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ネイルサロンの内装費を安くするための3つの法則とは?

日本におけるネイルサロンは90年代中盤以降、徐々に増え始め、2012年の段階で店舗数が2万店舗程度、市場規模は2,000億円と急速に拡大している。これから新規に店舗をオープンしようとしているあなたにとって、市場規模が大きくなることは良いことだが、同時にライバルも多くなることは忘れてはならない。

競合との差をつけるためにも、できる限り開業にかける費用を少なくして、サービスやスタッフの教育に費用をかけたいと思う経営者は多い筈だ。開業費の中で最も大きな比率を占めるのが内装費用だ。この費用を抑えることができれば開業費用全体を大きく縮小することができる。

しかし、内装という分野は専門性が高いため、素人にとって理解しずらい部分が多いのも事実。相場がどの程度で、どのようにして安くしていけば良いかは全くの未知の世界と言っても過言では無いだろう。

今回はこのような問題を解決するために、素人でも理解し易いようにネイルサロンの内装費について解説させて頂く。

内装費とは何かを理解しよう。

まずはネイルサロンのおける内装費の定義を理解しておこう。あなたがオープンしようとする物件の初期状態は、一般的に柱や梁や床のコンクリートや鉄骨がむき出し状態となっていることだろう。この状態をスケルトンと言う。

この状態から壁や天井の下地を作り、最終的に表面に見える仕上げの作業を施し、エアコンなどの空調設備やキッチンやトイレなどの給排水衛生設備、照明を含めた電気設備を整えていくことになる。この行為を内装工事といい、そのために必要となる費用を内装費と言う。

施術のために使う椅子や机、その他の家具類を内装費に含むかという問題があるが、これは内装費に含める場合とそうでない場合があり、ケースバイケースだ。しかし、内装費に含める場合は内装工事会社の経費が乗ってしまうため高くつくことが多い。自分で決めることができるのであればご自身で購入し、材料支給といった形で内装工事会社に配置だけしてもらうことで安価に済ませることができる。

 

工事区分について理解しよう。

内装工事にこれから取り掛かろうとするあなたが、まず最初にぶち当たる壁は工事区分についてだ。簡単に言ってしまえば物件オーナー側で行う工事と店舗側(あなた)で行う工事の区分のことになる。この工事区分について理解していないと工事が始まってから思わぬ出費や追加工事が発生してしまう可能性があるので重要だ。

これらについては物件契約前に物件オーナーと充分に協議をして契約書に織り込んでおく費用がある。工事区分については一般的にA工事、B工事、C工事といった分け方をする。詳細については下記にて記載しているので、内装工事計画を進める前にじっくりと読み込み、理解を深めて欲しい。

「新規店舗オーナーのための内装におけるA工事,B工事,C工事の違いについて 」

 

実際の見積書を解説してみる。

内装費について理解するためには、実際にどのような工事があり、どの程度の価格が必要なのかイメージできるようになる必要がある。そのための方法として、最も有効なのが見積り書を理解することだ。内装工事の見積書は難関な専門用語が羅列していて、専門外の人にとっては理解しにくいだろう。

しかし、ここで諦めてはいけない。見積書に記載されいている工事がどのような工事で、どの程度の費用がかかるのかを知ることで、実際に業者から提出された見積りを自分で査定することも可能となる。

知っていると知らないでは大きな差となるのは間違いないだろう。また、幸いにもネイルサロンの内装工事はそれほど複雑なものではない。内装の専門家でなくても容易に理解することができるだろう。下記に実際の見積書を公開し、その工事項目について詳しく説明していく。

ネイルサロンの内装費見積り

 

仮設解体工事費

ネイルサロン内装仮設解体費用

仮設解体工事費は工事をするための準備費用と考えよう。「墨出し費」とは壁などの基準となる芯を決めていくための費用となる。「場内養生費」とは他の部分に損傷や汚れを与えないために保護する行為のことを言う。ブルーシートやプラ板と呼ばれるプラスチック上の板材がよく使われる。

軽量鉄骨&ボード工事

ネイルサロン見積り軽量鉄骨ボード工事

壁を作る工事と考えて頂いて問題ない。軽量鉄骨とは壁を支えるための骨格のようなもので、鉄製の簡易な鉄骨のようなモノと理解して頂ければ良いだろう。ボードとは石膏ボードのことで世の中の壁の殆どはこの素材でできていると言っても過言ではないほと普及している。耐久性、コスト、加工性が優れいてるという特徴がある。これらの材料費と設置費用が軽量鉄骨&ボード工事となる。

 

ネイルサロンのボード工事

 

木工建具工事

ネイルサロン内装工事の建具工事価格

建具とは出入口や開口部に取り付けるための窓や扉のことを言う。今回は外部からの入り口のサッシと室内の事務所に取り付けた引き戸がそれに当たる。材料費と設置費が建具工事となる。

給排水工事

<見積り図>

給排水工事はイメージし易いだろう。水回りの給水のための配管と排水のための配管工事と洗面台やトイレ、キッチンなどの衛生設備の工事だ。今回はキッチンのみであったため、この程度の費用で済んだ。

電気工事

ネイルサロン電気工事見積書

電気工事は大きく分類すると配線工事と照明工事に分けることができる。内装工事に占める割合は以外と大きいので注意したい。照明自体の価格はそれほど高くはないが設置や配線に手間がかかるため費用が高くなる。費用を抑えるには最低限の照明に絞ることことがポイントとなる。

内装工事

ネイルサロン内装工事見積り内訳

内装工事は仕上げ工事と考えて頂ければ良い。今回の場合は壁のビニルクロス、床のビニルシートがそれに当たる。

外装工事

ネイルサロン外装工事

外装工事は外観の工事となる。「カットシート&立体文字」とは表に設置するサインのことだ。外装工事は様々な種類があり、一概には言えないが、今回は杉板を使用している。備考欄にFL+800までのの記載があるがこれは地上レベルから800mmまで使用するとの意味となる。使用部分を絞ることで、コストを抑えることができるためだ。

 

ネイルサロンの内装費の坪単価と相場は?

ネイルサロンの内装費は飲食店などに比べて安くなる傾向にある。その理由は厨房などを含めた設備費用がかからないという点と、仕上げ類もそれほどこだわらないことが多いという点にある。一般的には坪20万円前後での工事が可能だが、自宅をリフォームしたり、元々仕上げがある物件を利用すれば坪10万円代の工事も充分可能となる。上記の見積りは12坪の広さで坪単価約17万円程度であった。

 

ネイルサロンの内装費を安くする3つの方法とは?

上述したことを理解して頂ければネイルサロンの内装工事に関する基礎的な知識を身につけることができる。続いては、お待ちかねの内装費を下げるための具体的な方法を公開させて頂く。しかし1点だけ注意して欲しいことがある。この考え方を無視してしまうと、内装工事に失敗してしまう危険性もあるのでしっかりと理解して頂きたい。

内装費を下げるということの意味は工事範囲を削ったり、チープな材料を使って材料費を下げるという意味ではない。これらはコストダウンと言って、内装そのものの価値を下げることになってしまう。安くなるのはいいことだが、モノが悪ければ意味が無い。

重要なのは内装の価値を維持しながらコストを適正化していくことだ。この考えを頭に入れて行動して欲しい。もしこれを無視してしまったとしたら、あなたのイメージとは程遠いものが出来上がってしまう可能性が高いからだ。

 

居抜き物件で工事を始める

居抜き物件とは、前のテナントの空調や照明などの設備機器や仕上げなどの内装がそのまま残っている物件のことを言う。それらをそのまま使ってしまえば、内装費がその分安くなるという単純な考えだ。しかし、いくつか注意しなければならないことがある。

例えば、設備類や内装があなたが考えるお店のイメージに沿って入れば問題ないが、そうでない場合は、一からやり直しということになり、逆に解体費用が必要となってしまう。よって居抜だからと言って何でも構わず飛び込むのでは無く、自分のイメージをしっかりもって物件探しを入念に行う必要がある。

また、居抜き物件で残っている設備や仕上げ類は決して無料で使えるというわけではない。殆どの場合が、譲渡料という形で前のテナントに費用を支払うことになる。しかし、新築に比べれば圧倒的に格安で手に入れることができるので、需要はあるということだ。

しかし、これも安いからといって無闇に飛びついてはいけない。特に設備機器類については故障という問題があるからだ、例えば居抜物件で残置物の空調機を低額の譲渡料で引受け、そのまま使用し、直ぐに故障してしまった場合を考えて欲しい。

譲渡料+修理代が必要となってしまうのだ。結局は新品で購入した方が安かったということになり兼ねない。このような問題を防止するには物件探しの段階で内装工事業者に同行してもらい、設備機器類の状況について事前に確認しておくことが必要だ。

その段階で設備に問題があれば当然のことながら居抜き物件としての価値は無いので、契約はしないか、物件自体がお気に入りであれば、スケルトン状態にしてもらってから工事を開始するとった選択肢をとろう。居抜き物件の見定め方については下記記事を参照頂きたい。

「居抜き物選びの3つのコツとポイントについて」

 

VE案で工事費を安くする

VEとは「Value Engineering」のことを言う。直訳すれば技術による価値創造となるが、技術的な提案により本来の価値を下げることなく、コストを抑えていくことを意味する。内装工事の場合、具体的には内装工事会社からのVE提案という形になるだろう。できればあなた自信で提案ができればベストだが、それは恐らく難しいので専門家であるプロに任せた方が良いい。

ではVE案とは具体的にはどのような提案のことを言うのだろうか?下記事例を参照頂きたい。壁の仕上げ材をAという1000円/㎡で仕入れることができる素材で計画を進めていたが、Aと同等の性能を持つ800円/㎡で仕入れることができる素材を発見した。それを採用すれば単価で200円のメリットを生むことができる。これは価値を下げることなく価格を安くするわかり易い例だ。

また、床に12mmの板材を使用していたが、強度計算の結果8mmで充分に対応できると判断し採用した場合、当然のことながら材料費は安くなる。これは技術力による価格の適正化と言える。

その他、職人の手配をより効率的に行うことで、工事期間を短くし、材料の運搬を1台にまとめることで費用を抑えるなど、素材の価格だけというわけでは無い。いずれにしても内装工事会社の今までの経験や工夫により内装工事のコストパフォーマンスをより上げることだを意味する。このように内装工事会社の経験がモノ言うので、見積りをお願いする会社は実績のある会社を選択するのが望ましいだろう。

 

見積り比較で工事費を安くする

内装工事は1つ1つがオーダーメイドであり、同じものはどれ1つとしてない。既成品ではないために、価格もあいまいであることが多いのが現状だ。そのため、価格が明確ではなく相場観についても一般的に知られていない。そのような状況に便乗して、高い価格での見積書を作成し、明らかに高いと知っていながらも、それは隠してそのまま工事を受注してしまう内装工事会社が多いのも事実だ。

また、もう一つの原因として、たった1社のみに見積りを依頼していることも理由の1つだ。知り合いから紹介してもらった工務店や内装工事会社にお願いした場合、思い切ってこちらの意見を言うことができず、結局相手の言うがままに計画や工事を進めてしまうことは良くあることだ。

これらは「工事費は自由に決めてもいいですよ」と言っているようなものだ。よって、内装工事は必ず利害関係のない複数の会社に見積りを取って比較することが必要となる。競争原理を働かせることで価格は適正化し、さらに極限まで安くすることができる。当サイトでは見積り比較により多くの内装工事費を安くしてきた実績があり、詳細は下記で確認可能なので参照頂きたい。上述した見積書も見積比較を行うことで、通常坪単価20万円程度必要なところを坪単価17万円まで下げることができた。

「内装工事見積り比較で工事費を安くする方法」

 

内装費以外の家具、備品類を購入する際の注意点とは?

内装費以外にもネイルサロンを開業する上で必要なものはたくさんある。施術用のテーブルや施術用のライトなどの家具類、その他備品(ネイルケア、ジェル、アート用品)などだ。上述した通り、これらはご自身で購入した方が内装工事会社の中間マージンが除かれるので安く手に入れることができる。

より安くて良いものを選ぶために情報収集をしていると必ずと言っていいほどその商品を扱う卸売業者からの営業があるだろう。1人でネイルサロンを開こうとする場合、業界の最新情報や他の競合サロンがどのようなことをしているかという情報はなかなか手に入れることができない。その用な状況で色々と約に立つ情報を提供してくれる業者は頼もしい存在だ。

ついつい全面的に頼ってしまいがちではあるが、そこは要注意だ。彼らのセールストークは必ずと言っていいほど「この商品を使うことで他店との差別化ができますよ。」「この商品は人気が高いの集客が期待できますよ!」といった内容だ。もちろん全てが間違っているというわけではないが、鵜呑みにするのは良くない。

どれだけ良い商品を扱ったとしても、商品がお客様を読んでくれるワケではない。それらを使いこなし、その価値を最大限に引き出すのはあなたの腕次第だ。あくまでも主導権を握るのはあなただ。自分のサロンのコンセプトに沿った形でお客様に合わせたメニュー構成をしっかりと頭に入れ、それに合った商品を自らの意思で揃えていく必要があるのだ。このことをしっかりと認識していなければ、業者の言うがままに使いこなせないような高額な商品を買ってしまい、結局は無駄な費用使ってしまうことなる。

本当の差別化とはあなたとうネイリストの実用次第だ。逆に言えば高い家具や備品類が無くてもメニューや施術の工夫次第で差別化は充分に可能となる。ご自身の力を信じて家具、備品類の購入は慎重に行わなければならない。まずは確実に毎月の利益を上げること。これができてから少しずつ高価な商品を揃えて行くのが健全な経営と言える。

 

メーカーと卸売業者どちらがお得か?

卸売業者に商品を急ぎで注文すると、「直接メーカーから発送します。」と言われることが良くある。であれば直接メーカーから購入した方が安くてより早く商品を手に入れることができるのではないか?と考えるかもしれないが、必ずしもそうでは無い。

メーカーの場合、1個、1本といった小ロットでは仕入れることができず、10個、10本とまとまった数でなければ購入できないことが多い。また◯◯個以上でなければ送料が必要ということもある。一方業者の場合は、小ロットで注文できたり、支払いも月単位でまとめてで良い場合もあるので、小規模で運営している店舗にとっては利用しやすい点が多い。

比較をする際は、納期と掛率はもちろのこと、送料や支払い方法などを明確にした上で比較するようにしよう。またメーカーにとっての売上規模という観点からみると、あなたが毎月8万の商品を購入したとしても、毎月何億の売上のあるメーカーにとっては大した金額ではないはずだ。

しかし卸売業者にとって毎月8万円のコンスタントな売上は大きいだろう。そのため手厚いサポートや配慮をしてくれるのは容易に理解できる筈だ。このように目先の安さだけで取引先を決めることはしないで、経営上の効率等を配慮し、充分に比較した上で決めるのが良いだろう。

 

自宅をネイルサロンとしてリフォームする際の注意点とは?

物件を借りる余裕の無い場合は、自宅を利用してネイルサロンとしてオープンさせる方も多い。膨大な費用のかかる物件取得費が不要なため、開業費を抑えるという面ではメリットは大きいが、その分気を付けるべきこともある。

それは「施術室」と「トイレ」の位置関係だ。施術室からトイレへ動線はできるだけ生活感の無い空間としたい。お客様はある意味非日常性を求めてサロンにやってくるので、そこに日常を連想させるような気持ちにしてはいけない。トイレへはリビングを通らなければ行くことができない場合はパーティションや観葉植物などで目隠しができるようにしよう。

また、「照明」も重要だ。サロンらしい落ち着いた雰囲気を作り、且つ部屋の見せたくない部分を隠してくれるのが、「間接照明」だ。蛍光灯の明るい光では癒されることは無く、部屋の誇りが汚れが目立ってしまうデメリットがある。

少なくとも営業中は部屋の蛍光灯は消して、玄関や施術室はもちろんのこと、トイレへ行くための動線についても間接照明をつけるようにしよう。費用に余裕が無い場合は、安いスタンドをご自身で購入し和紙を被せるだけでも効果はある。その他正しい間接照明の仕方については下記記事を参考にして頂きたい。

「間接照明のデザイン手法とその効果及び事例の公開」

 

看板を付けたくない場合はどうすれば良いか?

自宅をネイルサロンとして利用する場合、「お気に入りの自宅の外観に看板を付けたくない」「近所の目もあるので、誰にでもわかるような宣伝広告はしたくない」といった要望が多いのも事実。そのような場合は、特に看板をつけなくてもココが店舗だなとわけるような目印をすれば良い。

ドアの色や玄関付近の植栽や置物、また門のデザインなど、周囲に溶け込みつつもぱっと見、他とは違うサロンらしさを演出するようにしよう。また、電話での問い合わせに対応できるように、駅やバス停からの道順を口頭で伝えれるような練習を事前にしておくと良い。普段車で移動していると、歩いて来る人の目線に意外と気づかないため、自分で歩いて、近くのコンビニや郵便局、銀行の場所をしっかりと把握し説明できるようにしておこう。

また、 最寄りの駅からのルートを写真付きでホームページにアップしたり、動画を撮って貼り付けるのも良いだろう。しかし、自宅の場合は個人情報保護の観点からホームページに自宅の住所を載せたくたいと考える方も多いだろう。そのような場合は、近所のコンビニなど、わかりやすい場所を待ち合わせ場所とし、そこから自宅にお連れする歩方法を取るのが良い。いずれにしても自宅をネイルサロンといて利用する場合は、必ずしも大々的な看板を設置する必要はないので安心して頂きたい。

 

ネイルサロンの物件選びのポイントとは?

どれだけ内装費用を抑えて開業資金を節約できたとしても、立地選びに失敗してしまっては、その効果は水の泡だ。よく値段だけで物件を決めてしまう人がいるがそれはナンセンスだ。ビジネスとは、如何に低い投資で多くの売上や利益を回収することが勝負なため、家賃が安いに越したことはない。しかし、「安さ」だけで物件を選ぶのはあまりにも危険だ。賃貸物件については安いものは悪いといった言葉がぴったりと当てはまる。下記にネイルサロンの物件選びに関しての注意点を記載する。

 

物件は集客のしやすさで選ぶ

個人運営で既存の集客媒体が無い場合は必ず集客のし易さを第一優先としよう。どれだけ高くて、狭くて、古くても集客ができなければ売上は立たないからだ。その中でも最も優先すべきは1階か2階であることだ。3階以上の場合、歩行者から店の様子を伺うことができず、通りすがりの客を呼びこむことが難しくなる。

知り合いの紹介でもなければ不安で足を運びにくいだろう。しかし大手のサロンの場合は、既にブランドが確立しているため、3階以上でも充分に集客が可能となる。よってまだルーキーであるあなたの場合は、まずはその存在を知ってもらうために1階か2階に店を構えるようにしよう。

 

人が集まる場所を選ぶ

続いてのポイントはターゲットとなる客層が多くいる場所を選ぶという視点だ。単純に人が集まる場所を選ぶのではなく、そのに狙った客層がいなければならない。ネイルサロンの場合は20代〜30代の女性がメインとなるだろう。例えば下北沢と自由が丘は同じぐらいの人通りがあるが、歩いている層は全く異なる筈だ。

まずは出店したいエリアを実際に歩いてみて人の流れや客層をみてみよう。廻りにアパレルショップや雑貨屋、スイーツ店など女性をターゲットとした店舗が多く、お客様の出入りも激しければ狙い目だ。その上でその物件の通りからの見やすさや看板の設置位置などを検討し、お客様の目線に立ってより具体的に検討をしていこう。

 

物件自体のチェックポイントとは?

立地に問題がなければ次は物件自体のチェックを行おう。ネイルサロンの場合は最低でも2名の施術ができるスペースは確保できるようにしよう。器材類設置のためのコンセントの位置や数も要チェックだ。

また以外と見落としがちなのがトイレについてだ。トイレはビル共有のもを使う場合と個別に設ける場合があるが、共有の場合は事前にしっかりとチェックが必要だ。どれだけ内装で雰囲気を出したといてもトイレがお粗末で汚れていいた場合はその効果も台無しとなってしまう。

そのような場合は思いきって自店舗内にトイレを設けてしまうことも検討しよう。また、コンクリート打ち放しやフローリングをじかに貼り付けた物件は音が響きやすいので要注意だ。階段を歩く人の靴の音が響いてしまってはせっかくの雰囲気が台無しであるし、施術にも集中できないだろう。

また幹線道路沿いの場合も要注意だ。車の騒音が室内まで聞こえる可能性が高い。騒音については内装仕上げでの対策もある程度できるので、内装計画前に一度相談してみるのも良いだろう。

 

物件探しにおける不動産屋との付き合い方とは?

不動産屋にとって個人のネイルサロンは、小規模であまり儲からない手間を掛けたくない仕事であることは理解しよう。それを認識した上で上手く付き合っていくことが重要だ。不動産屋はネイルサロンの仕事内容をよく理解していないことが多い。

美容室のように大規模な水廻りが必要だと思っていたり、飲食店用の店舗系の物件を薦めてくることがある。しかしネイルサロンの場合はいわゆる事務所としての物件やワンルームマンションでも充分に運営することができる。店舗系の物件は初期費用が高く保証金は6ヶ月以上が常識だが、例えばワンルームマンションの場合は敷金は多くても2ヶ月程度で済むだろう。事前にサロンで必要な物件の条件をしっかりと伝えることが重要だ。

また、情報は必ず多方面から得ることしたほうが良い。たった1社のみの情報の場合、やはり偏りがあるあらだ。最低でも2社、できれば3社以上から情報を収集するようにしよう。そこで気をつけたいのが必ず大手と地元密着型の不動産屋といったようにタイプを分けることだ。

大手不動産屋にはネットで物件を検索するシステムがあるので自分で物件を探すことができ、物件の数も豊富だ。自分の条件にぴったりの物件を選べるというメリットがある。一方地元の不動産屋の場合は、ネットや他メディアに出ていない掘り出し物物件を持っていることもあるので利用価値は高い。このように上手く付き合うことができれば物件下がりもよりスムーズに進めることができるだろう。

また地域活性のために地方自治体が新規開業する経営者向けにバックアップをする制度もチェックしておこう。ある都市では1年間家賃を免除してくれる取り組みや行政が優良不動産屋を紹介してくれるサービスを実施していることもある。このようなサービスは積極的に利用していこう。

 

最後にまとめ

冒頭でも述べたようにネイルサロンの店舗数は年々増加し競争も激しくなっている。その他競合との戦いに勝ち抜くためには当然のことながらサービス面を充実させることが最も重要だ。そのためにもスタッフの教育や集客活動に費用をかけるべきだ。内装費用が大きくなったために、その他にかける費用が無くなってしまたということがないようにしたいとは誰もが思う
ところだろう。

今回ご紹介した内装費を下げる方法は、決して難しいことではない。あなたのやる気さえあれば必ず実現することができる筈だ。内装を含めた建築業界はその専門性から一般の人にとっては、なかなか理解しずらい部分が多いのは事実だが、その壁を超えることができればきっと良い結果を導いてくれるだろう。もし内装工事を進めていく上で不明点があれば遠慮なく連絡して欲しい。当サイトの専門スタッフが対応させて頂く。

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