パン屋、ケーキ屋の内装に強く誠実さと確かな提案力が魅力の内装デザイン工事会社 | 内装工事、店舗デザイン・設計の見積もり依頼・比較 アーキクラウド

どの様な経緯で今の仕事を始められたのでしょうか？

父が家業として内装工事の仕事をしていたのですが、私は、もともとは継ぐ気はなくて、大学で経済学部を卒業した後アパレル会社に勤めていました。

アパレル会社で2年ほど経ったときに、父が肝臓がんで余命3年と言われまして、跡を継ぐことを決意してアパレル会社を退職しました。その後、夜間で製図の専門学校に2年間いきまして、昭和62年に父が亡くなったあと、昭和63年から跡を継ぎました。

そのころは、父から継承した得意先で物販店中心に内装工事をやっていました。平成10年から、もう一人相方ができまして、今の社名で活動をしています。

 

それから平成14年くらいまでは、それまでのルートでの、眼鏡屋さん、書店、CD屋さん、スポーツ店、靴屋さんなどの物販店中心の仕事していたんですが、世の中の経済状況的になかなか仕事がのびていかなくなってきたので、新規開拓を考え始めました。

それで、飲食店を考えたのですが、居酒屋さんやラーメン店といったハードな飲食店は厨房などがなかなか難しいということと、私自身、デザイン的にヨーロッパの石造りの建物のようなヨーロッパデザインが好きで、そういった店舗創りをしたかったということで、そういったデザインが雰囲気的に合い、飲食と言っても軽食や製造販売のお店である、パン屋、ケーキ屋に絞り込むことにしたんです。

それで、平成15年から私が、洋菓子店やベーカリーにダイレクトにローラー作戦で飛び込み営業を始めました。そして1～2年かかりましたが、ようやく店舗改装の折にかかったシェフから、「大隅さんは、他の業界というか、洋菓子店をやったことがないみたいだけど、違う発想のデザインを見てみたい。デザインを気に入ったら頼むけど、気に入らなかったら頼まないよ」ということでお話をいただけたんです。

現況写真を撮ってマーケット調査をした上で、お出ししたデザインを気に入っていただけて、最初の1店舗を改装させていただきました。その1件のおかげで、翌年改装を考えているというシェフの友人から声をかけていただいたりと広まり、また、店に納めている厨房機器屋さんや製菓材料問屋さんとも懇意になってご紹介のルートができて今に至っているというところです。

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会社の体制はどのようになっていますか？

私が代表で、設計と営業も担当しています。その他、設計担当が一人です。もう一人外部ブレーンで2013年からCAD関係と設計のアシストをしているものがいて、私が仕事で依頼を受けたものや、新規開拓でとってきた仕事を一緒に現調行って、たたき台の平面レイアウトを考えて、正式な図面化をしてもらっています。CGのパースも作ってもらっています。この3名で動いている体制です。

工事に関しては、弊社の下請けという形で協力業者が4社います。その4社にケースバイケースで依頼している形です。最近は相見積りが多いので、その4社さんに見積もりしていただいて、その中からオーナー様に選んでいただくという形をとることもあります。

 

現在の仕事はどのようなルートで受注されていますか？

現在はパン屋、ケーキ屋の店舗デザイン及び施工の受注が多いのです。そちらは10年ほど前から力を入れていた店舗デザインと営業の成果が実って、店舗設計施工の請負をいただけるようになりました。

現在は、その関係から、製菓材料問屋様や、厨房機器会社様からご紹介をいただくルートができあがっています。そのため、このルートからのご紹介をいただき請負わせていただくことが多いです。

その他に、施工させていただいたパティスリーのシェフからのご紹介や、ホームページからの問い合わせでコンペ形式でご提案させていただいた中、弊社を選んでいただくこともあります。昨年秋より登録させていただいたアーキクラウド様を通しても、ご成約させていただきました。

ただ、ご紹介ルートのできあがっているパン屋、ケーキ屋の店舗は、クリスマスシーズンやバレンタイン、ホワイトデーなどの繁忙期は、店舗改装をされないので11月から3月は仕事がなくなってしまいます。そのため、年間を通しての受注を請けたいと考え、おととしくらいからクリニック関係にも営業をかけています。

医療機器メーカー様などを通してのしがらみなどが強く既存の設計事務所もたくさんいらっしゃるという状況です。いくつかのメーカー様のほうへも伺うなどの営業も行いながら、ホームページを通しての依頼もあり、コンペで選ばれて受注することもでき、これから事業を大きくしていく予定です。

現状では年間の売り上げは6千万円の間ぐらいです。洋菓子店さんの店舗は、20坪以下で、15～20坪の店が多いんです。ですので、どうしても坪単価30~40万円だとした場合、高くても1件あたり800万円くらいです。年間では、10件ぐらいとなります。

特に洋菓子店の場合、先ほども話しましたように、お店の商売柄、クリスマスからの繁忙期で11月に入るともうほとんど工事がありません。

その辺が現在のネックになっていますので、3年位前から年間を通してコンスタントに受注をやるために、クリニック関係にも力を入れているところです。

 

仕事の進め方はどのようにされてますか？

 

まず最初に、私は初回面談をさせていただいて、必ずご要望やどういった内容でされたいのか、デザイン面だけでなく、使い勝手などもよくお聞きするようにしています。

例えば、厨房内のシェフやスタッフの動線、人数によっても厨房の使い勝手が変わってきます。店内での使い勝手も、例えばお客さんが買い廻るときの動線、入り口から入ってきて、レジがどうあって、どう出ていくのかとか、スタッフさんの動きや人数なども細かくお聞きします。

あと、デザインは、オーナーさんのイメージされている方向性があれば、プレゼンの時にそれを具体化できるようにヒアリングを重視しています。

現地調査は必ず写真を撮って、寸法を採測します。そして、初回のご提案までに2週間を目途にお時間をいただいて、平面のレイアウト図一枚と、外観のイメージパースと店内のイメージパースの3点を作成してご提出しています。

 

御社の強みは何ですか？

弊社の場合、デザイン事務所という形で、デザインと施工をさせていただいていますが、デザイナーとしてお店をデザインする時に、自分の作品という部分もありますが、できるだけお店のオーナー様の要望を具現化するお手伝いをするというスタンスで取り組んでいます。

オーナー様には、たくさんの貴重な資金を使っていただくので、できるだけオーナー様とスタッフの皆さんに喜んでいただけるお店にしたいと考えています。ですから、中にはデザインを押し付けるようなデザイン事務所さんもいると聞きますが、弊社はこちらのデザインを押し付けるという姿勢は持ちたくありません。

オーナー様の希望をできるだけ充実した形で具現化するために、弊社は、打ち合わせ期間を最低でも2か月から3カ月いただいています。また、途中での変更のご希望に対しても、もちろんできないこともあるのですが、できるだけご対応させていただいています。

突貫で打ち合わせする期間が1カ月も切ってくると、どうしても後で不具合や行き違いが起こって、せっかくたくさんのお金を継ぎ込んでお店を改装するのに、お互いに気分よく仕事が達成できないということがあるので、そういったことは避けたいと考えています。

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アーキクラウドよりコメント

今回の工事会社さんはアーキクラウドが提携する内装工事会社の中でもパン屋、ケーキ屋に強く、今まで多くの実績がある会社です。長年の経験から、お客様、シェフ、スタッフそれぞれの動線を考慮したゾーニングやプランニングが得意です。もちろんデザインのクオリティも高く、費用を抑えるための様々な工夫にも熟知されているので、こらからパン屋、ケーキ屋をオープンしようとしている方は是非ご依頼されてみてはと思います。

 

会社概要と過去の設計施工実績

 

本社所在地	大阪市
営業範囲	関西、関東
業務範囲	内装設計（デザイン）、内装工事
強い分野	パン屋、ケーキ屋、クリニック
年間売り上げ	６,０００万円