってきます。
・トライアル雇用推奨金
35歳未満の労働者にトライアル雇用(使用期間を設けて適正を判断する雇用法)をする場合に支給されます。支給額は1人あたり最大5万円です。
これらは国からもらえるお金ですが、それぞれの地域の自治体から出ているものもあります。事前に独立開業するエリアで、どういった補助金や助成金が出ているか把握しておくことをおすすめします。
独立開業にはリスクがつきもの
独立開業ではあらかじめリスクを把握しておくことが大切です。リスクを把握しておくことで、対処法を見出すことができるため、成功するためのポイントをつかみやすいのです。
●金銭面のリスク
独立開業のリスクは大体が金銭面でのリスクといえるのではないでしょうか。独立開業のための多額の融資を受けたものの、資金繰りに失敗して赤字経営が続き閉店してしまい、借金だけが残ってしまうというのが最悪のパターンです。
対処法としては、開業準備の段階での資金計画をしっかりと定めておくことではないでしょうか。店舗開業でありがちなのが、開業前に内装にこだわりすぎて内装工事費に資金を使いこんでしまい、開業後の経営が苦しくなってしまったというケースです。
また、経験のないうちに大きな規模の開業はおすすめできません。独立開業では失敗してしまうこともあり、そうなってしまうとリスクも大きくなってしまうからです。経験のないうちは小規模での独立開業をスタートし、勉強しながら経営をするという方法がリスクも少なくおすすめです。
まとめ
独立開業でおすすめの仕事というのは人によって違うため、一概にはいえません。しかし仕事を選ぶうえで大事なのは、自分が本当にやりたい仕事を見つけることでしょう。独立開業しやすいから、稼ぎやすいからといった点だけで選んでしまうと、モチベーションを保つのが大変だからです。
また、独立開業のリスクは金銭面での失敗がほとんどです。そうならないためにも、事前にしっかりと資金計画を立てて上手に資金繰りを行うようにしましょう。
独立開業では助成金が受け取れることもあるので、それらが受け取れれば資金に余裕ができるかもしれません。国から支給されるものや、各地の自治体から支給される助成金もあるので、しっかりと確認しておきましょう。