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清潔感のある内装作りで中華料理屋を成功させよう!

外食産業はリーマンショック以降の消費控えにより大きな打撃を受けた。
その後も、低価格競争の激化、若者の”酒離れ”など、依然として厳しい状況が続いている。

そもそも、飲食店自体の存続率自体かなり低く、2年後には50%、5年後には40%、10年後になると5%程度しか存続できないとも言われ、10年の間に95%の飲食店が廃業を余儀なくされるのが現実だ。

安くてボリューミーな中華料理屋でも、大きく成功を収める経営者がいる一方で、数年と持たず廃業する店もあり、他の業界と同様、二極化の傾向が著しい。

外食大手をはじめ、様々な業態の店が創意工夫をし、なんとか生き残ろうとしている今、中華料理店は「内装」を見直すことによって、活路を見出すことができるのでは?と考えている。

これから、開業し絶対に成功したい…。
味に自信があるのに、なかなか売り上げが伸びない…。
メニューを見直して工夫しているのにも関わらず、客足が遠のいている…。

こんな経営者の方はぜひ、今回の記事を参考にしていただき、成功のきっかけを掴んでいただければ幸いである。

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なぜ中華料理店の床はベタベタしているのか?

中華料理店に入った時に、多くのお客様が感じるのは「床のベタつき」だ。

もちろん、床の清掃を徹底し清潔に保っているというお店もあるのは事実だが、一般的な方々の中華料理店に対する印象は「床がベタつき、小汚いのが中華料理屋だ」というものではないだろうか。

例えば、一般的に「清潔で、高級感がある」というイメージの日本料理店、割烹料理店などと比較した時、お世辞にも中華料理店の店内が床の隅々まで清掃が行き届いているとは言い難い。

そもそも、なぜ中華料理店の床は汚れでベタついているのだろうか?

その理由としてあげられるのは、中華料理というジャンルそのものにおいて炒め物を中心とした数多くの油を多用するメニューが存在する点が考えられる。

高火力の中華鍋でたっぷりの油を使って作る熱々さとボリューム感が中華料理の魅力だが、お客様へサーブする際にどんなに気をつけても皿から油を含んだタレが溢れて滴ってしまう。

また気化した油分が店内に攪拌され、床や壁、照明やインテリアなどに付着する。
その結果、ベタつきが発生し、ほこりなどが付着しやすいというのが主な理由だ。

その他にも、一般的なイメージとして「中華料理店は汚れているもの」という感覚があるため、店側のスタンスとしても、そこまで清潔感にこだわっていないという理由もあるだろう。

中華料理店の床がべたついている理由をまとめると、そもそも、他の料理に比べて油の使用量が多く汚れやすいこと。店側の意識として清掃をおろそかにするといった習慣がすでにあることがあげられる。

中華料理は確かにとても美味しい。炒め物はとにかく白いご飯との相性も最高だ。
でも美味しければ店の床のベタつきなんて気にならない!とはならないだろう。
店内の清潔感は、衛生的な観点においても非常に重要なことである。

そして、このような中華料理店のイメージを適切に払拭することができれば、これまで中華料理店自体を食わず嫌いしていた女性客や、ファミリー層などを積極的に呼び込むことができると考えられないだろうか。

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繁盛店の共通店は味と清潔感!

数年で数多くの飲食店が廃業を迫られる中、数十年以上続く中華料理の名店はどのようにお客様からの支持を獲得し、キープし続けることができているのだろうか?

中華料理の名店の特徴をいくつか分析してみると、大きく分けて2つの理由があるようだ。

1つ目は、「とにかく味が美味い」ということ。そして、2つ目は「味と清潔感、高級感など一般的な料理店との差別化ができている」ということがある。

1つ目の「とにかく味が美味い」名店については、テレビなどでもよく見かけるかもしれないが「店内は汚いし、無愛想で。でも味がとにかくうまい!」といういわゆる”汚な美味い”店である。

お世辞にもお店の中は綺麗とは言えないけれど、そんなことは気にならないくらい美味しい料理を提供することでお客様を魅了しているのである。

2つ目の「味は当然のことながら、同時に清潔感、高級感など一般的な中華料理店との差別化ができている」名店についてだ。1つ目の場合とは異なり、味だけではなく店内の内装や高級感など付加価値をうまく醸成することにより、一般的な中華料理店とは異なる客層からの支持を得ているというスタイルだ。

現状の中華料理店で成功している例としては上記のように、2極化していると行っても過言ではない。
ここで、少し想像していただきたいことがある。
あなたは、中流の中華料理店というものを知っているだろうか?

例えば居酒屋などの場合、
一品300円均一メニューを提供する格安店
一品500〜1000円程度の一般店
一品1000円〜2000円程度の中流店
一品3000円〜数万円するような高級店
などがある。

居酒屋など他の業態の場合は非常に価格の幅が広く、提供するサービスについてもかなり幅があるのが現状である。

しかし、中華料理はというと大手有名チェーンなどのいわゆる”安くて美味い”中華料理店があり、次に続くのは、円卓を囲み、干しアワビ、フカヒレ、ツバメの巣などを食す高級中華料理店ではないだろうか?

中華料理店のマーケットには現状、中級クラスをターゲットにしているスタイルが少なく、あまり認知されていない。
この辺りをいかにして実現していくのか?というのが、今回紹介する内装の効果と言えるのではないだろうか。

当然のことながら「綺麗な中華料理店で食事がしたい」と考える客層は必ずいるはずだ。
「中華料理は不衛生でちょっと‥」と敬遠している層を内装の工夫、清潔感の醸成で取り込んでいくような新しいスタイルの創出が競争が激化していく飲食業界において重要になってくることは間違いない。

中華といえば「安くて、美味くて、汚い」、「中華といえば、超高級料理」という2択ではない選択肢を作ることがこれから求められてくるのではないだろうか。

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清潔感のある内装デザインのコツ

清潔感のある内装

ここまでで、中華料理店の清潔感の重要性について紹介してきた。
ここでは、油をたくさん使い汚れやすい中華料理を、いかにして清潔にしていくのかという内装デザインのコツについて紹介する。

清潔感のある内装作りのためには、当然ながら実際に店内が清潔でなければならず、見た目だけとりあえず清潔に見えれば良いと言うこと話では決してない。

飲食店を営み、お客様の体の中に入る食事を提供する以上、店内の隅々に至るまで見た目以上に清潔であることが要求される。

そのためにはまず、内装デザインや内装の工夫によって、そもそも汚れない店舗作りをしていくことが重要で、そのためには厨房のデザインや仕組みに工夫が必要となる。

例えば、厨房とホールの区切り位置にエアーカーテンを設置し、厨房の空気がホールに回らないような工夫をしたり、レンジフードをワンランク上のものにするなどの機材を利用した工夫もあるだろう。

また、厨房の設計に詳しい内装デザイン会社などの場合であれば、温度と空気の流れを調整することにより、料理の際に出た煙を漏らすことなく吸気するといった構造設計も可能なこともある。

方法は様々あるが、いずれにせよ”まずは店内を汚さない”ための工夫が必要だ。

そして、この工夫ができたあとは、汚れがつきにくい、汚れが落ちやすくする工夫が必要となる。

近年、様々な分野で機能性素材の開発が行われており、これまでなかった優れた内装素材が揃っている。
例えば、汚れがつきにくく、簡単な掃除で綺麗にすることができる”汚れ防止機能”を持った機能性壁紙や、油汚れの吸着を抑える床材などがある。

内装設計によって、汚れが拡散しづらくした上で、これらの機能性素材を使うことによってこれまでの中華料理店とは一線を画す清潔な店内を実現することが可能となる。

このような内装的な対策を行った上で、さらに汚れが目立たず、清潔なイメージを与える内装を施すことによってさらにその効果は増す。

例えば、清潔感を象徴する色としては”白”が知られているが、これらの色を店内に配置することによって清潔なイメージを与えることができる。

とはいえ、必ずしも店の理想とするイメージと合致しないこともあるだろう。
その時は白ではなく「生成り」などのカラーがおすすめだ。

生成りは英語でoff white(オフホワイト)などとも呼ばれるが、少し黄色がかった優しい白色のことで、適度な清潔感をアピールできる上に、店全体の雰囲気も損なわないので何かと便利なカラーだ。
また、中華といえば赤というイメージもあるが、白系の色はどのようなカラーとも相性がいいため取り入れやすいと行ったメリットもある。

こういった壁や床等の色に加え、照明の色も清潔感をアピールする上で非常に重要な要素とされている。
色については白色系の明るい電球よりも、白熱灯のような暖色系の照明が適している。

また、暖色系の照明は、ちょっとした油汚れなどをカバーしてくれる上に、卓の上に出された料理をより美味しく見せてくれる効果が期待できるからだ。

さらに、少し暗めのライティングにすれば細かな汚れなどが目立ちにくくなり、空間に奥行き出るので広く落ち着く雰囲気になる。

このように清潔に見せる”コツ”をしっかり抑え、内装をしっかりと作っていくことによって、油を多用する中華料理店においても清潔で、落ち着きのある店内を作ることは可能なのだ。

とはいえ、忘れては行けないことは、実際にお客様にお出しする料理を扱う厨房そのもののも、清潔に保ち、見栄えだけではなく本当の意味で清潔感のある店を目指すべきだという点については言うまでもない。

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中華料理店の内装にかかる費用

ここまでで、中華料理店にとっていかに清潔感が重要であるか、また、清潔感のある内装を実現するためのコツについて紹介してきた。

では、具体的に内装工事のイメージが湧いてきた方のために、内装工事にかかる費用について紹介しておきたい。

中華料理店の内装工事にかかる費用は、店舗の面積や、使用する素材、デザイン料など様々な要素で決まるため、あくまでも相場と行った意味でご理解いただきたい。
中華料理店の内装工事を全面行った場合の費用は、一般的に坪単価20万円〜30万円程度となるケースが多い。

また、改装の場合と、新規の場合の違いとしては、廃材処理にかかる費用がある。
改装の場合であれば、当然ながら廃材処理費用がかかるため、内装の総額+10万円程度の費用がかかってくるのでその点については注意していただきたい。

実際に見積もりを依頼する場合は、あらかじめ、どのような内装にしたいかを実際の店舗などを参考にしてイメージを固めておくと良いだろう。
そうすることによって、必要となる費用の目安も算出しやすくなる上に、やりとり自体をスムーズに進めることができる。

信頼できる内装業者を選ぶには?

中華料理店内装

最後に、内装業者選びの話にも少し触れておきたい。

どんなに優れた内装のイメージがあっても、それを実現するのは結局のところ内装業者だ。
したがって、良い内装を作っていくためにまずやらなければいけないこととしては、”正しく内装業者を選ぶ”事だろう。

内装業者選びにおいて、まず注目していただきたい部分は実績だ。
簡単な話だが、どんなに口がうまくても過去の実績がなければ信頼することはできない。
したがって、ホームページやパンフレット、また、営業が持参する資料などで実績について確認しよう。

次に注目していただきたいのは、内装業者の折衝先のコミュニケーション力だ。
これも簡単な話ではあるが、イメージをすり合わせて形にしていく内装工事において、仮に腕がよく優れた内装業者であってもコミュニケーションが円滑に取れなければ理想の内装を実現することは難しい。
したがって、やりとりをしていく中で「意思疎通ができていない」「なんとなく馬が合わない」と感じた場合は担当を変更してもらったり、業者自体を見直すと言うことも必要なことと言えるのではないだろうか。

また、利益率が低めの飲食業界の場合、投資を最小限にしたいと言う気持ちから、価格を重視して業者選びをする方が多い。

しかし、内装業者を選ぶ際には安易に「安いから」と言う理由で即決せず、真にクライアントの理想とする内装の実現に親身になって寄り添ってくれる内装業者を見極め選ぶことが、引いては、売り上げ利益の向上につながり、投資以上の価値を生み出してくれると言う点については改めて、冷静に考えていただきたいポイントである。

味はもちろん、清潔感のある内装で成功を目指そう!

今回は中華料理屋を成功させるために、清潔感、内装と言うキーワードで徹底的に解説をしてきた。

中華料理をはじめとした飲食店において味は最も重要な要素だ。
しかし、床がベタついているような不衛生な環境の店内で食事をしたいと思うお客様はおそらくいないだろう。

「店の内装は汚いが、味がとにかくうまい」という街の声は、裏を返せば「店の内装が綺麗で、味もとにかくうまい店なら尚良い」ということになる。

今回の記事を参考にしていただき、一般的な中華料理のイメージで入店を躊躇していたお客様の胃袋を掴み、お店の成功を目指してみよう。

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