美容院の内装工事費や坪単価をを見積書を見ながら理解してみよう

美容院の内装工事費用は、開業資金の中でも大きな割合を占めるため、非常に重要な項目だ。内装のグレードによって、工事費にバラつきはあるが、一般的に開業費用の50%以上は内装工事費と思って頂いて問題ないだろう。

内装は専門的な分野であるため、素人である美容師が、相場感や適正な工事価格を把握するのは容易ではない。そこに漬け込んで高額な金額で工事契約を結ぶ質の低い業者が多いのも事実だ。

その様なトラブルを避けるためにも、まずは、あなた自身が内装工事費に関する知識を見に付けて、適切な判断ができる様にならなければならない。しかしながら、その様な知識を学ぶ場が無いのも事実だ。

アーキクラウドでは、今まで多くの美容院内装工事の斡旋をしてきた。その中で得た「知識」と「知恵」を今回の記事の中で公開させて頂く。是非とも学ぶ場として活用して頂きたい。

内装工事に関する基本事項を覚えよう

まずは内装工事費を学ぶ上で必要となる基礎的な知識を押さえよう。まずは面積単位について。内装や建築業界では、基本的には㎡単位を使うが、工事費、お金に関することに関しては「坪」を使う習慣がある。

つまり、工事費は坪単価「◯◯万円/坪」で表現される。1坪はおおよそ3.3㎡≒2畳となる。もし、物件情報で㎡のみで表現されていれば、㎡数に3.3を割れば坪になる。また、空間的な広さをイメージするには畳に置き換えるのが良い。

物件探しで20坪の物件の図面を出されたら、20坪÷2=10、おおよそ10畳の広さをイメージしてみよう。畳は普段の生活の中で接しているものなので、イメージが掴み易いはずだ。

坪を平米と畳に置き換える

 

美容院の内装工事費の見積もりを公開

それでは実際に、見積もり書の中身を見てみよう。素人にはなかなか理解しづらい部分もあるが、大きなお金を出す以上、自分で内容を把握することは、避けては通れない道だ。出来る限りわかり易く解説させて頂く。

 

美容院の見積もりを公開

美容院の内装工事の見積書です。

 

上記見積は17坪の物件で、見積もり額460万円となる。坪単価は27万円/坪だ。

 

内装工事費は大きく分けると内装工事と設備工事に分類できる。設備工事とは、空調や給排水、ガス、電気工事のことだ。それ以外は内装工事と言う。通常の内装工事の場合、設備工事が全体の内装工事に占める割合は30%程度だが、美容院の場合、給排水や衛生設備工事が多いので50%程度まで跳ね上がる。

特にシャンプー台部分については、水とお湯、雑排水の配管を分けて、配管工事がしやすい様にスラブのはつり作業も発生する。また床横引き配管を通すために床を上げるなど、様々な手間がかかる。ボイラー設備の購入、設置費用も高額となる。

設備工事は、言葉ではなかなかイメージしづらいと思うので、こちらの動画を参照頂きたい。シャンプー台の配管から、ボイラーの設置までの流れが理解できるだろう。

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美容院の内装工事費の適正値はどの程度か

美容院の内装工事費用は、グレードやプランニングによってバラつきがあると前述したが、実際には下記の様に分類できる。

①20〜40万円/坪 → 通常グレード
②41〜55万円/坪 → 少し高級
③56〜万円/坪 → かなり高級

上記で説明した見積書は比較的安価な費用であるといえる。

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内装工事費に影響するグレードについて

では、グレードとはどの様なものなのだろうか?内装工事の場合、主に仕上げの素材や造作工事の違いが上記坪単価に影響を与える

①の場合、床の仕上げはビニールタイル、壁の仕上げはビニルクロスなど、樹脂の安価なモノが中心となるだろう。但し、店内部分だけであれば、素材感のあるビニルタイルやダイノックシートなどを使い、多少の高級感を出すことも可能だ。

②の場合は、床の仕上げはタイルを使うことが可能。また壁についても、タイルで素材感を出すことができる。店内の造作にも、今流行りのエイジング効果を加えるなど一工夫することができる。また、空調を隠したり、間接照明を多用するなど、美しくてミニマムな空間を作ることも可能だ。

続いて③になると、床や壁に御影石など最高級の素材を使うことも可能だ。また、店内の装飾にもこだわることができ、独自の世界観を演出することができる。

 

①20〜40万円/坪
マチコV格安のビニルタイルです

普通のビニルタイル

リノテスタグレード高めのビニルタイルです

素材感のあるビニルタイル

 

普通のビニルタイル

普通のビニルタイル

素材感のあるビニルクロス

素材感のあるビニルクロス

ダイノックシート木調

ダイノックシート

ダイノックシートは3Mが販売する樹脂製のシートで、木調プリントの種類が豊富だ。比較的低価格で、高級感を演出できるので重宝されている。

 

上記で説明した見積書で確認してみよう。天井と壁はビニルクロス、床は塩ビタイル(ビニルタイル)を使用し、費用を抑えていることがわかる。

美容院の見積もり内装仕上げ

 

②41〜55万円/坪

 

床仕上げ用のタイル

素材感のある床仕上げ用のタイル

ブリックタイル

素材感ある壁仕上げブリックタイル

 

美容院のエイジング効果の事例

美容院のエイジング効果の事例

間接照明の事例

間接照明の事例

<horasign.blogspot.jp>

③56〜万円/坪 → かなり高級
大理石

高級な美容院で使われる大理石

美容院の造作工事事例

美容院の造作工事事例

<ur-hair.com>

 

内装工事費を安くする秘策について

美容院の内装工事費の相場観はご理解頂けただろう。しかし、内装工事費は少しでも安くしたいはずだ。まず設計会社(デザイナー)と施工会社が分離している場合、デザイナーは自分の思い表現しようとするため、安くして欲しいと言っても融通が効かない場合が多い。

その様な場合は、施工会社に、予算内で収めるための減額案を提示してもらおう。例えば同じグレード感のタイルでもメーカーによって金額は大きく異なってくる。この様な現場での仕入れレベルでの提案をしてもらうのだ。デザイナーとしてもグレードが落ちなければ、納得はしてもらえるだろう。

また、設計施工の場合は、見積もり比較をするのが良いだろう。競争原理を働かせることで、内装工事費は確実に安くなるからだ。弊社のサービスは無料で利用できるので是非とも利用して頂きたい。

「内装工事見積比較/アーキクラウド」

 

無駄なところに華美なものを使っていないか?

例えばスタッフルームや倉庫など、表からは見えない部分は高い素材を使う費用は無い。仕上げに関しても量産品の最低ランクのもので良いだろう。どうしても予算が合わなければ仕上げ無し、スケルトンでも問題はない。実際に図面や仕様書を見て自分でチェックしみよう。

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最後に

冒頭にも説明した通り、美容院の内装工事費は開業費用の中でも大きな割合を占める。専門的な分野だからと言って、業者任せにするのでは無く、自ら学び知識をつけることで、内装工事費は適正化していく。

何よりも主体性を持つことが重要だ。まずはこれからオープンするお店のデザインイメージを決めて、その思いを内装会社にぶつけて見よう。デザインの方向性がまだ決まっていない場合は下記記事を参照頂きたい。

「美容院の内装デザインについて、独立を考えている若手美容師のための基礎知識」

 

また、アーキクラウドでは、これから店舗を開業するオーナー、オフィスを開設する経営者向けの資金調達支援サービスをご提供している。

日本政策金融公庫や銀行など金融機関から思うような金額の融資が降りなくても、当サービスをご利用して頂いた方の95%以上が審査を通過し、見事に融資を獲得してる。

内装工事費に関わらず、開業資金全般、運転資金などあらゆる資金の調達が可能となるので是非ご利用頂きたい。

「経営者、店舗オーナーのための資金調達支援サービス」

 

 

【記事監修】 山田 博保
店舗ビジネス&建築マーケティング/一級建築士     
建築業界での経験を活かしたWEBメディアを運営。内装工事マッチングサイト「アーキクラウド」創業者。WEBコンサル事業、コンテンツ販売事業にも携わる。Facebookお友達申請大歓迎です。その他WEB集客、自社メディア構築、ビジネスモデル構築に関するコンテンツは公式サイトより。
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