内装工事の瑕疵担保期間について知らないと大損する常識とは?

これから内装工事を計画しようとしている飲食店やサービス店舗の新規経営者にとって、意外と知られていないのが瑕疵担保期間だ。瑕疵担保期間とは、工事内容に不備があり、問題が発生した場合に、工事会社が無料でその不備に対する補修を行う期間のことを言う。

内装工事は不備があった場合でも、簡単に自分で直せるものではない。また、業者に頼むにしても、大きな金額が必要となる。よって、大きな損を被ることなく、新規経営者の負担を軽減するためにも、有効に活用したいところだ。

瑕疵担保期間はどの様に定められるのか?

請負契約で定めた内容通りにできていない部分や、傷、欠陥、欠点などのことを瑕疵(かし)と言う。請負業者が行なった仕事でこの瑕疵があった場合は、工事業者がその責任を負うことになる。このことを瑕疵担保と言う。

発注者は業者に対して、一定の期間内なら補修を要求することができる。この一定期間というのが、瑕疵担保期間だ。

この期間は法律で定められており、建物内の内装工事を主とするリフォーム工事など、工事の目的物の引渡を必要としない場合、工事終了から1年以内に権利を行使しなければならない。(民法637条2項) ただし、当事者の契約で、瑕疵担保責任の期間を10年まで延長することも可能だ(民法639条)

内装工事の瑕疵担保期間

内装工事の瑕疵担保期間

つまり、1年間は工事契約をすれば法律上問題なく責任を負ってくれることなる。しかし、内装工事の場合、1年移行に不具体が発生するこも頻繁にあるので、10年とは言わないまでも3〜5年は延長したいところだ。

しかし、1年以上とする場合は当事者の契約によるため、契約書に瑕疵担保期間の記載をしておく必要があるので注意しよう。

 

どんな場合でも瑕疵担保は適用されるの?

ではどの様な場合に瑕疵となるのだろうか?請負業者の仕事に瑕疵があった場合、施主は相当の期間を定めて、その瑕疵を修補を請求することができることが、民法634条で定められている。しかし、この修補請求の権利には例外があるのだ。

 

「瑕疵が重要でなく、かつ、その補修に過分の費用がかかる場合は補修を求めることができない。(民法634条1項但書)」

 

この1項但し書に当たる場合、損害賠償請求のみ行使することができる。つまり、ここで大切な点は、「重要」と「過分の費用」の判断基準だ。「重要」か否かについては、契約の目的、目的物の性質、その他客観的事情により判断される。

建築工事を例にとると、設計図書に記載されれている鉄筋の数が1本だけ足らなかった場合、これは重要な瑕疵となるが、この鉄筋を1本追加するには、新たに建物を建て直して何十億もの費用が必要という場合は補修を求めることはできないというこだ。

逆に言えば、特段の事情のない限り,設計図書通りに建築されている場合には瑕疵がないとし,そのとおりに建築されていない場合には瑕疵があるものと判断できる。

いずれにしても、契約書や設計図書が判断の基準になるのは間違いないので、契約書には必ず自分の思いは込める様にしよう。

 

最後に

上述した通り、瑕疵担保期間は知っているか知らないかで大損する可能性がある。これから内装工事を始める場合は、必ず契約書の内容を吟味して、若しもの時に備えておこう。既に契約をしてしまった場合は、1年以内ではあるが、瑕疵がないか要チェックする必要がある。

 

株式会社 アーキバンク

株式会社アーキバンク
建築に関わる専門知識、経験を活かし、建築や内装に関わる「ヒト」「モノ」「サービス」を効率的かつ有効に結びつけるため、建築関連のWEBメディア事業を中心に、WEBコンサルティング事業を展開。

この記事が参考になったと思ったらソーシャルメディアで共有を!!





店舗開業21日間集中メール講座


go

年間1000件以上の店舗開業支援をさせて頂く中で蓄積されたアーキクラウドの店舗開業ノウハウをぎっしり詰め込んだ21日間の無料メール講座です。

店舗開業の基礎から応用的な項目まで、物件探しから開業後の資金計画など時系列に沿った講義を行うことで、着実に開業に向けた知識を得ることができます。

飲食店(カフェ、居酒屋、バル、レストラン、バー、喫茶店、ラーメン店など)からサービス業(美容室、理容室、リラクサロン、エステ、クリニック、整骨院、鍼灸院など)まで、これから店舗を開業したいという方、また、既に開業されている方で店舗開業についてさらに知識を付けたいという方は是非ご登録下さい。

mmk


講座の内容
第1回:内装工事の価格があいまいな理由とは?
第2回:内装工事額の見積り21業種全てを公開!
第3回:カフェを事例に開業資金をシュミレーション!
第4回:店鋪の開業資金を抑える方法とは?
第5回:店鋪飲食店の開業資金の計算方法とは?
第6回:知らないと損する居抜き物件の種類とは?
第7回:お得な居抜き物件の見極め方とは?
第8回:居抜き物件の設備機器の盲点とは?
第9回:日本政策金融公庫の融資で内装工事をするための裏技とは?
第10回:高い確率で融資を得るための創業計画書の書き方とは?
第11回:リノベーションやリフォームで使える補助金制度とは?
第12回:店舗開業後の利益算出に必要な変動費と固定費とは?
第13回:開業後に赤字にしない為の損益分岐点売上高の計算方法とは?
第14回:店舗経営で営業利益を出すために必要な計算式とは?
第15回:内装工事の減価償却方法と税金について
第16回:内装工事の耐用年数と減価償却について
第17回:賃貸物件でもかかる固定資産税について
第18回:店鋪・飲食店開業前にやるべき立地、物件選びとは?
第19回:店鋪・飲食店物件の立地戦略その1
第20回:店鋪・飲食店物件の立地戦略その2
第21回:店鋪・飲食店物件の立地戦略その3


mmk







内装工事費は見積り比較をすることで確実に安くなります。あなたの地域の優良内装工事会社をご紹介、当サービスは無料でご利用可能。

内装工事費用を安くする方法


このページの先頭へ