保育園、幼稚園の内装設計を行う上でオーナーが把握しておくべき重要なこととは?

これから保育園、幼稚園を開園しようとする場合、設計に関わる部分について把握することはオーナーにとって避けては通れない道となる。

専門的な部分については設計者や工事会社にお任せでももちろん良いのだが、計画における基本的な事柄は、やはり頭の中に入れておかなければならない。

知っていると知らないでは、園舎のコンセプト作りに大きく影響してくると同時に、経営上も左右してくるような事態にもなりかねない。

今回はそうならないためにも、保育園、幼稚園の設計、計画における基本的な事項について説明させて頂く。

園舎のゾーニングを考える

園舎の基本となるのが保育室等(乳児室、ほふく室、保育室、遊戯室)だ。これらはできるだけ南側に面するようにし、管理部門から全体を見渡せるようにしなけらばならない。

また屋外の遊技場を囲むように配置すると外部との繋がりも強くなりより良いだろう。これら保育室等は1階に配置するのがベストだが、どうしても2階に配置しなけらばならない場合は、幼稚園設置基準及び児童福祉施設最低基順に定める耐火建築物又は準耐火建築物とし、幼児用の避難用施設を設置しなければならない。

避難用施設とは「避難階段」「バルコニー」「屋外傾斜路」「屋外階段等」のことだ。

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保育室、遊戯室を計画する

保育室の大きさは1.98㎡/人以上とし、1学級は35人以下が望ましい。但し1人辺りの床面積は低年齢の方を高めにするほうが管理上望ましいと言える。

内部空間は無味乾燥とした空間ではなく、温かみがあり家庭的な雰囲気のあるデザインが良いだろう。また幼児の絵を飾ったりできるように壁面にはピクチャーレールなどの設置した方が良いだろう。

またできるだけ近くに便所を設置するようにしよう。また遊戯室は、保育室よりもより多目的な機能を持たせるための部屋で、保育室の2倍程度の広さを確保するのが望ましい。

 

乳児室、ほふく室を計画する

乳児室の大きさは1.65㎡/人以上とし、ほふく室は3.3㎡/人以上が望ましい。乳児室には必ずベビーベッドを設置するようにしよう。

また、ほふく室はハイハイをし易いように床の仕上げはカーペットとするのが良いだろう。

注意点は乳児と幼児では身体能力が異なり、同じ空間で遊ばせると怪我等のトラブルが発生する可能性が高いので、乳児室、ほふく室と保育室は絶対に兼用してはならない。

 

幼児用便所を計画する

便所は保育園、幼稚園の計画の中で特に気を使わなければならない。まず出入り口は通常の扉では無く、格子やのれんのようなものにして、外部から見渡せるようにしなければならない。

また床の段差はできるだけ無くし、大便器ブースの仕切りや扉の高さは保育士が中を見渡せる程度、おおよそ1m〜1.3m程度にするのが望ましい。

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保育園、幼稚園の設計、工事の正しい進め方とは?

保育園、幼稚園の設計及び工事を進めるにあたってまず決めなければならないことは、建物を建てるのか、それとも賃貸物件を借りて内装工事のみ行うのかという点だ。

建物を建てる場合は設計は設計事務所に、工事は工事会社にそれぞれ依頼して分離するのが良いだろう。

一方、内装工事のみの場合は設計ができる内装工事会社に設計施工一括で依頼するのがコスト面、工期面でもメリットが高い。

しかし、こだわりのあるデザインや発想力を必要とする一風変わった内装にしたいのであれば、設計は設計のプロに依頼した方が良いだろう。

アーキクラウドでは、建築の場合でも、内装の場合でも、工事価格とデザイン案を比較できるサービスを無料で実施している。より安く、より良いデザインで計画を進めるためにも是非ご利用頂きたい。

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【記事監修】 山田 博保
店舗ビジネス&建築マーケティング/一級建築士     
建築業界での経験を活かしたWEBメディアを運営。内装工事マッチングサイト「アーキクラウド」創業者。WEBコンサル事業、コンテンツ販売事業にも携わる。Facebookお友達申請大歓迎です。その他WEB集客、自社メディア構築、ビジネスモデル構築に関するコンテンツは公式サイトより。
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