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経営者向け蕎麦屋の内装工事費の坪単価と相場観について

これから新たに蕎麦屋をオープンしようとする新規経営者にとって、内装工事費は最も気になる費用項目ではないだろうか?何故なら内装工事費は開業費用の中でも大きな割合を占める重要な項目だからだ。

ただ、内装工事を含め建築業界の見積書は難解で、素人にとって意味不明な言語が並んでいるかのように見えてしまうのも事実だ。しかし、そこから逃げてはいけない。工事項目とその価格をしっかりと理解しなければ、自分のが納得できる金額での内装は実現しないだろう。

今回は、蕎麦屋の新規オーナーのために、実際の見積書をベースに難解な見積書を解説していく。

内装工事においてオーナーがするべきこととは?

内装工事においてオーナーがするべきことは単純明快だ。①見積書を提出してもらう。→②内容をチェックする。→③修正の指示をする。この3ステップを繰り返すことで、費用を適正化させ、予算内に収めていくのだ。

ただ、ある程度の知識がなければ②から③の流れを実践するのは難しいだろう。見積書に記載されている工事項目がどの様な工事で、その工事にどの程度の費用が必要かをしっかりと把握する必要があるし、蕎麦屋の内装費の相場感も把握しておかなければならない。 下記に実際の見積書を公開するので参照頂きたい。

 

蕎麦屋の内装工事見積書を公開

蕎麦屋の内装工事見積額
<見積書>

上記は20坪の蕎麦屋の内装工事の見積書となる。工事金額が約460万円、坪単価23万円程度となる。一般的な相場より若干安くなっている。理由は後述する。それでは各工事項目について、重要と思われる部分を下記にそれぞれ説明させて頂く。

 

軽量鉄骨、ボード工事

軽量鉄骨とは壁の素材となる石膏ボードを支える鉄製の骨組みのことを言う。安価で施工性が高いのでRC造や鉄骨造の建物でよく使われている。階高によって断面の大きさが変わってくる。ボードとは石膏ボードのことで、通常は2重貼りとなる。防火区画部分などでは厚みが増すので費用は上がってしまう。総じて工事費用としては5,000円/㎡程度と把握してもらえば良いだろう。

 

建具工事

建具工事は扉や窓などの設置工事費用となる。鉄かアルミか木で費用は変わってくるが、蕎麦屋の場合は木製が殆どなので、今回は木製建具を想定する。扉については表面の素材によって費用が大きく変わる。ガラスにすれば当然高くなるし、フラッシュ(パネル等で目隠し)であれば費用を抑えることができる。一般的な蕎麦屋であれば、20,000〜30,000円/㎡程度の費用を見込むのが良いだろう。

 

造作工事

造作工事は現場で大工さんが施工するカウンターや棚などの工事費用となる。通常の蕎麦屋であれば20坪の規模で50万円以上は必要となるだろう。

 

内装工事

内装工事は内装の仕上げ工事だ。床であればビニールタイル、壁であればビニールクロス、天井であれば塗装やビニールクロスが一般的だ。蕎麦屋であれば和風テイストを出すために木調のシートを貼ることも多い。本格的に雰囲気を出したいならツキ板と言われる。本物の木を薄く削ってそれを合板に貼り付けた素材を使うこともある。但しコストアップの原因となるので、箇所を絞って効果的に使うことが重要だ。一般的な蕎麦屋の場合、内装工事費は4,000〜6,000円/㎡程度と覚えておこう。

 

塗装工事

塗装工事は特殊作業なので内装工事とわけることが多い。蕎麦屋の場合は壁の一部を手仕事の残る土壁風の塗装仕上げにすることがある。また、外観の塗装もここに含まれる。内装であれば1,000円/㎡〜、外壁であれば3,000円/㎡〜は必要となる。

 

電気工事、空調工事、ガズ工事等

電気工事や空調工事等は、20坪であれば見積書に記載された程度の費用は見込んでおこう。お店を成立させるために必ず必要となる工事で、費用もなかなか下がらない傾向にある。

 

防水工事

防水工事は、下階にテナントなどの部屋がある場合、厨房部分で水が下に漏れないために施す工事だ。ブロック等で厨房周囲に立ち上がりを作り、防水性の高い塗装で仕上げていく。特殊工事なので単価は高めで15,000円/㎡〜はみておこう。

 

サイン工事

サイン工事は外観に設置す看板の工事だ。最近は派手で大規模な看板はあまり流行る傾向では無い。金属プレートを切り抜いた切り文字でさらっと仕上げるのが流行りだ。照明等も合わせて100,000円以下で充分に格好の良いものができると考えて良いだろう。

 

内装工事費を下げる方法とは?

まずは内装工事費を下げるとは、どの様なことを意味するのかしっかりと理解しよう。単純に仕上げのグレードを下げたり、上記の工事項目を削っていけば、いとも簡単に工事費を下げることができてしまう。

しかし、果たしてそれで納得のいく内装が仕上がるだろうか?やはり最も良いのは理想の計画案のまま見積額を下げることだろう。そのための方法として有効なのが複数の業者に見積を取り比較することだ。競争原理を働かせることで、各業者はそれぞれの経験や技術力、ネットワークを基にコストを抑える工夫をしてくれる。どうしても受注したい業者であれば、自社の利益を削ることも厭わないだろう。見積り比較こそ、工事を発注するあなたにとって、最も効率的で確実に工事費を下げる方法なのである。

上述した見積り書も見積り比較によりでてきた金額だ。通常であれば坪単価26〜29万円かかるところを23万円で実施できてしまうのだ。工事価格で言えば60万円以上の価格差が生じることになる。

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まとめ

今回の記事で蕎麦屋の内装工事費用の相場感を掴んて頂けたと思う。この知識を基に見積り比較を実践して頂けば内装工事を適正化し、さらに安くしていくことは難しくは無いだろう。

お客様が喜んで頂ける空間を作り上げるためにもまずは第一歩を踏み出して頂きたい。

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