現場での施工における注意点
しっかりした現場監督が担当についてくれれば、
ほとんどのミスや間違いに気付いてくれます。
しかし、
どんなに優秀な現場監督も人間です。
見過ごしてしまうこともあるし、ミスもあります。
しかも、
現場に張り付いているわけではありません。
まず、
工事において、
ミスや間違いは、時間が経ち、工事が進めば進むほど、
手直しや手戻りが大変になってきます。
施主として、
自らも工事中の現場をチェックすることも必要なのです。
手戻りの無い、ミスの無いマイホームづくりを進めるためにも、
現場を見るポイントと工事のタイミングを説明します。
【手戻りやミスを事前に防ぐための施主の現場管理】
【地鎮祭・地縄確認編】
これまでの机上の打合せから、初めて現地での打合せになります。
建物の配置、形状、周辺地盤の高さなどを現地で実際に確認しましょう。
境界からの離隔や隣家との距離感も確認しておきましょう。
チェックポイント
□ 隣家との境界の確認はできているか、
*民民境界は双方の合意があっての境界です。
くだらない揉め事に発展しないように、きちっと境界を確認しておきましょう。
□ 建物の配置は適切か
*地縄確認の縄は基礎の中心であるケースがほとんどです。
外壁の厚み、外構フェンスなどの厚みも考慮した有効幅を
確認しておきましょう。
□ 隣家との地盤の高さが合っているか
*隣家の地盤の高さより高すぎても、低くすぎてもよくありません。
周辺の高さと比べてみてどうかを確認しておきましょう。
また、道路面からの高さも重要ですね。排水勾配も配慮した
計画になっているか確認しておきましょう。
□ 駐車スペース、玄関までのアプローチは適切か
*実際に現地で駐車スペースの範囲と高低差を確認し、
玄関までのアプローチも確認しましょう。
□ エアコン、給湯器設備などの外部設備の配置は適切か
*隣家に近い場合、室外機の風向などでクレームになることもあります。
業者任せにせず、現地で確認しておきましょう。
□ 外部水栓、外部コンセントは適切に配置されているか
*以外に見落としなのが、外部の水栓とコンセント。
ガーデニングや洗車など、用途にあった場所に配置されているか
再確認しておきましょう。
□ 電気、ガス、水道メーターの位置はどこか
*外観に拘っている場合は、電気メータや電気の引き込み線の位置も
確認しておくのが良いでしょう。
また、水道メーターやガスメーターも検診に来た方が見やすい位置で、
あまり家の奥まで入ってこない位置がオススメです。
水道メーターは駐車スペース位置にきていないか確認してください。
□ 外構プランの再確認
*失敗の多いのが外構計画、現地で立体的に確認しましょう。
また、給排水のマスの位置も以外に重要です。
せっかくのタイルのアプローチにマス蓋が・・・・なんてこともありえます。
浄化槽がある場合は位置と高さの確認も。
□ 屋根のひさしや雨樋が境界からはみ出していないか
*そんなこと確認しなくても大丈夫でしょう。と思わないで、
念のため確認しておきましょう